プロトタイプから,Xbox 360用ソフト「
タイムリープ」が
6月25日に発売される。価格は6720円(税込)。
本作は,2007年にフロントウイングより発売されたPC用恋愛アドベンチャーのXbox 360版。自然溢れる海に面した静かな町,「浜ヶ瀬」の夏を舞台に,個性豊かな五人のヒロイン達との恋愛を体験できる。
Story ストーリー
尾道市の市街を挟んで、瀬戸内海に浮かぶ島。
主人公はここで生まれ育った。
小さいころ両親と別れ、この神社で同じような境遇のみんなと家族同然に過ごしてきた。
そして、今年も夏がやってきた。
いつも以上に楽しく毎日を過ごしていた。
ある朝、境内に一人の少女が倒れていることを
発見する。
――その少女とは…
ゲームの特徴は,3Dで描かれた魅力的なキャラクター達。セリフに合わせた表情の変化はもちろん,前かがみになったり,髪を触ったりと,キャラクターごとに異なるさまざまな仕草によって,キャラクターそれぞれの個性や気持ちをより深く感じられる。
Xbox 360版では,ヒロイン達との物語をさらに深く描き込んだシナリオやイベントを加筆。これに合わせてグラフィックスも追加されているほか,PC版ではムービーが流れるだけだったイベントシーンも,移植にあたって新たにリアルタイムCGに描き直されている。
また,PC版で好評だったベンチマークソフト
「タイムリープぶーとべんち」を,Xbox 360版ではおまけモードとして搭載。カメラのアングルをある程度自由に動かせるので,アップにして表情を楽しんだり,カメラを引いて全身を映し,ダンスを堪能したりすることもできる。
本作では選択肢が出現するのはオープニングのみで,ここでの選択によってどのルートに入るかが決まる。選択肢を選ぶことによってヒロインの好感度が変化し,その合計値が一番高いヒロインのルートヘ突入するのだ。ヒロインの一人“あゆむ”がタイムリープしてきたところで分岐が確定し,それ以降は選択肢が出現しない。
各ヒロインの攻略ルートに入ってからは,アニメーションを見るような感覚で物語に集中できる。また,キャラクターによっては最初からシナリオが出現せず,中にはある条件をクリアしなければ見られないものも。
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Characters キャラクター
■長瀬 歩(ながせ あゆむ)
「あんたがなんとかしなさいよね」
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浜ヶ瀬学園(はまがせがくえん)3年生。
同居している主人公たちを支える中心的な存在で、“歩姉”と呼ばれている。
浜ヶ瀬神社の孫娘。成績優秀、スポーツ万能。
性格はかなり怒りっぽく、たまに理不尽。必殺技はかかと落とし。
見た目もよく学園では人気が高い。今までに男子から告白された人数は38人だが、付き合った人数はゼロ。好みの男性のタイプは年上の頼れるタイプで、年下には興味がないとのことだが…。
■あゆむ
「どんなことをしたら信じてくれるの?」
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主人公達の前に突然現れた『過去』の歩。みんなから“あゆ”と呼ばれている。本人もなぜこの時代に来たのかはわからない。
『現在』の歩より更に強気で短気。歩とよく衝突している。
何事もそつなくこなすことができる万能タイプで、必要な場合は非常に上手く立ち回れる。
表面上は強がっているが、時間跳躍という突然の事態に内心では見知らぬ時代(未来)での暮らしに対する不安を抱えている。
■葉山 悠(はやま ゆう)
「私は元気だから、すっごく元気!」
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浜ヶ瀬学園(はまがせ がくえん)2年生。
主人公と共に浜ヶ瀬神社に住んでいる、同い年の幼馴染。
みんなから可愛がられる妹的な存在で、主人公のことを『お兄ちゃん』と呼んで慕っている。
大人しく、引っ込み思案な性格で、やや寂しがりやな一面も。
運動は少し苦手で、炊事洗濯など家庭的なことがとても得意。
遥とは年が離れているが、大の仲良しである。
■川澄 遥(かわすみ はるか)
「私は結構お似合いだと思うけどな」
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浜ヶ瀬学園(はまがせがくえん)の史学教師で、主人公と悠のクラスの担任。8年ほど前から浜ヶ瀬神社で暮らすことになった、みんなのお姉さん。
物腰の柔らかい気さくな性格だが、譲れない大切なことには頑固になることも。
主人公、歩、悠の三人を弟妹のように可愛がっており、なぜか主人公と悠の仲を取り持とうとする。
それをネタに主人公たちをからかうのが趣味。
料理が得意で、一家の炊事を悠と共に担当している。
■東雲 こもも(しののめ こもも)
「私、今なにか変なこといいましたか?」
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浜ヶ瀬学園(はまがせがくえん)1年生。
越前屋久光のお付きをしている住み込みのメイドさん。
失敗ばかりで学校の成績も低く、いいところナシの劣等生。
そのせいで、普段から久光に怒られている。
だがドジっ子ながらも本人は健気に努力を積み重ねていて、少しもへこたれることなく今日もメイドとして精進している。
古びた青いハンカチを大事にしている。
■越前屋 久光(えちぜんや ひさみつ)
「これは運命だろう。ああ、そうに違いない」
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浜ヶ瀬学園(はまがせがくえん)2年生。
越前屋家の御曹司で、こももの主人。自尊心が高くワガママ。
歩のことが大好きで、歩を自分付きのメイドにしようと付きまとっているが、全く相手にされていない。
コミカルで意外と憎めない性格だが、みんなから嫌われている。
■じっちゃん
「すまんが、ちょっと頼まれてくれんか?」
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浜ヶ瀬神社(はまがせじんじゃ)の神主。
歩の祖父であり、身よりない主人公たちを引き取って育てている。
普段は優しいが、怒ると怖い。
誠司達に神社の手伝いをさせて、不在なことが多い。
■風太(ふうた)
「うん、任せてくれってっ!」
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主人公達と共に浜ヶ瀬神社に住んでいる。
とにかく元気で素直、そしてワンパク。そのおかげで不用意な発言や行動を起こし、歩に怒られることも多い。
いたずら好きの面もあり、歩目当てに神社にやって来る久光を落とし穴に落とすなどして撃退・退治することを心から楽しみにしている。
■さくら
「わたし、そんな子供じゃないもん」
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主人公達と共に浜ヶ瀬神社に住んでいる。
最年少で長瀬家の“末っ子”。家族みんなから可愛がられている。
風太と一緒にいることが多い。落ち込んでいる人にアメ玉をあげてなぐさめるというやさしい性格の持ち主。だが歩の影響なのか、久光に対しては風太と一緒になって容赦なく攻撃を加えたりもする。