コードマスターズは本日(2011年3月31日),今夏発売予定のミリタリーFPS
「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」 (
PlyaStation 3 /
Xbox 360 )の最新情報を公開した。
本作は,ミリタリーアクション「OPERATION FLASHPOINT」シリーズ最新作だ。2013年の中国とアフガニスタンの国境に位置するタジキスタンが舞台となっており,プレイヤーは同国内で起こった紛争に介入するアメリカ海兵隊員として戦闘に参加することとなる。
日本語版ローカライズにあたって,プレイヤーキャラクターであるアメリカ海兵隊小隊長 カービー役として,声優の
白熊寛嗣さん が起用されている。また,ソート役には
興津和幸さん ,バレット役に
遠藤大輔さん ,テイラー役に
間宮康弘さん と,個性溢れる声優陣が本作の登場キャラクターの声を彩っている。
それぞれのキャラクターや,兵種の情報が公開されているので紹介しておこう。
◆主なキャラクターと兵種 ◆
●登場キャラクター
ウィリアム・ カービー三等軍曹 (William Kirby) ※本作の主役
声:白熊寛嗣
年齢: 27歳
人種: 白人
出身: カリフォルニア州ノーザン・カリフォルニア
入隊のきっかけ:自分自身で何かを成し遂げたいという思いから、ニューヨークでの9・11テロ事件をきっかけに入隊。
性格:強い意志と聡明さを兼ね備え、また高い集中力を持つ。
ホセ ・ソート伍長 (Jose Soto)
声:興津和幸
年齢: 25歳
人種:ヒスパニック(キューバ系)
出身: ?
入隊のきっかけ:海兵隊に実在した伝説のスナイパーに関する書籍に影響を受ける。
性格:忍耐力があり、模範的な行動を率先して示す。
ライアン・ バレット伍長(Ryan Balletto)
声:遠藤大輔
年齢: 23歳
人種: 白人
出身: テキサス州ヒューストン
入隊のきっかけ:野球観戦中に、海兵隊の新平採用担当者とケンカになり、完敗する。彼の強さに感心し、彼と同様に強くなりたいとの思いから入隊。
性格:体は小さいが、頑丈で気性が荒い。
ダニエル ・テイラー上等兵(Daniel Taylor)
声:間宮康弘
年齢: 20歳
人種: アフリカ系アメリカ人
出身: ユタ州ソルトレイクシティ
入隊のきっかけ:元海兵隊員の叔父に影響を受ける。
性格:内向的な性格だが、責任感も強い。
●兵種とその特徴
ライフル兵 :
何でも屋のような役割。一般的に知られている、典型的な海兵隊員と言えば、この兵種!
てき弾兵:
大柄で強靭な体格を持ち、頼りがいのある役割。ショットガンの名手であり、接近戦が得意。
偵察兵:
狙撃手の役割。マークスマン・ライフルの名手で、遠距離戦が得意。
自動小銃兵:
チームの新入り。最も大きな銃器を持ち、制圧時に力を発揮。他がそれぞれの任務を遂行できるように援護し、制圧射撃に加わることができるようにする。
さらに,すでにお伝えしているように,元自衛官のアイドル
福島和可菜さん や,元自衛官と元体操選手でお馴染みのお笑いコンビ
弾丸ジャッキー が,ゲストとして本作の声優を務めている(
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ゲスト声優陣のプロフィール
●福島和可菜
出身地:北海道(函館)
生年月日:1982年12月2日
血液型:B型
その他:元陸上自衛官(旭川駐屯地 陸上自衛隊第2師団入隊)
●弾丸ジャッキー
名前: 松雪オラキオ(写真左)/ 武田テキサス(写真右)
出身地:佐賀県 / 愛媛県
生年月日:1977年9月5日 / 1977年3月22日
血液型:O型 / A型
その他:体操(九州大会優勝) / 元自衛隊レンジャー部隊
弾丸ジャッキー(左:松雪オラキオ,右:武田テキサス)
また,本作の開発者がゲーム内容を紹介するムービーと,エグゼクティブ・プロデューサーの
Sion Lenton(ショーン・レントン)氏 ,ブランドマネージャーの
Dan Robinson(ダン・ロビンソン)氏 からのコメントが公開されているのでお届けしよう。
※ムービーファイルへのリンク
◆開発者によるコメントの紹介 ◆
回答者:
Sion Lenton(ショーン・レントン) エグゼクティブ・プロデューサ
前作の『オペレーション フラッシュポイント: ドラゴン ライジング』(以下、OFP: DR)に引き続き開発全般を統括。
Dan Robinson(ダン・ロビンソン) ブランドマネージャー。
前作から『OFP』に携わり、本作でも、企画や方向性などのブランド管理を担当。
左:Sion Lenton(ショーン・レントン),右:Dan Robinson(ダン・ロビンソン)
Q: 本作のテーマとコンセプトは?
Dan : 本作には、ソビエト連邦から独立した実在の国「タジキスタン」を舞台とする、架空のストーリーが描かれています。
アフガニスタンと中国に隣接するこの国で暴動が起き、これを発端として、中国軍とアメリカ軍が戦うという設定です。
Sion : 複雑な隣接国を持つタジキスタンが、様々な要因によって安定を欠き、そこへ抵抗勢力による暴動が起きたらどうなるかを想定してみました。アメリカ中心の同盟国は、アフガニスタン軍の強化を図っています。このため、おそらくタジキスタンに入国し、政府軍を支援しながら沈静化へと動くでしょう。一方、中国軍も暴動沈静化という大義名分の下、同国に入り、隣接するウイグル自治区へと侵攻する、このようなシナリオが浮かびました。
Dan : つまり、アメリカと中国は、タジキスタンの国内安定化という同じ動機で軍を動かすものの、中国側の目的は別にあった。それは、ウイグル自治区の問題に対する西側諸国からの干渉を避けるための、タジキスタン侵攻ということになります。
Sion : 当然国連にて中国の撤退が議論されますが、中国人民解放軍は駐屯の正義を唱え、ロシアの後ろ盾もあって合意には至りません。最終的にアメリカ海兵隊と直接戦闘に突入するのです。
Dan : 何度も言いますが、本作は、あくまでもフィクションです。しかし前作同様、現在の社会情勢を踏まえて、設定にもリアリティを与えることをコンセプトとしています。
Q: 『レッド リバー』というサブタイトルの由来は?
Sion : タジキスタンにはバクシュ川(Vakhsh River)という川が実際にあり、この英語名がRed Riverなんですね。本作のミッションの多くがこの川沿いで展開される点、また、アメリカ海兵隊では、作戦名に地名を用いることが多い点から、レッド リバーと名づけました。また「血の流れ」と「中国のイメージカラー」にもかかっています。
Dan : 前作の『OFP: DR』では、モノトーンに黄色を基調としていましたが、本作では「赤い川」「血の流れ」「中国人民解放軍」を想起させる赤色を使用し、皆さんに覚えていただきたいと思っています。
Q: ゲームの特長は?
Sion : 協力プレイですね。オンラインでは、4人1チームとなり参加する、通常キャンペーンのほか、オンライン専用キャンペーンがあります。新システム、「XPランキング」を採用し、武器や装備などのアップグレードや戦略オプションが使用可能となりました。ちなみにこのシステムで獲得したポイントは、シングルプレイ・マルチプレイ共に、引き継いで使用することができます。また、自分の部隊を最強に作り上げられる点も、特長の一つです。プレーヤーは部隊の隊長として、てき弾兵(Grenadier)、ライフル兵(Rifleman)、自動小銃兵(Auto Rifleman)、偵察兵(Scout)の4つの兵種(兵士の機能別の分類)から自分と他の兵士の兵種を選択します。兵種には、それぞれ長所と短所がありますので、どれを選ぶかもポイントになってきます。
Dan : 武器、装備、搭乗兵器や戦略、弾道や充填方法に至るまで緻密に研究し、実際に使用される会話を採用するなど、海兵隊の雰囲気に近づけるために、こだわり抜いて開発を進めています。限りなく本物に近い戦争をゲームとして可能な限り表現し、そしてその中での海兵隊員の疑似体験をユーザーに提供できるものと自負していますよ。
Q: 前作、OFP: DRとの違いは?
Sion : まずは舞台が、タジキスタンであるという点ですね。同国の市街地や渓谷、丘陵地帯などが、抵抗勢力や人民解放軍との戦いの場と化します。この地で、前作にも増して、激しく厳しいミッションを遂行することになります。遮へい物のない場所や様々な地形、集落など、前作よりもさらに遊びごたえのある戦場が広がっています。
Dan : 前作を踏襲しつつ、リニューアルした要素も盛り込んでいます。OFPシリーズのファンの皆様の声を参考に、兵士のAIやモーションなど、システムを改善したり、インターフェースを直感的に操作できるように改良したりしました。
Sion : レーダーやクイックコマンドも使いやすく機能を充実させ、ボタン一つで弾丸の装填や装備・武器の選択も可能になりましたよ。さらに本作では、難易度を下げることで、敵を一発の弾丸で倒すことも可能になっています。
Q:本作のプレイ環境の広さは?
Dan : 約200平方キロメートルです。(ちなみに前作のスキラ島は220平方キロメートル)やや小さくなっていますが、地形がドーム型ではなく、ボウル型の環境になっているため、より壮大な広がりが感じられると思いますよ。
※ゲーム画像はすべて開発中のものです