ニュース
Intel,最大48コアのHPC向け次世代Xeon「Cascade Lake」を2019年前半に市場投入。深層学習性能は現行Xeonの最大17倍に
Cascade Lakeの詳細な仕様は明らかになっていないが,1つのプロセッサパッケージ内に最大48基のCPUコアを搭載し,12チャネルDDR4-2666メモリコントローラ,2基のCPUパッケージ同士を接続する高速インターコネクトを備えるという。
Intelによると,Cascade Lake世代CPUの性能を32コア64スレッドに対応するAMDのサーバー向けCPU「EPYC 7601」,および28コア56スレッド対応の「Xeon Platinum 8180」と比較した場合,
- スーパーコンピュータ向けベンチマークテスト「LINPACK」でXeon Platinum 8180比最大1.21倍,EPYC 7601比最大3.4倍
- メモリアクセス性能を測るテスト「Stream Triad」でXeon Platinum 8180比最大1.83倍,EPYC 7601比最大1.3倍
の性能を発揮するとのことだ。
また,「Intel Deep Learning Boost」なる深層学習向け機能を搭載しており,その効果もあって深層学習処理性能はXeon Platinum 8180比で最大17倍にも達するという。
間違ってもゲーマーが購入するような製品ではないが,Cascade Lakeが次世代サーバー向けXeonの開発コードネームであることは覚えておいても損しないだろう。
Intelの当該プレスリリース(英語)
- 関連タイトル:
Xeon
- この記事のURL: