韓国KOG，リアルさを追求するオンライン対戦アクション「Fighters Club」を公開

　「Grand Chase」や「El Sword」などを開発したデベロッパKOGが，オンライン対戦アクション「Fighters Club」を公開した。


　「Fighters Club」は，3年6か月間にわたって開発されてきた作品で，アーケード用の格闘ゲームに劣らない操作感に，オンラインゲームならではの特性が加えられているという。DSK（Digital Stick Keyboard）という独特の操作システムにより，パッドなどがない環境でもアーケードに近い操作感覚で，キャラクターを8方向に操作できるという。攻撃や防御は，上段/中段/下段に分かれている。

　本作は，部位破壊/カスタマイズ/キャラクター成長といったシステムなどが導入されており，既存の対戦アクションゲームとの差別化が図られているとのこと。
　その一つである部位破壊システムは，ただ相手の体力を減少させて勝利をするといったタイプとは異なるシステムで，特定部位にダメージが累積していくと，その部位が破壊されてしまうというものだ。これにより有利/不利の発生はもちろん，破壊した部位をさらに攻撃するのか，防御を固めるであろうその部位を避けてほかの部位を狙うのかといった，より戦略的な戦いが楽しめるわけだ。
　また，キャラクター成長システムにより，RPG的な育成要素が楽しめる。こういったタイプの対戦アクションゲームは普通，対等な条件で展開されていくものだが，本作では能力値などが設定されたバッジをプレイヤーキャラクターに装着させることで，有利に戦闘が進められるといったシステムになっている。いわゆるRPGでいう武器/防具のような装備品で，成長の度合いにより装着できるようになるそうだ。
　キャラクターのカスタマイズは，服装だけでなく染色や入れ墨などもあり，自分だけのキャラクターの個性をより強調できるシステムになっている。


　このほか本作は，1人vs.1人はもちろん最大3人vs.3人のオンライン対戦が可能となっている。また初心者プレイヤーのためのチュートリアルと練習モード，さまざまなミッションモードが用意され，ゲームシステムの理解を促してくれるのも特徴だ。戦闘時には，ステージ上にあるオブジェクトを利用できるといった，リアルな戦いを演出できるギミックも用意されているという。

　サービス当初は5種類のキャラクターが登場する予定とのこと。これらのキャラクターは，既存のゲームのような特定の武術で戦うといったスタイルではないようだ。

　KOGはまもなく韓国で始まるクローズドβテストを経て，早ければ夏前にオープンβテストを始める予定。E-Sports化といった展開も考えているとのことだ。