えっ，マジ？　HORI，タイトーのアーケード筐体「VEWLIX F」を一般販売。プレオーダー受付を開始。気になるお値段は……

　HORIは，タイトーのアーケード用汎用筐体「VEWLIX F」を一般に向け販売する計画を発表し，そのプレオーダー受け付けを昨日（6月24日）より開始した。発売は7月下旬を予定しており，本体価格は49万8000円（税込）で，別途送料が加算される。

ぜひ4Gamer編集部にも1台設置させていただきたい。編集長，よろしくお願いします……

HORI「VEWLIX F」製品情報

HORI「VEWLIX F」プレオーダーサイト

　VEWLIX Fは，現在全国のアミューズメント施設にて現役で使用されているアーケード筐体。ゲームセンター向けの業務用製品であるため，これまで一般に向け販売されてはいなかった。

「リアルアーケードPro.3 Premium VLX」

　HORIではこれまでも，VEWLIX筐体をモデルとしたハイクオリティなアーケードスティック「リアルアーケードPro.3 Premium VLX」「リアルアーケードPro.EX Premium VLX」（以下，RAPVLX）を生産/販売していた経緯があるが，それらはあくまでタイトーのライセンス製品であって，既存のアーケード筐体がそのまま使われていたわけではなかった。
　「こちら」の記事で紹介したとおり，コンシューマゲーム機のコントローラーとしては，それはそれで最高峰だったわけだが，さらに上のクオリティを目指そうという今回の企画は，なんとアーケード筐体「そのもの」を販売してしまおうという神をも恐れぬ英断（？）に。RAPVLXでも満足できなかったという，なんとも贅沢極まる人は，もう今回のこのチャンスに乗る以外，助かる道はないだろう。

　ただし業務用の製品だけあって，そのスペックも半端ない。設置には最低でも幅と奥行に約80cm，高さに160cmのスペースが必要で，重量は120kgもある。RAPVLXも一般の家庭には設置の難しい製品ではあったが，今回のものは一般という言葉からは完全に外れることになるだろう。また，あくまで業務用製品であるため，PCや家庭用ゲーム機などとの接続には，ある程度の配線知識が必要になる。もちろんアーケード基板を繋ぐことも可能（JAMMA規格対応）なので，基板ユーザーの読者も安心だ。

　ちなみにVEWLIX筐体にはいくつかバージョンがあるのだが，今回のVEWLIX Fはその最上位機種となる。搭載されている32インチ液晶モニタも，高品質なものが使われているそうだ。

　注文はこれまでにも紹介している「ツインスティックEX」と同じくプレオーダー制となっており，昨日から7月7日15：00までのプレオーダー受付期間内に，一定数以上のプレオーダー（仮注文）が集まらなければ，販売には至らない。また今回のオーダーはあくまで仮注文であるため，正式に販売が決定したあかつきには，再度正式注文が必要になる点も同様だ。

　そのほか，スペックなどの詳細については，HORIの製品情報サイトをご確認を。プレオーダー期間は約2週間とそう長くはないため，購入を検討している人は，早めの決断が迫られることになる。購入を決めたという勇者は，以下のリンクからさっそくオーダーしておこう。

HORI「VEWLIX F」プレオーダーサイト

業務用汎用ゲーム機「ＶＥＷＬＩＸ Ｆ」仕様

発売予定日：平成22年 7月下旬（予定）
価格：498,000円（税抜価格474,286円）
サイズ：798mm （幅） × 798mm （奥行） × 1570mm （高さ）
重量：約120kg
電源：AC 100V （50Hz/60Hz）
消費電力：170W（定格）
最大消費電流：2.6 A

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