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[TGS 2012]世界初公開のTGSバージョンで,ウワサの“自由切断”を満喫! 「メタルギア ライジング リベンジェンス」のプレイレポートをお届け
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印刷2012/09/20 11:58

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[TGS 2012]世界初公開のTGSバージョンで,ウワサの“自由切断”を満喫! 「メタルギア ライジング リベンジェンス」のプレイレポートをお届け

画像集#012のサムネイル/[TGS 2012]世界初公開のTGSバージョンで,ウワサの“自由切断”を満喫! 「メタルギア ライジング リベンジェンス」のプレイレポートをお届け
 本日(2012年9月20日)開幕した東京ゲームショウ2012のKONAMIブースで,ファン待望のシリーズ最新作「メタルギア ライジング リベンジェンス」がプレイアブル展示されていた。今回,同ブースでは2種類のプレイアブルデモが出展されており,1つはE3 2012で展示されていたのと同内容で日本語音声・字幕にローカライズされたもの。そしてもう1つが,今回,初公開となる東京ゲームショウ向けの新バージョンだ。

 一般向けとしては国内で初めての公開となる本作のプレイアブルデモだが,今回はこのTGSバージョンをプレイしてみたので,さっそくそのプレイフィールをお伝えしよう。なお,E3バージョンのプレイレポートについては,「こちら」の記事を合わせて参照していただきたい。

画像集#014のサムネイル/[TGS 2012]世界初公開のTGSバージョンで,ウワサの“自由切断”を満喫! 「メタルギア ライジング リベンジェンス」のプレイレポートをお届け 画像集#015のサムネイル/[TGS 2012]世界初公開のTGSバージョンで,ウワサの“自由切断”を満喫! 「メタルギア ライジング リベンジェンス」のプレイレポートをお届け

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「メタルギア ライジング リベンジェンス」公式サイト


 本作の舞台となるのは,「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」から4年後の世界。前作の「ガンズ オブ ザ パトリオット」事件でその使命を果たした雷電だが,現在は民間軍事警備会社,“マヴェリック・セキュリティ・コンサルティング”で要人警護や国軍の訓練などを請け負っている。本作では,そんな彼が再び戦いに赴く姿が描かれる。

 今回出展されているTGSバージョンのデモは,まずVR空間(仮想空間)でのバーチャルトレーニングからスタートする。実戦に赴く前に,ここで移動や攻撃方法,カメラの操作,そして本作のキモである高周波ブレードによる“自由切断”の基礎を学べるのだ。それぞれの操作方法に関しては,上述のE3バージョンのプレイレポートでも紹介しているが,改めて確認しておくと以下のとおりとなっている。

移動:左アナログスティック
カメラ視点操作:右アナログスティック
ジャンプ:×ボタン
弱攻撃:△ボタン
強攻撃:□ボタン

ブレードモードの発動:L1ボタン
ニンジャラン:R1ボタン+左アナログスティック

サブウェポン選択:左右方向キー
仲間との無線通信:SELECTボタン

 ボタンの組み合わせによる連続技や,敵の攻撃を受け流す“シノギ”など,細かい操作はほかにもあるが,操作上最も重要となるのは,何といってもブレードモードニンジャランの2つ。ブレードモード中は時間の流れが遅くなり,敵に四角いマーカーが表示される。この状態のときに右アナログスティックでブレードの角度を決め,弾くようにスティックを戻すと,狙った場所をスパッと斬れるというわけだ。

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 また,敵に表示された四角いマーカーを狙って自由切断でとどめを刺せれば,敵の体内から自己修復ユニットを引きずり出して奪う“斬奪”のチャンスだ。TGSバージョンのデモでは,斬奪によって雷電の体力と燃料電池ゲージを回復させることができた。

 斬奪を行うには,マーカーを切断して敵を倒した瞬間に○ボタンを押す必要があるのだが,タイミングはなかなかにシビアなので,慣れが必要になりそうだ。ちなみに,バーチャルトレーニング中はブレードモードを使用しても雷電の燃料電池ゲージは減らないが,実戦ではブレードモード中にゲージが減少していくので,チャンスがあれば常に斬奪を狙っていこう。

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 そしてもう1つのニンジャランは,忍者のように素早く移動するというアクションで,障害物を自動的に乗り越えたり,壁を駆け上がったりできる。さらに,ニンジャラン中であれば敵のミサイルを斬り払ったり,スライディング攻撃を仕掛けたりもできるので,戦闘時にはかなりお世話になるはず。加えて,ニンジャランは無制限に使用できる優れものなので,どんどん使っていくのがいいだろう。

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 バーチャルトレーニングで一通りの操作を学んだら,次はいよいよ実戦……だが,その前に1つ,筆者からのアドバイスをお伝えしておきたい。それは,今回のTGSバージョンのデモでは,開始時に“EASY”と“NORMAL”の2つの難度を選べるが,ゲームの腕前に相当の自信がない限り,絶対にEASYモードを選んだほうがいいということ。筆者も,日ごろは「EASYモードを選んだら負け」みたいな考えを持っていたが,今回はブース担当のKONAMIスタッフのアドバイスに従ってEASYモードを選択。その感想は,「NORMALモードだったら即死だぜ……」という感じだ。

 EASYモードでも敵の攻撃が激しく,初めのうちは自由切断による攻撃に手間取っていたのが苦戦の理由だが,結果としてはEASYモードでプレイして大正解。狙ったものを思いどおりに斬れる自由切断を使った攻撃と,本作の開発を担当するプラチナゲームズならではの壮快なアクションを思いっきり堪能できた。これを読んだ人もぜひ,余計なプライドを捨ててEASYモードで遊んでみてほしい。

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 さて,バーチャルトレーニングを終えてミッションが開始されると,超低空飛行で進むステルス機に乗り込んだ雷電が,敵の拠点のある島への接近上陸を試みるというムービーシーンが流れる。仲間との無線通信を終えた雷電がミサイルのように射出され,砂浜に上陸したところから,いよいよ作戦開始だ。本作のウリである自由切断では,敵だけなくさまざまな背景オブジェクトを斬ることもできるので,とりあえず目の前に生えている木などを試し切りしてもいいだろう。

 このTGSバージョンのデモでは,敵対する民間軍事警備会社“デスペラード・エンフォースメント”の石油精製プラントへの潜入が目的となる。砂浜の護岸を上がると,さっそく敵のサイボーグが襲いかかってくるので,斬奪でとどめを刺すことを意識しながら,軽く蹴散らしてやろう。すべての敵を倒したら,目の前の建物に侵入。ニンジャランを駆使して2階へと上がり,壊れた廊下を進んでいくと,階下に敵の姿が見えるはずだ。ここで,こっそり敵に近寄り,○ボタンを押すと,2階から忍者のように飛び降りて一撃で敵を仕留められる。そのまま建物を抜けると,目の前に大きな通りが広がっている。

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 大通りを見渡すと,敵のサイボーグが民間人に危害を加えようとしている。急いで駆けつけて救出したいところだが,その前に,建物を出てすぐ右手の箱からロケットランチャーを入手しておこう。このステージは,中央の大通りを挟んで左右に一段高くなった歩道があり,ところどころにある陸橋で行き来できる構造になっている。相手に見つからないように歩道を進んで奇襲を仕掛けるか,広くて戦いやすい大通りを突破するかはプレイヤー次第だ。

 しばらく敵サイボーグを倒しながら大通りを進むと,「METAL GEAR SOLID 4」で登場した2足歩行兵器“月光”が出現。耐久力が高く,遠距離ではミサイル攻撃,近距離ではキックを放ってくる強敵だが,何とか倒して前進すると,今度は少し遠くを月光が巡回しているのが見える。ここで,先ほど入手したロケットランチャーを使って月光を仕留めようとしたのだが,見事に狙いを外してしまい,その後は複数の月光や敵サイボーグが入り乱れての大乱戦に。

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 こうなると,斬奪を狙って回復しようとしても焦って操作を失敗し,ジリ貧に追い込まれてしまう可能性が高い。EASYモードでもこうなのだから,NORMALモードでは何をかいわんやである。筆者が操作する雷電はここであっけなく倒されてしまったが,そっと左右をうかがってさりげなくリスタートし,どうにかこの難所を突破した。次に,大通りの脇にある倉庫のような建物に入ったところでムービーシーンが流れ,通路を進む雷電を狙って,壁を切り裂きながらチェーンソーがうなりを上げて迫る!

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 身を反らせて,間一髪のところで攻撃をかわした雷電を待ち構えていたのは,背中にチェーンソーを装備した,狼のような姿の無人兵器“LQ-84i”だ。先ほど,雷電を狙ってきたのもこいつである。人工知能を搭載し,人間の言葉を話すLQ-84iとの会話シーンのあと,ついに戦闘に突入。LQ-84iは素早い動きでこちらの攻撃をかわしつつ,長い尾を振り回しての攻撃やミサイル攻撃,体当たりからの噛み付き攻撃などを繰り出してくる,かなりの難敵だ。おまけに耐久力が高く,仲間の敵サイボーグを次々と呼び寄せるので始末が悪い。

 このLQ-84iを見事撃破できればTGSバージョンのデモは終了……なのだが,月光に苦戦していた筆者は,またしても敗北を喫し,残念ながらここで時間切れとなってしまった。ただ,負けはしたものの,途中で出てくる敵サイボーグをうまく斬奪で倒し,雷電の体力と燃料電池ゲージを回復させていけば何とか勝てそうに思えたので,これから挑戦する人は,気合を入れて戦いに臨んでほしい。

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 一通りのプレイを終えてみての感想は,自由切断が予想以上に気持ちいいということ。遊ぶ前は,「自由切断といっても,これまでのアクションゲームと大して変わらないんじゃないか」と高をくくっていた筆者だが,プレイ後はすっかり自由切断の虜になってしまった。

 その気持ちよさの秘訣は,狙ったとおりに敵やオブジェクトがバラバラになるところにある。ブレードモード中は燃料電池ゲージが続く限り,何度でも対象を切断できるので,文字どおりみじん切りにしてやることも可能。しかも,相手を細かく刻むほど多くのポイントを稼げ,製品版ではこのポイントを使って雷電の能力を高める要素もあるようだ。

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 この気持ちよさは,とにかく一度プレイしてもらわなければ,すべてをうまく伝えられないので,東京ゲームショウに足を運ぶ予定の人は,ぜひKONAMIブースを訪れて,本作をプレイしてみてほしい。冒頭で述べたとおり,KONAMIブースではこのTGSバージョンのほか,E3バージョンのデモも用意されているので,時間がある人は2回並んで,両方を遊び比べてみるのもアリだろう。

 なお,会場で本作のデモプレイを体験した人には,本作のプレミアムパンフレットカットシール,「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」の“TGS2012限定カード”などがプレゼントされる。いずれも数に限りがあるので,確実に手に入れたい人はぜひお早めに!

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