プレイレポート
「戦国大戦」の稼動が本日開始。高威力の鉄砲や攻城兵器「大筒」,一発逆転の「虎口攻め」など三国志とは異なる要素を引っさげ,いざ出陣
本作は,アーケードのヒット作「三国志大戦」の基本システムを継承しつつ,戦国時代という舞台に合わせて独自のシステムなどが加えられたタイトルだ。今回は稼動に先駆けて,セガにお邪魔して本作をプレイさせてもらったので,どのようなゲームになっているのかを紹介しよう。
基本的にはカードゲーム+RTS
デッキを構築してユニットを操作し,敵を倒せ
三国志大戦のプレイヤーには釈迦に説法だと思うが,本作は大雑把にいってしまうと,カードゲームとRTSを足して2で割ったようなゲームだ。
ゲームプレイには,プレイデータを保存するための「Aimeカード(ICカード)」と,織田信長や武田信玄などの武将が描かれた「武将カード」が必要となる。本作では,ICカードの代わりにおサイフケータイ対応の携帯電話を使って,データを保存することも可能だ。
武将カードはゲームを1回プレイすれば1枚手に入るほか,ゲームを始めるのに最適な「スターターパック」に5枚封入されている。
プレイヤーはこの武将カードの中から“デッキ”を構築し戦闘に参加させるのだが,各カードには1から4までのコストが設定されており,合計で8以下になるようにデッキを組まなければならない。カードを集めて,それぞれの能力などに頭を悩ませながら取捨選択をするというのは,カードゲームの醍醐味といえよう。
例えば,卓上のカードをほかの場所に動かすと,ゲーム画面内のユニットも,カードを動かした場所に対応したゲーム内のフィールドに向かって動き出すといった具合だ。
直感的な操作と,リアルタイムに操作が反映される戦闘は,戦国大戦の大きな特徴。本作はカードゲームでありながら,カードの性能や運だけで勝敗が左右されず,プレイヤーがユニットを操作する腕前も重要という,RTS的な側面も持っているのである。
・新たな操作方法「タッチアクション」
射程内の敵と自動で戦闘してくれていた三国志大戦とは違い,騎馬隊は走るだけでは突撃しないし,鉄砲隊はタッチしなければ攻撃すらしてくれない。慣れない動作だが使いこなせば強力なので,しっかり覚えて実行しよう。
丁寧に作られたチュートリアルで初心者も安心
三国志大戦経験者もプレイしておくべし
「三国志大戦をやり込んだからチュートリアルはいいや」という人もいるかもしれないが,三国志大戦にはなかったシステムや変更された要素は多い。初心者,経験者に関わらずチュートリアルを選択しておけば,スムーズに戦国大戦をプレイできるはずだ。
初心者向けのチュートリアルの解説はかなり細かく,ゲーム画面上で手本を見せた後に実際にカードを操作させるという,分かりやすい作りとなっている。
しかも,チュートリアルとは別の項目に「初心の章」という項目があり,ここでは全7章に分けて覚えておきたいゲームシステムをおさらいできるのだ。初心の章は,鉄砲の解説を織田信長がしてくれたり,まとめとなる7章で上杉謙信と戦うことになったりと,演出もなかなかおもしろい。7章すべてプレイしなくても,自分がよく分からないと思うところだけ学んでおくのもアリだ。
というように,丁寧なチュートリアル+初心の章で細かな解説という2段構えの講習は,初心者でもしっかりゲームの内容を覚えていけるだろう。これより下で紹介する基本的な情報は,ゲームセンターでプレイする前の予習ということで確認しておいてもらえると幸いだ。
対戦ルールは三国志大戦と基本的には同じだが,新たな展開を生み出す新システムも
卓上の一番奥には「攻城エリア」が存在し,ユニットをこの場所まで移動させると「攻城準備中」というゲージが表示される。このゲージが最大まで溜まると相手の城ゲージにダメージを与えられるので,攻撃を繰り返して城ゲージを0にすれば勝利となる。逆に,卓上の手前側にある自分の城に敵が到達すると攻撃されてしまう。
また,対戦時間中に双方のゲージが0にならなくても,終了時点で相手よりもゲージが多ければ勝利となる。ただし,群雄伝のシナリオなどではゲージを0にすることが勝利条件となっている場合もあるので注意したい。
戦闘の目的はあくまで敵を倒すことではなく,城ゲージを削ること。敵を倒すか城を攻めるか,攻撃に出るか守りにまわるかの駆け引きによって,アツい戦闘が繰り広げられるのだ。
画面の見方
(1)城ゲージ(左が自軍) (2)虎口攻めゲージ (3)残り時間
(4)ミニマップ (5)士気ゲージ (6)選択中の武将
(7)武将が使用可能な計略 (8)奥義
・「大筒」の登場でマップ中央の確保も重要に
ただし,占領した大筒であっても大筒エリアに自軍のユニットがいなければ,侵入してきた敵に奪われてしまう。しかも,カウントダウンが始まっている場合は,カウントが継続されたまま敵のものになるので,発射まで残り1秒というところで奪われると,即座に自軍の城ゲージが削られてしまうのだ。
城まで進軍せずとも城ゲージを削れる大筒は非常に強力なので,大筒の争奪は勝敗に大きく影響してくるだろう。
・「虎口攻め」で一発逆転
自軍のユニットや城がダメージを受けると,城ゲージの下にある「虎口(こぐち)攻めゲージ」が溜まっていく。このゲージが溜まると,卓上最奥の中央部分にある門がパカっと開き,ここにユニットを移動させると,通常の攻城ではなく「虎口攻め」が発動する。
さらに,内門攻めでは3つ,兵糧庫攻めでは2つの「虎口リール」が出現する。それぞれのリールでは,1〜5個の刀のマークが描かれたドラムが回転しており,リールをストップしたときに表示された刀の総計によってダメージ量を決定できる。よって,城へのダメージ量は,リールが多いぶん内門攻めのほうが高くなりやすい。
虎口攻めは確実に成功するものではないが,その効果は非常に大きく,即時発動であることも相まって,十分に一発逆転を狙える。機動力の高いユニットで虎口を狙うとともに,自軍の虎口の守りはしっかり固めておきたい。
戦国大戦の兵種は騎馬,鉄砲,槍の3すくみが基本
戦国大戦に登場する武将は,「騎馬隊」「鉄砲隊」「槍足軽」「弓足軽」「足軽」の兵種のうちどれかが設定されている。兵種は,ユニットの移動や攻撃の方法を決定する重要な項目だ。それぞれの兵種の特徴を把握して,うまくデッキに組み込もう。
・騎馬隊
ちなみに,青いオーラの状態は突撃の準備段階なため,タッチアクションを行わなければ突撃の効果がでない。三国志大戦のプレイヤーは気を付けてほしい。
・鉄砲隊
足の遅い槍足軽には大きな効果を発揮できるが,足が速い上に,突撃の効果で発砲をキャンセルしてくる騎馬隊を相手にするのは苦手だ。
・槍足軽
機動力が低く,射程も短いという欠点を持つが,進行方向に向かって槍状のエフェクトを展開できる。このエフェクトが敵に当たっていると「槍撃」が発生し,継続的にダメージを与えられるのだ。また,このエフェクトを突撃中の騎馬隊に当てれば迎撃ダメージを与えられる。天敵は,中距離から蜂の巣にしてくる鉄砲隊だ。
以上のように,上記のユニットは「騎馬隊→鉄砲隊→槍足軽→騎馬隊」という3すくみの関係があるので,覚えておけば戦闘を有利に進められるだろう。
・弓足軽
弓足軽は,移動せずに足を止めている間に限り,射程内の敵に向かって継続的な攻撃ができる。足を止めている間限定,というのがなかなか曲者で,鉄砲隊などのタッチアクションのさい,うっかり近くに配置した弓足軽のカードに触れてしまい,攻撃が解除されてしまうことも。鉄砲隊と一緒に運用する場合は注意してほしい。
・足軽
武将の能力を把握して効果的な指示を出そう
・コスト
カードの右上に○で示された,各武将を戦闘に参加させるために必要な数値で,武将によって1から4まで設定されている。上のほうで述べたとおり,この数値の合計が8以下になるようにデッキを組まなければならない。基本的に強い武将ほどコストが高いが,中にはコストの割に強力な武将も存在する。
・計略
各武将が持っている特殊能力で,戦闘時間の経過に合わせて溜まっていく「士気」を使って発動できる。カード左下を見れば,計略の効果範囲と必要な士気の量,計略の名前が書かれている。
計略の詳細はカードの裏面に書かれており,自分自身の強化,自軍ユニットの強化,敵の弱体化,敵への直接攻撃,さらには敵の城への攻撃などさまざまな効果を発揮。うまく使えば勝敗を決することにもなる重要な項目だ。
・武力
武将の攻撃力を示す数値。武力が高いほど敵に大きなダメージを与えられる。
・統率力
計略の効果の高さや,発動時間などに影響する。
また,敵ユニットとぶつかったときに,統率力が高いほど敵を大きくノックバックさせられる。三国志大戦の経験者は,象兵をイメージすると分かりやすい。ノックバックは敵の侵攻を食い止めるだけでなく,大筒への接近を防いだり,虎口への突入を弾き返したりと,さまざまな場面で有効だ。武力だけが高ければいいというものでもないことを覚えておこう。
・特技
計略と違って,特に操作をしなくても効果を発揮する特殊能力だ。カードには,統率力の下あたりにどの特技を所持しているのかがアイコンで示されている。三国志大戦プレイヤーにとっておなじみのものだけでなく,新たな特技も存在するので確認しておこう。
- 忍 敵に近寄らない限り,敵からは見えずに行動できる
- 気合 ダメージを受けても,一定量までなら回復できる
- 攻城 虎口攻めをこの特技を持つ武将で行うと,作戦選択時に「本丸攻め」が追加される
- 制圧 大筒制圧エリア内にいると,発射までのカウントが早くなる
- 防柵 戦闘開始時に,この特技を持つ武将の前に柵が出現する
- 魅力 戦闘開始時,魅力を持つ武将1人につき士気が0.5上昇する
- 伏兵 敵から見えずに行動でき,敵が近付くと突如出現して攻撃できる
・カードのレアリティに「戦国数寄」が登場
レアリティは,珍しい順から「スーパーレア(SR)」「レア(R)」「アンコモン(UC)」「コモン(C)」と呼ばれ,それぞれカードの枠が金,銀,黒,白となっている。
さらに,戦国大戦ではこれに加えて「戦国数奇」というレアリティが登場する。戦国数奇は,「第48回アミューズメントマシンショー」で発表されたような,有名作家とのコラボレーションによるカードに設定されている。
・「家宝」を使って武将を強化
ゲーム終了後にランダムで手に入る「家宝」を武将に装備させると,武将の武力や移動速度などを強化できる。
さらに,家宝にはそれぞれ「奥義」が設定されており,戦闘中に1度だけ計略のような強力な特殊効果を発揮できるのだ。奥義は士気ゲージと関係なく発動可能という大きな利点があるが,奥義発動後は武将を強化する効果がなくなってしまう。ここぞというときに使って,有利に戦闘を進めよう。
登場する武家は5種類
特徴を理解し最強の軍団を作り上げろ
武将は,それぞれ「織田家」「武田家」「上杉家」「今川家」「他家」のいずれかに所属している。できるだけ同じ武家の武将で固めてデッキを組むと士気の最大値が上昇するので,デッキ構築の目安となる要素といえよう。もっとも,そんな要素がなくても,プレイヤーによって「織田の鉄砲隊こそ最強だ!」とか「武田騎馬軍団を使いたいんだ!」というこだわりはあるはずだ。
各武家に所属する武将や,武家ごとの特徴を紹介するので,自分の軍団をどういった方向に作り上げていくかの参考にしてほしい。
・織田家
織田信長を中心に,強力な鉄砲隊が揃った武家だ。計略も鉄砲に関するものが多く,織田家を使うなら鉄砲隊がキモになるのは間違いない。鉄砲隊は,タッチアクションや弾込めなど特徴的な要素が多いので,初心者には扱い辛そうな武家ではある。
騎馬隊は非常に少なく,機動力には欠ける。火力の高い鉄砲隊と槍足軽の組み合わせで,戦場を支配しながら戦っていこう。
武家 | 武将名 | コスト | レアリティ | 兵種 | 武力 | 統率 | 特技 | 作家名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計略 | 必要士気 | 計略効果 | ||||||
織田家 | 織田信長 | 3.0 | SR | 鉄砲隊 | 9 | 10 | 制圧 魅力 |
春乃壱 |
天下布武 | 6 | 織田家の味方の武力と統率力が上がる。 | ||||||
滝川一益 | 2.5 | SR | 鉄砲隊 | 8 | 6 | 忍 | 小山宗祐 | |
撹乱貫通射撃 | 4 | 武力と射程距離が上がり、敵を貫通して射撃できるようになる。さらに、射撃が命中すると敵の統率力が一定時間下がるようになる。 | ||||||
丹羽長秀 | 2.5 | R | 鉄砲隊 | 8 | 8 | 制圧 防柵 |
黒葉.K | |
イスパニア方陣 | 6 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)味方の武力が上がり、鉄砲隊であれば射程距離が伸びる。 | ||||||
平手政秀 | 1.5 | R | 槍足軽 | 3 | 9 | - | 内田章夫 | |
切腹 | 4 | 撤退している味方の武将コストの最大値が大きいほど、自軍の士気が上がる。発動後、自身は撤退する。 | ||||||
村井長頼 | 1.5 | C | 鉄砲隊 | 4 | 6 | 制圧 防柵 |
Daisuke Izuka | |
弾丸補給 | 4 | 味方の残弾数が回復する。 |
・武田家
武田騎馬軍団というとおり,強力な騎馬隊を多く有するのが特徴。味方の武力や統率力を上昇させる計略が多いのもポイントといえる。その反面,鉄砲隊はほとんどおらず,織田家とは正反対の兵種構成だ。
足の速さと味方を強化する計略を駆使して,落城を狙っていこう。
武家 | 武将名 | コスト | レアリティ | 兵種 | 武力 | 統率 | 特技 | 作家名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計略 | 必要士気 | 計略効果 | ||||||
武田家 | 甘利虎泰 | 2.0 | R | 騎馬隊 | 8 | 4 | - | Yocky |
疾風迅雷 | 5 | 武力と移動速度が上がる。 | ||||||
高坂昌信 | 2.5 | R | 騎馬隊 | 7 | 10 | 魅力 | Wolfina | |
疾風の陣 | 4 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)味方の移動速度が上がる。 | ||||||
小畠虎盛 | 1.5 | UC | 槍足軽 | 4 | 7 | 攻城 | RARE ENGINE | |
火牛の計 | 7 | 敵に炎によるダメージを与え、吹き飛ばす。効果はお互いの統率力で上下する。 | ||||||
武田信玄 | 3.5 | SR | 騎馬隊 | 10 | 11 | 魅力 | JUNNY | |
風林火山 | 9 | 武田家の味方の武力と統率力と移動速度と兵力が上がる。 | ||||||
保科正俊 | 2.0 | UC | 槍足軽 | 8 | 4 | - | 山宗 | |
槍弾正 | 4 | 武力と槍撃ダメージが上がり、槍が長くなる。 |
・上杉家
“越後の龍”こと上杉謙信が率いる武家。各兵種がバランスよく存在するが,その中でも騎馬隊と鉄砲隊が強力だ。
計略は単体を強化するものが多いので,強力なユニットを前面に押し出して戦っていきたい人に向いているのではないだろうか。
武家 | 武将名 | コスト | レアリティ | 兵種 | 武力 | 統率 | 特技 | 作家名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計略 | 必要士気 | 計略効果 | ||||||
上杉家 | 上杉謙信 | 4.0 | SR | 騎馬隊 | 12 | 5 | 魅力 | 杉浦善夫 |
毘天の化身 | 6 | 武力と移動速度が大幅に上がり、兵力が回復する。 | ||||||
柿崎景家 | 2.5 | R | 騎馬隊 | 9 | 3 | 気合 | Ryo-ta.H | |
漆黒の暴威 | 5 | 武力が徐々に上がる。 | ||||||
河田長親 | 2.0 | UC | 鉄砲隊 | 7 | 6 | 伏兵 魅力 |
吉田ちひろ | |
貫通射撃 | 3 | 武力と射程距離が上がり、敵を貫通して射撃できるようになる。 | ||||||
直江景綱 | 2.0 | R | 鉄砲隊 | 7 | 9 | 防柵 | JUNNY | |
後方陣 | 4 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)味方の武力が上がる。 | ||||||
村上義清 | 2.5 | UC | 騎馬隊 | 9 | 7 | - | 伊藤サトシ | |
不屈の構え | 4 | 武力と兵力が上がる。 |
・今川家
ほとんどがコスト1〜2の武将となっており,武力は全体的に低めだ。また,槍足軽と弓足軽が大半を占めており,騎馬隊と鉄砲隊は少ない。
一方で,計略は効果時間の長いものや変わった効果を発揮するものが揃っており,一度ハマれば強力そうだ。武力よりも計略に力を入れて戦って行きたい人は,今川家を使ってみよう。
武家 | 武将名 | コスト | レアリティ | 兵種 | 武力 | 統率 | 特技 | 作家名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計略 | 必要士気 | 計略効果 | ||||||
今川家 | 朝比奈泰朝 | 2.0 | R | 騎馬隊 | 6 | 3 | - | 黒葉.K |
精鋭突撃術 | 4 | 武力と突撃ダメージが上がる。 | ||||||
井伊直盛 | 2.0 | R | 槍足軽 | 6 | 5 | 攻城 伏兵 |
春乃壱 | |
精鋭槍撃術 | 4 | 武力と槍撃ダメージが上がる。 | ||||||
今川義元 | 2.0 | SR | 弓足軽 | 7 | 7 | 制圧 魅力 |
小山宗祐 | |
上洛の幻 | 7 | 今川家の味方の武力が大幅に上がる。ただし効果中は自城に入れなくなり、効果終了時に兵力が下がる。 | ||||||
太原雪斎 | 2.0 | SR | 槍足軽 | 7 | 12 | 攻城 腹柄 魅力 |
Yocky | |
全知の領域 | 8 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)今川家の味方の統率力が上がり、敵の武力を下げる。 |
・他家
斉藤道三や松永久秀など,上記の4家に属さない武将が他家となる。自軍を強化するよりも,敵へのダメージや能力低下を与える計略に重点が置かれている印象だ。
兵種は足軽系の武将ばかりで,騎馬隊と鉄砲隊は非常に少ない。そのため,他家のみでデッキを組むよりも,ほかの武家との混合で戦っていくのがいいだろう。
武家 | 武将名 | コスト | レアリティ | 兵種 | 武力 | 統率 | 特技 | 作家名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計略 | 必要士気 | 計略効果 | ||||||
他家 (北畠家) |
北畠具教 | 1.5 | R | 足軽 | 6 | 5 | - | 西野幸治 |
秘剣一之太刀 | 4 | 【チャージ発動】(カードを押さえるとチャージが始まり、放すと発動する)斬撃を行い、敵に武力によるダメージを与える。ダメージはチャージ時間が長いほど上がる。この計略は1回使用すると効果が終了する。 | ||||||
他家 (斎藤家) |
斎藤道三 | 3.0 | SR | 弓足軽 | 9 | 10 | 攻城 魅力 |
タカヤマトシアキ |
蝮の毒牙 | 5 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)敵の兵力を徐々に下げる。 | ||||||
他家 (三好家) |
松永久秀 | 2.5 | SR | 鉄砲隊 | 8 | 9 | 制圧 伏兵 魅力 |
タカヤマトシアキ |
平蜘蛛の釜 | 3 | 自城前にいる敵に炎によるダメージを与える。ダメージはお互いの統率力で上下する。ただし発動後、自身は撤退する。この計略は自城の中でのみ使用できる。 | ||||||
三好長慶 | 2.5 | R | 弓足軽 | 8 | 9 | 制圧 魅力 |
西野幸治 | |
混沌の匣 | 4 | 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)敵の統率力を下げる。 |
ゲームシステムとカードの特徴を覚えたらいよいよ実戦へ
多彩なモードの戦場にいざ出陣
チュートリアルを通してゲームシステムを覚え,さらに戦国大戦に登場する武将達の特徴を確認し,デッキを組んだらいよいよ実戦に出陣だ。大きく分けて「群雄伝」と「対戦」の2種類のゲームモードが楽しめる。
・織田,武田,上杉のストーリーを楽しめる群雄伝
群雄伝モードは,「織田伝」「武田伝」「上杉伝」の3つに分かれたストーリーを,それぞれ1人プレイで楽しめるモードだ。NPCを相手に練習したい場合もこのモードをプレイするといいかもしれない。
各シナリオでは,特定のカードをデッキに加えておくと会話イベントが発生する。例えば,織田伝第1章では織田信長をデッキに加えておくと,会話が増えるとともに士気が上昇する効果があるので,覚えておいて損はないだろう。
・対戦形式は店内と全国の2種類。異なる条件下で戦う新たなモードも
全国のプレイヤーと対戦できる「全国対戦」と,同じ店舗内のプレイヤーと対戦できる「店内対戦」が用意されている。自分の腕を試したいなら前者,友達と戦いたいなら後者といったところか。
通常の対戦は,相手と対等な条件で勝負するもの。一方,大戦国では勝利条件やデッキの構築条件,障害物の配置などが相手と異なっているのだ。
対戦前に自分がどちらの陣営で戦うかを選択でき,不利な陣営を選んだ場合は,勝利したときにもらえるポイントが設定されたオッズの分多くもらえる。オッズは,全国で大戦国をプレイした人の戦闘結果に合わせて変動するようだ。
本来ならば,このモードのレポートをお伝えしたいところなのだが,残念ながら筆者がプレイした時点では全国で稼動が開始されていないため,選択できなかった。そのぶん,セガに提供してもらったスクリーンショットを多めに掲載しておくので,どのようなシステムになっているか想像を膨らませてほしい。
ちなみに,戦国大戦の稼動は本日11月10日から始まるが,大戦国モードが開催されるのはもう少し先のようだ。セガに理由を聞いたところ,「まずは戦国大戦というゲームに慣れてもらい,より多くのプレイヤーに基本的な部分を理解していただきたいためです。ただ,大戦国モードは,今作の目玉の一つでもあるので,そう遠くない時期に開催は決定しています」とのことだ。
大戦国モードが開催されるその日まで,初心の章や群雄伝,全国対戦で腕を磨き,その日が来るのを心待ちにしていよう。
「戦国大戦」公式サイト
- 関連タイトル:
戦国大戦 -1477 破府、六十六州の欠片へ-
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