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[Gamescom]「Modern Warfare 2」のアートワークが描かれたActivision-Blizzardの巨大ブースの中には何が展示されていたのかを探る
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印刷2009/08/21 12:16

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[Gamescom]「Modern Warfare 2」のアートワークが描かれたActivision-Blizzardの巨大ブースの中には何が展示されていたのかを探る

 「Call of duty: Modern Warfare 2」「Diablo III」,そして「StarCraft 2」という夢のような布陣でGamescomに臨んだのが,北米の大手ゲームメーカー,Activision-Blizzardだ。
 さらに,Guitar Heroシリーズや「DJ Hero」などのメガヒットのカジュアルゲームもプレイアブル展示されているので,ケルンメッセの第6ホールに設けられた同社の巨大なブースは,本日(8月20日)から入り始めた一般来場客によって二重三重に取り囲まれるというカオス状態。我々メディアが近づくこともままならない感じだが,近づかないと仕事にならないのがつらいところだ。

画像集#002のサムネイル/[Gamescom]「Modern Warfare 2」のアートワークが描かれたActivision-Blizzardの巨大ブースの中には何が展示されていたのかを探る

 というわけで,「Modern Warfare 2ブースの中では何が展示されていたのか」をお伝えしよう。昨年(2008年)のGames Conventionsでは,「Call of Duty: World at War」のマルチプレイがプレイアブル状態で展示されていたので,今年はいち早くModern Warfared 2が遊べるかも知れない,いいなあドイツの人。と思ったのだが,結果からいうと,展示されていたのはムービーで,それも2009年6月に開催されたE3のMicrosoftカンファレンスで上映されたもののロングバージョンだ。なあんだ,なんて思ってはいけない。ここでムービーの内容を簡単に紹介しようと思う。

画像集#003のサムネイル/[Gamescom]「Modern Warfare 2」のアートワークが描かれたActivision-Blizzardの巨大ブースの中には何が展示されていたのかを探る

 オープニングは雪と氷に覆われたカザフスタンの山中だ。岩棚に腰を下ろしているのは,SASの“Soap”MacTavish大尉で,もちろん,前作「Call of Duty 4: Modern Warfare」の主人公の一人だが,こんな顔してたのね。彼はプレイヤーキャラクターのことを“Roach”と呼んでおり,これは本作の主人公であるGary Sanderson軍曹のあだ名となる。
 二人はおよそ接近不可能と思われている崖を登坂し,ロシア軍の秘密基地に潜入しようとしているのだ。目的はACSモジュールを回収することだが,それがなんなのかよく分からない。
 凍った崖を登るために使うのは両手に持ったハンマーで,先を鋭く尖らせてある。これを交互に氷に打ち込んで昇っていくのだ。ハンマーが打ち込まれると氷にヒビがどんどん広がり,そのままにしておくと抜けて落下してしまいそうだ。

画像集#004のサムネイル/[Gamescom]「Modern Warfare 2」のアートワークが描かれたActivision-Blizzardの巨大ブースの中には何が展示されていたのかを探る

 ジャンプに失敗して落下しそうになり,危うくMacTavish大尉に助けられるといったヒヤヒヤシーンを経て,二人はついに山頂に到着する。ここからは,持ち物をハンマーからアサルトライフルに替えて前進を再開する。歩哨を次々に倒しながら進んでいく二人だが,やがて風が強くなり視界が遮られてしまう。このままでは出会い頭に敵に遭遇する可能性もあって危険だ。というわけで登場したのが「ハートビートセンサー」。これで敵の居所を確認しながら,スニーク主体でときどきサイレンサー付きの銃を使いつつ,目標ポイントに接近するのだ。なんとなく,ハートビートセンサーはほかにもいろいろな場面で登場しそうな気がするが,どうだろう。

 前作同様,HUDは最小限であり,スクリーンの中心にレティクル,右下にコンパス。そのわきに自分が伏せているか,中腰か,あるいは立っているかを示すアイコンが表示される程度だ。ただし味方のいる位置や,目的地までの距離などは必要に応じて出てくる。
 途中,燃料タンクにC4を設置したりしながら,目標の建物に侵入し,MacTavish大尉を階下に残し,二階に置いてあった,なんだかよく分からないACSモジュールの回収に成功する。ここから展開が急にあわただしくなる。

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 ロシア語の怒号が鳴り響き,たくさんの人間が移動する気配を感じて一階に向かうRoachだったが,すでにたくさんのロシア兵に銃を突きつけられたMacTavish大尉は両手を上げている。どうする? もちろん,先ほど仕掛けたC4を遠隔操作で爆発させ,その混乱に乗じて逃げ出すのだ。
 先ほどまでのゆっくりした展開とは打って変わって,ここではアクションの連続だ。この演出の巧みさが,Call of Dutyシリーズの真骨頂であり,それは本作でも変わっていない。
 ちなみに,ヘルスが自動回復するところや所定にポイントに移動するまで敵が次々にでてくるところなどは前作同様だ。最新作だからって,変える必要のないところはそのままでいいということだろう。

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 最後はスノーモービルを奪って山をくだり,追跡してくる敵兵やヘリコプターなどを相手にした激しいカーチェイス(スノーモービルだが)になる。スクリーンが非常に大きいことも手伝って,スピード感は抜群で目が回る。木立や障害物を避けて走りながら片手で銃を撃ち,ロシア兵の乗ったスノーモービルを次々に吹き飛ばしていく。
 回収のために味方のヘリコプターが飛来している場所は,深い谷の向こうだ。思い切り斜面を下って勢いをつけ,大ジャンプを決めよう……って,失敗。Roach死亡。
 ……ここで気がついたのだが,スクリーンに映し出されていたのはムービーではなく,前のほうに座った担当者によるプレイのライブだったのだ。ゴッドモードにはなっているのだろうが,それにしても上手である。
 例によって,戦争に関する有名人の格言が表示されたあと,チェックポイントからリスタート。今度はジャンプに成功し,MacTavishとRoachの二人は見事任務を達成した。

 目まぐるしく変わる展開と,迫力あるシューティングシーンが見事なムービー,じゃなくてデモプレイ。筆者同様,プレイアブル展示を期待していた人にとっては残念だったが,レベルの高いアクション映画を見るような15分間は十分に価値のある時間だった。

Gamecomにあわせて公開された2点の新画像
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