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日本一ソフトウェア,新作RPG「アンティフォナの聖歌姫 〜天使の楽譜 Op.A〜」(PSP)を2009年10月22日に発売
本作のストーリーは,主人公の「ミアベル」が,歌姫である憧れの姉の声が魔王に奪われてしまったことをきっかけに,仲間とともに祈歌団「チェレスタ」を結成し,魔王の元を目指して冒険に旅立つというものだ。
主人公ミアベル・ドルファー(CV:阿澄佳奈)は,心を持つはずの人形のなかで,高度な技術で作られた,けれど心を持っていないために「欠陥品」と呼ばれる人形クレフ(CV:斎賀みつき)に,自分の「導き手」になってほしいと頼まれる。ミアベルと契約し,導き手を得たクレフは,ミアベルの「歌い手」として,大きな力を持った音楽をつむぐという。
音楽の力が重要な要素となる本作では,ストーリーの各所でキャラクター達が歌や音楽に合わせて踊り,歌うという,本作ならではのミュージカルイベントが発生するとのこと。やはり,戦いにも音楽の力が関わってくるのだろうか?
そんな,気になる戦闘システムの詳細など,今後公開される情報に注目したいところだ。公式サイトは「こちら」にオープンしており,各キャラクターのボイスや「ミュージカルイベント」などが確認できるようになっている。
ミアベル・ドルファー |
人形「クレフ」 |
クララ・ドルファーと人形の「レント」 |
なお,キャラクターデザインを「マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた」(NDS)の丸山薫氏が,音楽をマール王国シリーズ/魔界戦記ディスガイアシリーズの佐藤天平氏が担当する。初回限定版特典には,設定資料集とサウンドトラックが同梱される予定だ。
「アンティフォナの聖歌姫 〜天使の楽譜 Op.A〜」公式サイト
音と光のあふれる
アンティフォナ響国へようこそ!
本タイトルの主人公“ミアベル”が暮すアンティフォナ響国は、音楽が文化に深く根ざし、生活にも密接に絡んだお国柄です。そんな環境もあって、ミアベルは音楽が大好きで、素直で、人当たりの良い女の子として育ちました。
が、そんなミアベルがとある事件をきっかけに、“歌姫の歌声を奪っていった魔王”に立ち向かうことに!?
力を貸してくれる仲間とともに、チェレスタという音楽隊を組んで魔王の元へと向かいます。
もちろん、その旅程には、山あり谷あり事件ありなのですが、笑いや涙とともに、いつも音楽があふれています。
さぁ、新しい物語の幕開けです。
耳を澄まして、ぜひ最初の一音からお楽しみください!
世界観 想いが紡がれて音楽となり、音楽は世界を動かす力となります――
物語の舞台となるアンティフォナ響国は、音楽と光があふれる国です。
人々の想いが音楽となり、紡がれた音楽は世界を動かす力になる――
そんな、音楽と人々の営みが密接につながった世界が広がっています。
この世界では、歌や音楽が、電気や火などの動力や魔法に変換されるのです。
そのため音楽を歌い奏でる人形たちは生活に欠かせない存在となっています。
台所では『料理のための火を操る』人形が料理を手伝い、暗い夜道には『明かりを灯す』楽譜を演奏する人形が人々の足もとを照らします。飛行船などの乗り物も、歌や音楽を原動力として、人や物を運んでいます。
このように、日々紡がれる音楽は、世界を支える大切なものです。
それゆえに、世界にあふれた音楽たちを調律(整理)し、バランスを保つ必要があります。
響国では、300年に1度、国を挙げての大祝祭を行うことで、その調和を保っています。
大祝祭は、その意義から歴史的な行事であり、市民たちが待ち望む“お祭り”といった側面も持っています。
アンティフォナ響国では、歌の優れた才能を持った者は、養成所で育成され “レイアラーク”という称号(職)を得ます。その中でも、もっとも優れた者が“歌天使アンジェル”に任命され大祝祭で歌うことによって、世界の音楽を整理するのです。
当代の“歌天使アンジェル”に選ばれたのは、容姿・才能・家柄すべてに恵まれた歌姫“リリー・ドルファー”
本タイトルの主人公 “ミアベル・ドルファー”の実姉にあたります。
本編のお話は、大祝祭を3ヵ月後に控えたアンティフォナ響国のとある村から始まります。
旅立ちまでの物語 あらすじ紹介
アンティフォナ響国のとある街に暮すミアベル・ドルファーは、音楽が大好きな女の子です。
彼女には、『リリー』という名のお姉さんがいました。
音楽が生活や文化の中心にあるアンティフォナ響国にあって、リリーは数百年に1人の歌姫と噂されており、家族にとって、とても誇らしい存在でした。ミアベルから見たリリーは、やさしく美しいお姉さんであり、まさに未来への理想の象徴でした。
が、300年に1度行われる響国の祝祭の直前、祭りの歌姫“歌天使アンジェル”を果たす予定だったリリーに恐ろしい出来事が降りかかります。
なんと、突如現れた魔王アウロスが、その美しい歌声を奪っていったのです。魔王は、これを皮切りに、次々と国内の聖堂を荒らし、響国に満たされていた音楽的な力を奪おうとしているようでした。
リリーの声が失われたことを知った人々は、驚きと衝撃に打ちのめされます。ミアベルも大きなショックを受けますが、時間がたつにつれて彼女の心にひとつの思いが浮かんでいました。
『魔王からリリー姉さまの声を取り戻したい!』
心優しいふつうの女の子が、魔王に立ち向かうなんて無謀でしょうか?
とても実現不可能でしょうか?
ミアベルは迷いをふり払うために、聖堂を訪れ、自分を励ますように歌います。が、てっきり自分しかいないと思っていた聖堂の中には、1人の青年と、精巧に作られた1体の人形が居合わせていました。戸惑うミアベルに青年・イグナーツは、自分がリリーの学生時代の友人だと語り、ともに行動している人形・クレフは高度な技術で作られた、けれど欠陥を抱えた人形だと説明をします。
欠陥品呼ばわりされたクレフでしたが、ミアベルの歌声と強い想いに触れたことをきっかけに、人形である自分を導くパートナー『導き手』に、ミアベルを選び、契約を申し出ます。ミアベルがクレフに同意して契約をすれば、クレフはミアベルの『歌い手』として、大きな力を持った音楽をつむいでくれるというのです。思いがけずに現れた、力を貸してくれる人物(?)に後押しされて、ミアベルは心を決めます。
いつも一緒で仲の良いもう1人の姉・クララと、成り行きと、リリーとの友情から冒険に付き合ってくれるというイグナーツ、そして『歌い手』の人形・クレフと、駆け出しの『導き手』ミアベル。この4人によって、ちいさなちいさな祈歌団――チェレスタが結成されました。
ふつうの女の子でも、力を貸してくれる仲間がいれば魔王に立ち向かえるでしょうか?
ミアベルたちのチェレスタは、冒険の中で多くの人と出会い、
たくさん音楽を奏でながら、魔王の元へと向かいます――
ミアベル・ドルファー
CV:阿澄佳奈
本タイトルの主人公。ドルファー家3姉妹の末っ子。心優しくがんばりやな女の子で、ちょっと夢見がち。(クララ曰く、ミアベルは妄想が得意なのだとか)
人前で歌おうとすると声が出なくなってしまうのが目下の悩みだが、歌うこと自体は大好き。
将来はリリー姉さまのように歌えるようになれたら、とあこがれている。
クララ・ドルファー&レント
CV:後藤邑子 CV:???
ドルファー家3姉妹の次女。マイペース。おおらかな女の子。ミアベルと非常に仲がよく、日々彼女を応援したり、やんわりとたしなめたりと言う役回りをこなしている。頭の上に載っているのは、ともに冒険する人形の“レント”です。気がつけば彼女の頭の上に現れていた正体不明の人形で、一風かわった能力を持っている。
クレフ
CV:斎賀みつき
青年型の人形。これだけ人間に近い造詣の人形は珍しく、高名な職人によって生み出されたものであるらしい。本来は組み込まれているはずの人形の心“ハートオブクイン”が無く、そのため他者の心をなかなか理解できず言動も
たどたどしい。
しかし、ミアベルを導き手に選ぶなど自発的な行動も起こすため、彼なりの意思があることが伺える。
イグナーツ
CV:鈴木達央
リリーの学生時代の同級生。彼女の口からミアベルとクララの評判は聞いていたらしく、リリーの境遇を知ったこととあいまって、力を貸してくれることとなる。
生家は、その筋ではかなり有名な家らしいのだが、イグナーツは現在は大絶賛出奔中(つまりは家出中である)。
フェリシア&アニマート
CV:長谷川明子 CV:???
クララの学友の女の子と、相棒の人形。勝気で喜怒哀楽をストレートに表現するフェリシアは、ご近所の子供たちの頼れるお姉さんといったところ。行動力だけでなく作曲家(作り手)としての才能にも恵まれている。相棒のアニマートは元気な男の子の人形。
魔王アウロス
CV:中田譲治
突如王都に現れてリリーの声を奪ったとされる魔王。現在王国の各地で発生している『聖堂荒らし』や『凶暴なモンスターの大量発生』などの奇妙な出来事も、
彼、あるいは彼の配下のものが行っていると噂されている。
リリー・ドルファー
CV:吉住梢
ドルファー家3姉妹の長女。稀代の歌姫。響国の祝祭を前に魔王に『声』を奪われてしまう。
アンティフォナ響国コラム 第一回 人形について
人形 音を紡ぐために作られた、心を持つ者たち
響国には、数多くの人形たちが存在します。彼らは、人間の手で生み出された“楽譜を演奏することに長けた者たち” 。人間が奏でる音楽や歌声には、もちろん大きな力が秘められています。が、毎日の生活の中での便利さや、どんな状況でもその機能を発揮する存在が求められた結果、人形たちが生み出され、響国の人々にとって欠かせない存在となっています。
生み出された背景から考えると、人形たちは便利な道具なのかと思われるかもしれませんが、響国の人々は決して人形たちを道具扱いしません。人形たちは、生み出される際に一体一体、 人形の心“ハートオブクイン”が組み込まれ、心や自我を有します。それは、活躍する場や、能力の大小の差こそあれ、どの人形にも等しく与えられるものです。この“ハートオブクイン”のおかげで、性格も能力も個性に富み、人と暮す中で記憶し成長をしていく人形すらもいます。
人形たちは心を持つゆえに、動力や機能として求められているだけでなく、仕事の相棒であり、家族の一員として、人々の生活に寄り添って生きていくのです。
年下の兄弟がたくさんいるフェリシアにとって、やんちゃな少年タイプのアニマートは相棒であり、弟のような存在。2人には、まさに家族のような絆が存在します。
片や、レントはどこからとも無く現れた人形のため、
その能力はさっぱりわかりません。見た目も可愛らしいけれど何がモデルなのかわからない謎の生き物風。
ただ、人間の言葉が話せないレントにもしっかりとした意思はあり、気に入ったらしいクララの頭の上を自分の定位置として居座っています。
心を持たない人形 クレフ
上での説明に矛盾するような存在がこの物語には登場します。
それが主人公の相棒(パートナー)の人形、クレフです。
クレフはほかに類を見ないほど精巧に作られた人形で、強い力を持った楽譜を演奏する(歌う)ことができます。が、なぜか、彼には人形の心“ハートオブクイン”がありません。どのような経緯で彼が心を持たないまま生み出されたのかはわかりませんが、普段のクレフはまさに心ここにあらずといった体で、茫洋と周囲に従っています。彼が明確に自分の意思を表すのは非常にまれなことで、ミアベルをパートナーにと希望した際には、周囲を驚かせたほど。心を持たない人形が、ミアベルとともに旅をすることで何を感じるのかも、この物語の大きな見所のひとつです。
アンティフォナ響国コラム 第二回 祈歌団
祈歌団 チェレスタ――聖堂に音楽をささげる音楽隊
ミアベルたちが、冒険のために結成したのが、祈歌団――チェレスタです。彼らは、それぞれの能力・音を合わせることによって力を発揮する音楽集団です。
チェレスタの構成は、大きく分けて4職業。音楽を作詞作曲する“作り手”、伴奏の音楽を奏でる“奏で手”、歌を歌う“歌い手”、そして、歌い手が巧く歌えるよう指揮をするリーダー“導き手”が集まることで、チェレスタとなります。
“歌い手”と“導き手”がいればアカペラの歌を歌えますから、力を発揮することができますが、そこに“作り手”と“奏で手”が加わることで、より、状況にあった曲を作り、音も豊かに奏でられるため、発揮できる力も強くなります。
チェレスタを組んだ者たちは、アンティフォナ響国の中にある4箇所の大聖堂をめぐって、歌や音楽を奉げ、大聖堂の管理者であるカルディナから祝福を受けながら旅をします。各地のカルディナから受ける祝福は、音楽的な力を持ち、多くの祝福を受けるほどに、その恩恵がチェレスタたちを災禍から守ると言います。文化的な信仰から大聖堂をまわるチェレスタもいますが、大聖堂の加護を受けて困難に立ち向かいたいと願うものが集ってチェレスタを組むことも多々あります。ミアベルたちは後者です。仲間とともに祝福を受けることで、魔王に立ち向かうための準備を整えていきます。
1人じゃ無理でもチェレスタならば! |
ミアベルとクレフは、物語の冒頭で“導き手と歌い手の契約”を結びます。クレフの首元に輝く拡声器“スピカ”はミアベルと契約を結んだ証です。 |
みんなの保護者といった立場で行動するイグナーツや、壊滅的に音楽センスが無い(!?)というクララは、ともに旅をしていますが、実はチェレスタの4職業には属していません。
これから冒険を続けていくためにも、この駆け出しのチェレスタに是非とも優秀な“奏で手”を加えてたいところですが――
画面写真
絵本のような、やわらかなタッチで描かれたマップを舞台に繰り広げられる、悲喜こもごもの物語。
くるくる変わる登場人物たちの表情を、WFやドットのキャラクターで余すことなくお伝えします。
また、ストーリー中のイベントはもちろん、町の住人との会話などもフルボイスでお届け!
目と耳で、アンティフォナ響国の雰囲気をご満喫ください。
戦闘ってどうなってるの?
RPGなら、やっぱり戦闘も気になるよ! という方のために、ちょこっとだけ写真をご用意しました。具体的な戦闘のシステムについては次回に詳しくご紹介予定ですが、ここにも本タイトルならでは要素をちりばめていますので、続報にご期待くださいませ!
なんと言っても一番の見所
ミュージカル♪
ストーリーの要所で入る、
ミュージカルイベントを見れば、
さらにお話に感情移入できること間違いなし!
今回は、序盤で見ることの出来るミュージカル『大切にしているベル』をご紹介します。
未来への期待に膨らむ気持ちを追い風にして、ミアベルが小鳥とともに空へ羽ばたき、歌う、とても元気なミュージカルです。
- 関連タイトル:
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