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[CJ 2011]合体要素はまだ実装されないものの,CABALの市場を継ぐSF MMORPG「驚天動地II」がプレイアブル展示
さて,現在「驚天動地」というタイトルでMALIYOがサービスしているのは,韓国EST Soft製の「CABAL ONLINE」だ。摩力集団CEOの陳 友正氏によると,中国での名称の版権は同社が持っているので,「驚天動地II」という名称についてはとくに問題はないという見解だ。扱いは,従来の「驚天動地」とはとくに関連のない新タイトルである。
ちなみに,EST Softが開発中のCABAL IIについては,とくにサービスを行う予定はないという。まあ,Unreal Engine 3で作られているCABAL IIは,中国でサービスするにはスペック的に問題ありということになったのかもしれない。
昨年話を聞いたときに気になっていた,プレイヤーの合体攻撃などがどのように実装されたのかについて聞いてみたところ,CBT1の段階では,合体要素は盛り込まれていなかったそうだ。CBT2では,まずペットとの合体が実装される予定とのこと。
ペットと合体すると,例えば虎と合体すれば虎柄のような「服を着た感じ」になり,装備に近い形で実装されることになりそうだ。もちろん,合体したペットによって形状などは変わってくるほか,ペット特有のスキルが追加される模様。
将来的には,プレイヤー同士の合体がサポートされ,2人による合体と4人によるグループ合体が実装される予定だという。2人による合体では,片方のプレイヤーがキャラクターの移動を制御し,もう片方のプレイヤーが攻撃を担当することになる。4人の場合,操作をどうするかを現在煮詰めているところだそうだ。
B2Bブースでは,韓国,北米などのオンラインゲーム業者から問い合わせを受けているそうだ。ゲーム自体は,CABALのプレイヤー層に受けそうな雰囲気を保ちつつ,なかなかユニークな内容なので,CABALがプレイされている地域では受け入れられる可能性が高いのかもしれない。もちろん,まったく違う名前でのサービスにはなるのだろうが。
今後,プレイヤーの合体要素や巨大メカの召喚など,絵的に見栄えのしそうな要素が追加されるとなると,CABALの名前を受け継ぐのは,むしろもったいないような気もするのだが,マーケティング的には同社が運営するSF系3D MMORPGの後継作ということで,正しい位置付けではあるのだろう。このあたりは中国ならではの展開だ。
- 関連タイトル:
驚天動地II
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