連載
スピード感溢れるハンティングアクション「GOD EATER」,高評価でランクインしたその評価に迫る,今週の「読者レビューPickUp!!」
読者レビューランキング 2010.02.22集計版
週刊連載「読者レビューPickUp!!」は,読者レビューの最前線から,今いちばんHOTなタイトルを紹介していく読者参加型企画です。最新の読者レビューランキングと共に,これは! という読者レビューを毎週取り上げていきます。さて,今週は「GOD EATER」と「龍が如く3」をピックアップしています。読んでいるあなたも,これを機会に読者レビューに挑戦してみよう!
※このランキングは,読者レビューの投稿を元に,本連載が独自の集計を行ったものです。(集計対象:投稿数5件以上,発売から1年以内のタイトル,もしくは正式サービス中のオンラインゲーム)
今 | 前 | 変動 | 機種 | ゲーム名 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | - | STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) | 99.932 | |
2 | 2 | - | マビノギ | 95.091 | |
3 | 3 | - | Gears of War 2 | 93.100 | |
4 | 4 | - | LEFT 4 DEAD 2 日本語版 | 91.414 | |
5 | 5 | - | アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 | 89.333 | |
6 | 6 | - | Ys SEVEN | 88.933 | |
7 | 7 | - | New スーパーマリオブラザーズ Wii | 88.500 | |
8 | 8 | - | EVE Online | 87.388 | |
9 | 9 | - | ギルド ウォーズ | 87.050 | |
9 | 9 | - | グランド・セフト・オートIV PC版 【完全日本語版】 | 87.050 | |
10 | 10 | - | シンズ オブ ア ソーラーエンパイア 日本語版 | 85.600 | |
11 | 11 | - | ラスト レムナント | 84.092 | |
12 | 12 | - | 朧村正 | 83.933 | |
13 | 13 | - | 大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜 | 83.865 | |
14 | 14 | - | Master of Epic: The ResonanceAge Universe | 83.726 | |
15 | 15 | - | ファンタジーアース ゼロ | 82.785 | |
16 | 16 | - | OPERATION7 | 82.732 | |
17 | 17 | - | 武装神姫 BATTLE RONDO | 82.267 | |
18 | 18 | - | ファンタシースターポータブル2 | 82.169 | |
19 | 19 | - | KILLZONE 2 | 82.111 | |
20 | 20 | - | 大航海時代 Online | 81.400 | |
21 | 21 | - | Alliance of Valiant Arms | 80.668 | |
22 | 22 | - | 真・女神転生 STRANGE JOURNEY | 80.600 | |
22 | 22 | - | EverQuest | 80.600 | |
23 | 23 | - | 龍が如く3 | 80.500 | |
24 | 24 | - | World of Warcraft | 80.329 | |
25 | 47 | ↑ | MASSIVE ACTION GAME(MAG) | 80.100 |
アッという間に第4週。2月最後の「読者レビューPickUp!!」は,バンダイナムコゲームスのハンティングアクション「GOD EATER」がランクインしました。
「GOD EATER」は,4Gamerでもこれまで幾度となく紹介してきたPSPの注目作です。詳細については,後ほどピックアップにて取り上げたいと思いますが,初登場でランキング29位の79.767ポイントと,なかなかの高評価といっていいでしょう。惜しくもTOP25入りこそ逃しましたが,コミュニティの成熟によってマルチプレイ主体のプレイヤーが増えれば,まだまだ評価は変わってきそうな予感がします。これからの伸びにも期待ですね。
一方,発売後1年経過でランキングから姿を消したのは,Xbox 360版の「スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-」。ランキング上での最終評価は72.267ポイントと,読者レビュー的には“中堅どころの良作”といった位置づけでしょうか。今ではPlayStation 3版も発売されているスターオーシャン4ですが,発売当初はXbox 360専用のRPGとして,多くのプレイヤーを獲得したタイトルでした。
なお,「ストーカー 〜クリアスカイ〜 日本語版」と「龍が如く3」の2タイトルも,同様の理由でまもなくランキングから外れることになります。「ストーカー 〜クリアスカイ〜 日本語版」は,今回「プレゼント付読者レビュー募集タイトル」で取り上げている「ストーカー 〜コール オブ プリピャチ〜 日本語マニュアル付 英語版」へと,そして「龍が如く3」は,3月18日発売の「龍が如く4 伝説を継ぐもの」へと,それぞれの続編に後を引き継ぐことになりそうです。どちらもランクインが楽しみなタイトルですので,皆さんプレイされた後は,ぜひレビューを投稿してみてください。
というわけで,今週のピックアップは新着タイトルから「GOD EATER」と,ランキングから姿を消す前に取り上げておきたい「龍が如く3」をチョイスします。何かと「モンスターハンター」シリーズと比較されることの多い「GOD EATER」,その実力やいかに?
今週のピックアップレビュー
GOD EATER | 79 | ― |
発売元:バンダイナムコエンターテインメント | 発売日:2010/02/04 |
開発元:シフト | 価格:5229円(税込) |
本日の1本目「GOD EATER」は,バンダイナムコゲームスより発売中のハンティングアクションRPGです。巨大なモンスター「アラガミ」に,最大4人のプレイヤーが協力して立ち向かうという内容で,独特の世界観とあいまって,発売前から注目を集めていたタイトルです。 コンセプトの共通性からか,「モンスターハンター」シリーズと比較されることの多い本作ですが,スピード感を重視したアクションや,一度に複数体の敵を相手にするシチュエーションなど,蓋を開けてみればプレイフィールにはかなり違いがある様子。重量感を重視した「モンスターハンター」シリーズともしっかり棲み分けができるゲームとしての存在感があり,多くのレビュワーの皆さんから,「両者は似て非なる」と評価されています。 そのほか良点として多くのレビュワーが挙げているのは,バレットエディット機能の自由度です。バレットエディットとは,銃タイプの武器で使用できる弾丸の効果を自由にカスマイズできる機能のこと。この機能については「こちら」の記事に詳しいので,気になる人はぜひチェックしてみてください。かなり自由自在にいじれるということで,研究しがいのあるシステムになっている様子です。 また世界観やキャラクター,ストーリーについては好みの問題はあるにせよ,しっかりとしたボリュームが用意されていることから,この部分を評価しているレビュワーもいました。 問題点として多く見られたのは,後半に進むにつれ,足手まといになっていくNPCについてです。協力プレイが基本となる本作では,ストーリー進行に必須のミッションであっても難度が高く,ソロプレイ時はNPCを連れて行くことになるのですが,どうもそのNPCのAIがあまり賢くない様子。AIの空気を読めない行動に,ストレスが溜まるとの意見が寄せられています。通信機能を使って友達とプレイすれば解決することではありますが,ソロプレイ派にとっては辛いところでしょう。 ただ難度の高さそのものについては,良点として数える人がいて,こちらは賛否両論です。アクションが苦手な人にとっては厳しいようですが,手応えを求める人にとっては丁度いいのかもしれません。 上記以外にも操作性の部分や,システムの練り込みなどについて不満が挙がっている本作ですが,獲得したポイントをみても分かるとおり,大枠においては好評といっていいと思います。むしろ改善すべき点が明確であることから,続編への期待が早くも高まっている雰囲気もあるほど。「モンスターハンター」シリーズや,「ファンタシースターポータブル」シリーズと並ぶ,PSPを代表するのアクションRPGとして,これからの成長に期待できそうな一作です。 |
- アクションが好きな方にお勧め。ミッションの難易度が1から10まであり,やり込み要素も多い(レバー好き/男性/20代)
- 声優が豪華。ムービーがフルボイスで楽しめる。アクションに爽快感があり,コンボ派生もそこそこ(CLOWN/男性/10代)
- 力尽きた仲間を助けるリンクエイドや,アラガミバレットの受け渡しなどのシステムで仲間と協力して戦うことができる(ゆな/男性/20代)
- バレットエディット機能が地味にすごい。いじれる項目の多さと予想外のカスタマイズ性の高さにビックリ。試行錯誤してみたくなるシステムです(yoshi0/男性/20代)
- それぞれのキャラクターが生きている。NPCほぼ全員にそれぞれのイメージがあるせいか,記憶に残りやすい(優しき心/男性/20代)
- スピード感があり,キャラメイクも良いし,似てるところもありますがモンハンとは全然違うゲームです(のこまき/女性/10代)
- タイトルにもなっている捕喰システムですが,隙が大きい割りに見返りが少ない気がします(yoshi0/男性/20代)
- CPUがおバカ。かといってCPU抜きだと太刀打ちできませんし,やはりほかのプレイヤーと組んで行くことが前提になってるんだと思います(CLOWN/男性/10代)
- 難易度6から一撃死することがある。アクションが苦手な人には難しいバランスです(レバー好き/男性/20代)
- フィールドに落ちている素材がひとつずつしか拾えないのがテンポを悪くしている(ゆな/男性/20代)
- 謎のヘイト関連。Aを集中で倒そうと火力集中していると,BもCもまとめて自分を攻撃してきます。内部的にはたぶん全敵のヘイトが共通なんでしょうか(優しき心/男性/20代)
- バレット作成にかなりのお金を使う。お金稼ぎが難しい(のこまき/女性/10代)
龍が如く3 | 80 | 83 |
発売元:セガ | 発売日:2009/02/26 |
開発元: | 価格:7980円(税込) |
さて2本目は,セガが贈る人気アクションアドベンチャーシリーズから「龍が如く3」を取り上げます。先にも触れたとおり,発売から1年が経過しようとしており,その評価も定まった感のある本作ですが,あらためて読者レビューからその魅力に迫ってみましょう。 良点として挙げられているのは,まず魅力溢れるキャラクター達です。リアル調のグラフィックスで描かれたキャラクターは皆いきいきとしており,現代の町並みを精緻に再現した風景と相まって,ストーリーに説得力を与えています。骨太のストーリーに,「セガらしい」と形容されるコメディ要素が加わって,上質のエンターテイメントを形作っています。 そして豊富な「寄り道」の数々は,本編よりもこちらがメインといわれるほどのボリューム。話題になった「キャバつく」をはじめとしたミニゲームや,本筋とは関係のない「サブストーリー」が楽しく,そちらばかりをプレイしている人も多いようです。 では不満点はというと,シリーズのファンからは,どうしても感じてしまうマンネリさが指摘されています。バトルシステムやミニゲームなど,進化している点は多々あるのですが,基本のシステムについては前作までを踏襲しており,変化を求める人にとっては物足りないのかもしれません。それだけ完成したシステムということでもあるのでしょうが,なんとも難しいところです。 また「極道もの」として考えると,本作のストーリーはちょっと肩すかしをくうという声もあります。話のスケールが大きくなっただけに,確かその傾向はあるようですが,これを問題点とするかは人によるようで,好みの問題かもしれません。 そのほか街中でのエンカウントバトルの面倒さなど,システム面についての不満も少数ながら見受けられました。 「大人のエンターテイメント」として,確固とした評価を獲得した本シリーズ。3月18日には,シリーズ通算第5作「龍が如く4 伝説を継ぐもの」の発売がひかえています。これまでの主人公・桐生一馬に加え,3人の新主人公が登場する「4」では,これまでとは違った視点から「龍が如く」の世界が描かれるとのこと。上記の不満点の解消を含め,よりパワーアップした「龍が如く」ワールドに期待しましょう。 なお本作については,4Gamerでも渾身のレビューを「こちら」に掲載しています。発売当時のものなので少し古いものになりますが,併せて一読いただければ幸いです。 |
- なんだかんだいって桐生と遙,そしてほかのキャラクター達が魅力的です。とくに力也はなかなかいいキャラ(geregere/男性/30代)
- 感性や思いやりといった感情が根幹に描かれており,ほかのゲームとこの点だけでも一線を画しています(古参ゲーマー/男性/30代)
- セガ独特のノリというか,別に笑うところじゃないシーンでも何故か妙に面白くて,不思議な魅力がある(L./男性/20代)
- ミニゲームの質はゲーセンに携わっているセガというだけあってか,種類豊富で面白い(トレードオフ/男性/20代)
- うまい具合にサブストーリーや街の徘徊を楽しみながらメインストーリーを進ませないと,このゲームの良さがわからないと思う。むしろ寄り道がこのゲームの本質(るうてま/男性/30代)
- 龍が如く1と2より,極道カラーのゲームとしてはやや方向性が離れた感がある。(トレードオフ/男性/20代)
- エンカウントバトルが面倒。勝つためのパターンが決まってしまい飽きが早い。武器を使いマンネリを防ぐ方法もあるが壊れやすく,また修理するのが面倒(るうてま/男性/30代)
- ロードがタイトル画面からしかできないのが面倒。ここはさくっと出来てもいいような(geregere/男性/30代)
- グラフィックス自体は悪くないのだけど,解像度が低い。フルHDのTVやモニタだとぼやけたように見えてしまうのは気になるというか,もったいない(L./男性/20代)
- さすがにマンネリかなというのが第一印象。4作連続で遊ぶとさすがに飽きたかなと感じます(古参ゲーマー/男性/30代)
「読者レビューPickUp!!」では,毎週取り上げたタイトルごとに抽選で一名,1000円分のWebMoneyもしくはAmazonショッピングカードをプレゼント。今回の当選者は……,
こちらの2名です。おめでとうございます!
当選者の方はお手数ですが「こちら」を参照し,「アカウント管理画面」から発送先住所と氏名の入力をお願いします。
今週の募集タイトル
本連載では,最近レビュー募集が開始された中から,「これは気になる!」というタイトルにてプレゼント企画を行います。今週のピックアップは以下の6作。それぞれ締め切りまでにレビューを投稿していただいた人の中から抽選で,これまた1000円分のWebMoneyもしくはAmazonショッピングカードをプレゼント! 皆さん奮ってご応募ください。
■プレゼント付読者レビュー募集タイトル
(2月23日追加分,締め切り:3月8日 0:00まで)
(2月16日追加分,締め切り:3月1日 0:00まで)
■今週のプレゼント付読者レビュー当選者
※お手数ですが「こちら」を参照し,「アカウント管理画面」から発送先住所と氏名の入力をお願いします。
また,以下のタイトルでもレビューの投稿をお待ちしております。こちらはプレゼントこそないものの,ランクイン間近のタイトルとなります。
■まもなくランクインしそうなタイトル
「GYOKUJI〜旗揚げの時〜」,「Torchlight」,「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」,「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」,「大航海時代 Online 〜El Oriente〜」,「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」,「ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜」,「マグナカルタ2」,「End of Eternity(エンド オブ エタニティ)」(PS3版),「DREAM C CLUB」,「Master of Martial」,「鉄拳6」(PS3版),「無限航路」,「BAYONETTA(ベヨネッタ)」(Xbox 360版),「雀龍門」,「バイオハザード5」(PC版),「エンパイア: トータル ウォー 日本語版」,「meet-me」,「Soundness Dog & Friends Online」,「アルテイルネット」,「グランディア オンライン」
それでは,また来週お会いしましょう。
- 関連タイトル:
GOD EATER
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