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PlayStation 3を代表する大作FPSの片鱗が見えた。「KILLZONE 3」メディア発表会レポート
2010年6月3日,秋葉原UDXシアターにおいて,Sony Computer Entertainmentから2011年に発売予定のPlayStation 3向けFPS,「KILLZONE 3」のメディア向け発表会が開催された。PlayStation 3を代表するシリーズ最新作の発表会とあって,日本だけでなく,韓国のメディアまで駆けつけたこの発表会の模様をレポートしよう。
基本システムは前作を踏襲しながらも,飛行プラットフォームである「イントルーダー」に乗りながらガンターレットを撃ちまくるシーンや,ジェットパックを装備して空を飛び回るヘルガスト兵とのバトルなど,前作以上にシネマティックかつドラマティックな演出が多数見られた。
また,この北極圏のステージには,プレイヤーであるセヴに迫る戦車を,WASPガンと呼ばれる誘導ミサイル兵器で破壊する場面や,プレイヤー自身がジェットパックを装備し,空を飛びながら攻撃するというシーンも用意されていた。なお,このステージのほかにも,熱帯雨林や北海の油田基地,さらには宇宙空間にまで戦いの舞台は広がり,「これまでにない,変化に富んだ体験」ができるとのことだ。
Hermen氏が説明したところによると,ストーリーは前作「KILLZONE 2」のエンディング直後,つまりセブが属するISA軍のアルファチームの活躍により,反乱の首謀者であるヴィサリが倒されたところから始まる。ヴィサリの死によっても戦争は終わらず,反対にヘルガスト軍内で主導権争いが勃発。ヘルガスト軍との戦闘により疲弊しているISA軍が,その劣勢をどうひっくり返すかがストーリーの見所になるという。
ゲームエンジンのパワーアップについても説明があり(スクリーンにはボンネットからエンジンが大きくはみ出した車の実写スチルが表示されるジョークも),前作のエンジンを改良してPlayStation 3のCPUである「Cell Broadband Engine」をフルに使った描画やサウンドが実現されているとのこと。そうした技術的な進化によって,マップの総面積は前作の10倍となり,映画を超えるような爆発や視覚効果も導入できたのだ。
映像こそなかったが,マルチプレイと,今回の目玉でもある3D立体視についても説明が行われた。マルチプレイに関しては,プレイヤーから寄せられた多数の意見を参考に,より遊びやすさを追求し,当然ながら,新モードの追加も計画中とのこと。
また3D立体視は,敵を正確に捉えやすくなるなど,操作性の向上にも寄与しているとのHermen氏は語った。このあたりは,のちほど掲載予定の体験プレイレポートをお待ちいただきたい。
最後に,もの悲しげな音楽に合わせて,主人公セヴがヘルガスト兵を始末していくイメージ映像が流され,プレゼンは幕を閉じた。約20分間という短い時間ではあったが,KILLZONEというプレイステーションプラットフォームを代表するシリーズの,看板に恥じない大作となることを予感させるに十分なプレゼンであった。
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KILLZONE 3
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(C)2011 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Guerrilla.
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