プレイレポート
モンハンシリーズ未経験の人も気軽に楽しめる「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」で,アイルー達に囲まれてまったり生活を楽しんでみた
本稿ではアイルー村の概要を,プレイした感想とともに紹介していこう。
「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」公式サイト
見てるだけで和んでくるアイルー達の可愛い仕草は必見
プレイヤーは,自分の分身となるマイアイルーに名前や毛並みを設定してゲームをプレイすることになる。毛並みや声は結構な数のパターンから自分で選べるようになっているので,自分好みにするといいだろう。
ここからは,実際のゲームの流れに沿って紹介していこう。
村にギルドを建てることが最初の目標なので,まずは村の各所にある採取ポイントや施設で,採取や採掘を行い,素材を集めていくことになる。
正直な話,スタート直後の段階でできることは主に採取であり,非常に地味な作業ではある。しかし,マイアイルーが走っている姿,採取で地面を掘る姿など,挙げればキリがないのだが,仕草や表情がいちいち可愛らしく,見ていて飽きないのだ。ゲーム開始早々に心を奪われてしまった人も少なくないはずだ。
集めた素材は「記録係」というアイルーのところで,ぽかぽかポイント(PP)に交換してもらえる。このPPを使って,ギルドをはじめとした村の施設を建てたり,拡張していくわけだ。また,さまざまなアイルー達が村を訪れ,そのアイルー達のお願い(村クエスト)を叶えてあげると,村の仲間になってくれる。
村が大きくなったり仲間が増えたりすることで,桟橋で釣りをしたり,農場で野菜を採ったり,洞窟で採掘したりと,村で“できること”がだんだん増えてきて,じわりじわりと楽しくなってくる。
モンハンシリーズのプレイ経験者にとっては,これらのアクションはおなじみのものといえるが,どれも非常に地味なものばかり。だが個人的には,そのゆる〜い雰囲気が逆に本作の魅力になっている気がした。
ちなみに,モンハンシリーズで釣りや採取が苦手な人は,これらのアクションが苦行になるのではと心配するかもしれないが,安心してほしい。村の仲間になってくれたアイルー達は,マイアイルーの代わりに釣りや採取などを手伝ってくれ,一日の終わりにまとめて納品してくれるのだ。
なお「ぽかぽかアイルー村」は,一日が始まって日が暮れるまでが1サイクルとなっている。実時間でいえばだいたい20〜30分くらいで,通勤/通学中にプレイするにはちょうどいい感じだ。
モンハンといえば外せない“狩り”も健在
通信プレイで友達の村に遊びに行くこともできる
狩りはギルドが建ったあとに受注可能となり,最大12匹のアイルー達で「探検クエスト」に挑戦する形になる。ちなみに,マイアイルーはクエストには出かけず,仲間になったアイルーだけで狩りに出る形になっている。
クエストは,横スクロールの2Dマップで,「アオキノコを何個集める」「大猪の牙を手に入れる」といった目的を達成しつつ,ゴールに着けばクリア。ただし,ゴールに着く前にアイルー達の「やる気」(体力のようなもの)がゼロになってしまったら,クエスト失敗となる。
また,クエストではアイルー達を直接操作するのではなく,要所要所で表示される仲間アイルー達の提案を選び,指示を出していくという形になる。
基本的に使うのは,○/△/□/Rボタンの四つ(とSELECT/START)だけ。モンスターハンターシリーズ本編は,コントローラのボタンすべてを使うアクションゲームなので,プレイヤースキルもそれなりに要求されるが,「ぽかぽかアイルー村」で求められるのは主に判断力で,アクションの腕はほぼ必要ないと言っていいだろう。
本作に登場するモンスター達はとても可愛らしい姿だが,動作は本編に登場するモンスターと遜色ないといっていいほど。プロデューサーの北林達也氏によれば,モンスターハンターシリーズ本編のスタッフが,細部にまでこだわって監修しているそうだ。
つまり,クエストにおいても,モンスター達の動作から,その癖や隙を見つけ出せないと,なかなかクリアは難しいということ。これも非常に“モンハンらしい味付け”といえるだろう。
なお本作では,手に入れたアイテムを仲間のアイルーにプレゼントすることで,仲良し度を上げられる。仲良くなると,探検クエストでの攻撃力が上がるので,クエストがクリアできないときなどは,村の発展より仲間のアイルーと仲良くすることを優先してみるといいだろう。ただし,相手によってプレゼントの好き嫌いがあるのでご注意を。
随所に見られる“押さえどころ”はさすがの一言
アイルーに癒されたい人はプレイしてソンはなし!
また,村を自分の手で少しずつ大きくしてカスタマイズしていく達成感,豊富な種類のクエスト,そしてアドホック通信プレイなど,プレイヤーを楽しませようという配慮も,非常に好印象に感じられた。
ここで紹介したほかにも,プーギーレースで遊んだり,モンハン占いでおなじみのゲッターズ飯田さんが監修した占いができたりと,ちょっとしたお遊び要素が豊富に用意されている。
モンハンシリーズ本編とは毛色が違うゲーム内容のため,生粋のハンター達にとっては少々物足りなく感じられる部分があるかもしれないが,モンハンではヘビィに感じるところがある人や,可愛いモノに目がない人にとっては,もってこいの作品なのではないだろうか。
「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」公式サイト
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