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[TGS 2009]さまざまな情報が一気に解禁!? 前作をしのぐボリュームの「戦場のヴァルキュリア2」イベントレポートをお届け
なお,戦場のヴァルキュリアはアニメ化もされ,ゲーム版をやっていない人にも,そのクオリティが高く評価されている。
イベントでは,チーフプロデューサーの田中俊太郎氏と,プロデューサーの本山真二氏がステージに立ち,プレゼンを行ったので,本稿ではそのときの模様をお伝えしていこう。
田中氏はまず,前作の「戦場のヴァルキュリア」は,淡い水彩画のようなグラフィックスと戦略的な戦闘システムが高い評価を受けたと,同作の魅力を語り,続編となる今作では,前作の良いところを残しつつも新作としての要素がてんこ盛りであると,戦場のヴァルキュリア2をアピール。
ちなみに田中氏は「自分ら(田中氏と本山氏)もデコボココンビですけどね。ヴァルキュリア2に例えるなら,メガネかけてるから僕はゼリかな」と会場の笑いを誘っていた。
お次は,ヒロインのコゼット・コールハース(CV:喜多村英梨)が紹介された。田中氏によるとコゼットは,両親を反乱軍に殺されたというつらい過去を持っているのだが,それを乗り越えて医者になるという夢に向かっているとのこと。そんなコゼットであるが,実は天真爛漫かつあわてんぼうなドジッ子らしい。そういった属性が好きな方には,たまらないキャラクターといえそうだ。
また本山氏曰く,今回は発表されなかったがメインキャラクターはほかにもまだまだいるとのことなので,ファンの方はそちらも期待していてほいしい。
なお田中氏の口からポロっと出たのだが,仲間は30人ほどいるとのことで,「最初は仲の悪かったこの30人が,少しずつ絆を深めていくという物語を楽しんでほしいです」と述べていた。
さらに本作において,欠かすことのできないキャラクターであろうエイリアス(CV:戸松遙)の説明も行われた。エイリアスは,タイトルにもなっているヴァルキュリア人の少女。
残念ながらこのキャラの詳細はこの場では語られなかった。エイリアスが主人公アバンや敵の反乱軍とどのように関わってくるのかが気になる方は,今後の情報公開に期待していてほしい。
続いて,ガリア公国と対立している反乱軍についても明らかにされた。田中氏は「ガッセナール一族は,一応貴族なんですけど,姿形だけ見たらどこが貴族やねん! って感じですよね(笑)。とくに一番右とか(ディルク,CV:保志総一郎)どうなってんだ!」と笑顔で語りつつも,「敵の存在っていうのは非常に大事なので,キャスティングも豪華な声優さんにお願いしています」と,キャラクターに関して妥協のない姿勢を見せた。
前作の魅力はそのままに,あらゆる面でスケールアップ
前作で好評のシステム,ブリッツも健在
本山氏はこのことについて「ハードがPSPになったといっても,本シリーズの根幹をなすブリッツというシステムは,魅力を失っていません」と述べた。またミッションの数は大幅にアップしており,その数は実に100個。前作に比べ4倍ものボリュームアップを遂げているとのこと。さらにグラフィックスについても,水彩画のようなシリーズならではのグラフィックスは,今回もしっかり再現されているとコメントした。
また前作では,兵科が10種類だったのに対し,今回は35種類も用意されているとのことで,前作よりもさらに自分好みのキャラクター作成ができる点も見逃せない。
ボリュームアップはこれだけに留まらず,戦車のパーツやカテゴリも大幅に増えているらしく,組み合わせにすると,その数は実に100万とおりにも200万とおりりにもなる。
前作をめちゃくちゃやり込んだという人も,今作では,さらに時間をかけて楽しむことができそうだ。
さらに今作は,アドホック通信プレイにも対応しており,協力プレイや対戦プレイも好きなだけ楽しめるということだ。詳しい情報は,ここでは明かされなかったが,気になるという人は今後の情報に注目しよう。
また本作のテーマソングを手がけるアーティストとして,CHEMISTRYとのタイアップが発表された。この曲は,ゲームのために書き下ろされた新曲とのことらしいので,今までCHEMISTRYに触れていなかったという方も,本作を通じてCHEMISTRYの楽曲に触れてみてはいかがだろうか。
最後に田中氏は,「戦場のヴァルキュリア2」の予約特典を発表した。特典のタイトルは「ドキュメントオブガリア1936」で,内容は,
(1)特典映像「戦場のヴァルキュリア1936・ガリア戦線回顧録」
(2)先行入手コンテンツ「ゲストキャラクター暗号解読司令書」
(3)「ガリアンジャーナル1936」
(4)「リミテッドサウンドトラック」
となる。
イベントはここで終了したが,最後に本山氏と田中氏からメッセージが送られた。本山氏は「この場で発売日を発表します。2010年,1月21日です。もう言っちゃったんで逃げられませんね(笑)。がんばります。開発は非常に順調で,いい出来になりそうなので,期待していてください!」締めた。田中氏も「戦場のヴァルキュリア2,よろしくお願いします。今日はありがとうございました!」と締めくくった。
発売日も発表され,いよいよ本格的な動きを見せ始めた本作。自宅で思う存分遊べる日は,もう少しだけ先だが,ファンは首を長くして待っていよう。
- 関連タイトル:
戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校
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