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朝鮮戦争を描く「Theatre of War 2: Korea」が,「Theatre of War 3: Korea」へ名称変更。更新された公式サイトでは新画像が公開
ロシアの1C Companyが発売を予定する「Theatre of War」シリーズの最新作,「Theatre of War 3: Korea」の公式サイトが更新され,新たな画面写真などが公開された。本作は,もともと前作「Theatre of War 2: Africa 1943」の拡張パックとして開発が行われていたが,その後のゲームエンジンのチューニングなどにより「新作」として発売されることになったようだ。
「Theatre of War 3: Korea」公式サイト
膨大な資料に基づく緻密なグラフィックスや,ユニットの設定や戦場の地形などのリアリティの高さから,RTSファンに根強い人気を持つTheatre of Warシリーズ。2007年に発売された第一作,「Theatre of War」(邦題 シアター・オブ・ウォー)では東部戦線を,そして前作「Theatre of War 2: Africa 1943」でアフリカ戦線を描いたのに続き,イタリア軍をフィーチャーした「Theatre of War 2: Centauro」や,クルスク戦車戦に特化した「Theatre of War 2: Kursk 1943」など,マニアックなシリーズ作品を次々にリリースしてきた。
最新作のテーマとなる朝鮮戦争は,国際社会が冷戦時代へ突入する歴史の流れを決定づけた重要な紛争ながら,アメリカ史上では影が薄く,ゲームにもほとんど登場することがなかった。
そんな「忘れられた戦争」に焦点を合わせたTheatre of War 3: Koreaは,1950年6月25日から8月20日までを描いた北朝鮮軍キャンペーンと,9月15日から10月8日までを描いたアメリカ軍キャンペーンの2つを用意し,両軍の立場から朝鮮戦争を描いている。
どのマップに挑戦するかは比較的自由に決められ,また,戦いの結果(兵士や武器の損耗など)が次のマップに持ち越されるノンリニアタイプのキャンペーンになっており,高い戦略が要求されそうだ。
最新作では歩兵の扱いが変化しており,個々の兵士ではなく,師団としてまとめてコントロールできるようになったようだ。とくに工兵は,地雷を埋めたり敵戦車の破壊工作したりと,かなり重要なユニットとなっている。
Theatre of War 3: Koreaは,ロシアではPC向けに2011年第1四半期にリリースされる予定。欧米や日本での展開は発表されていないが,いずれにせよ,第二次世界大戦でも,また現代戦でもない,1950年代ならではの戦いが細かく再現されるだろう。
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Theatre of War 3: Korea
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