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ポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチさんはアツアツ!? 初公開の映像も飛び出した映画「バイオハザードIV アフターライフ」トークセッション
これは,「こちら」の記事でお伝えしたように,ソニーの音楽・映画・ゲームの各コンテンツに関係するさまざまなアーティストが,トークライブや作品をとおして“人々の好奇心を刺激する”イベント「dot park」(ドット・パーク)の一環として行われたものだ。
「東京の中でとくにお気に入りの場所は?」と聞かれたアンダーソン氏は,「私の妻であるミラもお気に入りなのですが,素晴らしいショッピングができるこの場所(六本木ヒルズ)です」と答える。ちなみに,アンダーソン氏の奥様は,映画「バイオハザード」シリーズの主役,アリス役を演じているミラ・ジョヴォヴィッチさんだ。
アンダーソン氏はジョヴォヴィッチさんと一緒に買い物をしたことがあるようで,「very expensive shopping service」(とてもお金のかかるショッピング)だと一言付け加え,会場の笑いを誘っていた。
アンダーソン氏によれば,映画「バイオハザード」シリーズの中でも最大級の作品になるとのこと。また,2002年公開の第1作「バイオハザード」以来,久々にアンダーソン氏が監督を務めた作品となる(※映画「バイオハザード」シリーズ内での話)。またアンダーソン氏は,「3Dで究極の映画『バイオハザード』を作るよう注力してきた」と述べた。
映画「バイオハザードIV アフターライフ」では,物語の舞台は東京から始まることになる。そのことについてアンダーソン氏は,「映画の最初の三分の一は,東京で撮影されています。バイオハザードは日本で生まれたゲームですから,故郷に戻ってくることができたのは,とても嬉しく思っています」と話した。
続いては,3D立体視の映画として制作された本作で,撮影はスムースに行われたか,という質問が出た。
アンダーソン氏の回答は,「ソニーの技術を活用して最高の撮影ができました。とくに,たくさんのゾンビが通りを徘徊する,3Dの東京は素晴らしい出来になっています」というもの。
また,3D映画として制作された本作だが,アンダーソン氏によれば,1年前にジェームズ・キャメロン氏に「アバター」の内容を見せてもらったことで,3Dで公開する決意を固めたそうだ。機材についても,同じものを使っており,素晴らしい仕上がりになっていると話していた。
ここで,「バイオハザードIV アフターライフ」の予告編が上映された。なお,来場者には事前に3Dメガネが貸し出されており,このムービーを3D立体視で視聴できた。映画の公式サイトでは,(立体視ではないのだが)予告編ムービーが公開されているので,興味のある人はぜひアクセスしてほしい。
映画「バイオハザードIV アフターライフ」公式サイト
ムービーでは,アリスはもちろん,ゲームの「バイオハザード5」に登場したキャラクターらしき姿,プラーガや処刑マジニといった,クリーチャーらが垣間見られた。
また,サングラスをかけたウェスカーやバトルスーツを着たジルにしか見えない登場人物もいたので,映画「バイオハザードIV アフターライフ」は,ゲームの「バイオハザード5」と,なにかしら関連性がある内容になる……のかもしれない。
それと,ムービー中には東京の夜景らしきシーンもあった。筆者がぱっと見たところ,渋谷の駅周辺の景色だったように思う。
なおアンダーソン氏は,前作「バイオハザードIII アポカリプス」が“生々しい”作品だったので,「バイオハザードIV アフターライフ」では,“3Dとの相性がいい”エレガントな仕上がりにこだわっているそうだ。
“2D映画”と“3D映画”の制作は,撮影も編集も方法がまったく異なるそうで,アンダーソン氏は「初めて映画を作った17年前の感覚を再び味わえました」と感想を述べた。また,自身の映画については,今後すべて3Dで制作したいと述べていた。
アンダーソン氏は,映画に奥行きが加わることについて,「無限の可能性を秘めている」とコメントしていた。
ここで,撮影現場のメイキング映像が流された。アンダーソン氏は,3Dでの撮影では,確認のプロセスでも3Dメガネをかけて行う必要があると話す。ただ,撮影中にずっと3Dメガネをかけていないといけないので,一昔前のサングラスのような形ではなく,もっとファッショナブルな3Dメガネを作ってほしいとぼやいていた。
ただ,映画監督として収入を得られるようになったのは,それから20年後の話とのこと。
アリス役を演じることになった経緯については,女優としていろんな映画に出演しても,弟さんが興味を持ってくれなったが,「バイオハザード」であれば,喜んでくれるのではないかということがきっかけだったそうだ。
ジョヴォヴィッチさんの印象について聞かれたアンダーソン氏は,ジョヴォヴィッチさんがアーティストとして素晴らしく,一生懸命に仕事に取り組み,どんなスタントにも勇敢に挑戦して自分でこなしてしまうと話した。また,素晴らしい女性だから結婚したと,ノロケも聞かせてくれた。
アンダーソン氏は,自身の生活がすべて映画を中心に回っていて,現在は“3Dの革命”に魅せられていると述べた。映画監督として,この時代に生きていることは非常に素晴らしく,サイレントからトーキーに変わったときと同じような,40年に一度の革命だと考えているそうだ。最後に,この3D技術の推進に全力を尽くしていきたいとコメントした。
冒頭でも書いたが,映画「バイオハザードIV アフターライフ」は,2010年9月10日に公開される。アンダーソン氏が監督を努め,ゲーム「バイオハザード5」との関連性もありそうなので,「バイオハザード」シリーズのファンは,来るべきロードショーを期待して待とう。
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