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SOCOMシリーズ最新作「SOCOM:U.S. Navy SEALs Portable」が日本上陸! 戦場をPSPへと移し,新たな任務を遂行せよ
本作は,アメリカ特殊作戦軍「SOCOM(Special Operations Command)」に実在するエキスパートチーム,「SEALs」の活躍を描いたTPSであり,日本ではシリーズ初のPSP版だ。海外では「SOCOM: U.S. Navy SEALs Fireteam Bravo」というブランドですでに2作のPSP版が発売されており,その3作めにしていよいよ国内版が発売されるに至ったのだ。2009年11月という当初の発売予定よりもやや延びてしまったが,3か月待っただけの甲斐がある仕上がりになっているようなので,早速その概要をお伝えしていこう。
東ヨーロッパに位置する独立国コラトビアを舞台に,SEALsの戦いが描かれるキャンペーンモード
今回,SEALsに与えられる任務は,かつて旧ソ連領だったコラトビアという国で進行している西側諸国への攻撃計画を阻止し,それと同時に計画の首謀者を突き止めるというものだ。プレイヤーはSEALs指揮官である主人公レイスとなり,一流スナイパーのサンドマン,電子系スペシャリストのレイブン,訓練課程主席卒業の新兵トロの3名とチームを組んで、コラトビアへの潜入作戦を開始する。
唯一の手掛かりである元KGBのガゾロフという男を捕らえて情報を引き出すところから始まり,コラトビアを旧ソ連側に復帰させようと目論むコラトビア革命軍(KRA)や,民間軍事企業(PMC)のタロン・インターナショナルといった組織も登場。それぞれの思惑が複雑に絡み合う中で,いったいどのようなストーリーが展開するのだろうか?
KRAの作戦基地へ潜入を試みるSEALsチーム。見張りの兵士が多く,警備はかなり厳重だ |
閉鎖された場所での戦闘は逃げ道が限られる。遮蔽物などをうまく利用して立ち回らなければならない |
一度クリアしたキャンペーンのステージは,カスタムミッションで繰り返しプレイ可能
キャンペーンモードに登場したステージは,クリアしたらそれで終わりというわけではない。一度クリアしたステージであれば,「カスタムミッション」からいつでもプレイ可能となり,さまざまなルールもカスタマイズできるようになるのだ。
ルールを変更することによって,同じステージでも難度やシチュエーションが異なってくるため,自分の腕前に合わせつつ,繰り返し楽しめる。ちなみにカスタムミッションで任意に変更できるルールは以下の六つだ。
- 敵の数:3段階から選択
- 敵のタイプ:エリート兵,KRAなど6種類から選択
- 敵のグレネード:使用の可否を選択
- 目標タイプ:「爆破」「無力化」「破壊」の3種類から選択
- AIのSEALs:味方のSEALsを連れて行くか否かを選択
- 難度:4段階から選択
キャンペーンモードやカスタムミッションをクリアするごとに,装備強化などに必要なCEポイントが獲得できるようになっているのだが,カスタムミッションでは難度を上げれば上げるほど,獲得CEポイントが増えていく。高難度で一気に稼ぐもよし,難度を落として繰り返しミッションに挑むもよし。スムースに任務を遂行していけるように,自分なりの方法で装備を強化していくことも不可欠となりそうだ。
同じマップでも,目標タイプや敵の数が違っただけでかなり印象が変わってくる |
CEポイントを稼ぐには難度を上げたいところだが,自分の腕が通用するかどうかが問題だ |
CEポイントがあれば,新しい武器を購入したり,アタッチメントを追加して武器を強化したりできる |
味方をどのように動かすか? 指揮官の指示が任務の成否を分ける
敵が密集していたり,数が多い場合には,グレネードで一気にダメージを与えてから制圧する作戦が有効だ |
任意の場所に味方を移動させる「地点移動」と,指定した敵を攻撃させる「ターゲットを始末」の二つの指示を基本に,閃光弾の投擲と同時に突入,グレネードの投擲と同時に突入,合図を待って突入といった,一斉行動の指示をうまく使っていくことが難所を突破するためのカギだ。
また敵と撃ち合うだけでなく,ステルス移動を指示して気づかれないようにその場を切り抜けることも,ときには必要となるだろう。味方もある程度は自発的に動いてくれるので,力押しでなんとかなる場面もあるにはあるが,より戦術的に動くためには,やはり指示出しを怠らないようにすることが望ましい。
突入のタイミングを図りたい時などは,こちらが合図を送るまで待機するように指示を出せる |
マルチプレイも充実! 最大16人でのネットワーク対戦が可能
本作のマルチプレイは,アドホックモードとインフラストラクチャーモードの両方に対応しており,どちらも最大4人までの協力プレイと,最大16人までの対戦プレイが可能だ。インフラストラクチャーモードでプレイする際は,パッケージに同梱されているプロダクトコードをPlayStation Storeで入力しておく必要があるので,購入後は速やかに登録を済ませて戦闘準備を整えておこう。
協力プレイでは,ほかのプレイヤーとチームを組んで,キャンペーンまたはカスタムミッションに挑める。NPCに指示を出しながらプレイするよりも綿密な連携行動がとれるはずなので,一人で行き詰まっているステージがあるなら,同志を募ってみるのもよいだろう。
また対戦プレイでは,個人戦やチーム戦など5種類のゲームモードが用意されている。ホストになる場合はラウンド数やラウンドタイム,リスポーンの可否,武器制限といった細かいルールも設定できるようになっているので,バリエーション豊かな多人数対戦を楽しめそうだ。
FPSやTPSでの対戦というと,据置ハードやPCを前に「さぁ,やるぞ!」と意気込んで挑むものというイメージだが,ネットワーク環境さえ整っていればベッドに寝転んでいても世界中のプレイヤーと銃撃戦を繰り広げられるという手軽さは,PSP版ならではの魅力といえるだろう。
「SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable」公式サイト
- 関連タイトル:
SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable
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