連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第80回「隣人部がオールフォーワンな人々に捧げる呪いの言葉」
それがですね,今じゃなぜか嫌われることのほうが多いんです。犬を撫でようとすれば吠えられて噛まれそうになるし,猫に近付いたらダッシュで逃げられるんです。なんで? いつも「ケモッ●ス!」とか「複乳最高!」とか言ってるから? 動物は人の気持ちが読めるっていいますし,邪念を感知されてるのかな。
あの頃のピュアな自分はどこへ……大人になるって,悲しいことですよね。
番組ではゲストとして,制作担当の木部寿子さん,広報担当の池田裕貴さんをお招きし,4人プレイを楽しんできました。
本作はパーティーゲームとしての完成度がかなり高く,難しいことを考えずにワイワイ楽しめる良作でした。味方にイタズラする要素もあり,友情破壊ゲームとしても機能すること請け合い。番組でも必要以上に盛り上がってしまいました。
まさかSCEの広報さんに向かって「このアマ!」と発言する日が来ようとは,さすがの俺も思っていませんでした。ちなみに池田さん,スタッフが言うには帰るときに「あ〜楽しかった!」と非常に満足気だったらしいです。あの人は本当に楽しみに来てたんだな……。
学生時代に友達が多かったヤツら,40分置きに足の小指を角にぶつけろ。携帯電話の電話帳,登録されてる名前を全部シャッフルされてしまえ。地元テレビ局でアニメが放送されなくなれ。
いやね。最近「僕は友達が少ない」(はがない)のアニメを観たんですよ。面白いですねこれ。キャラデザが可愛いし,とくに女の子の唇が魅力的……って,違う違う。今回は,アニメの感想を語りたいわけじゃないんですよ。このアニメの1話を見終わったあと,主人公への嫉妬をきっかけに,学生時代のことを思い出しちゃったんですよ。
フォークダンスで手を握ってもらえなかったことや,体育で二人一組を作ってもらえなかったこと,修学旅行の部屋割りで惨めな思いをしたことなどが蘇ってきて,気が付けばTwitterで呪いの呟きを吐き散らし,同じような経験に苦しめられていた非リア充達のトラウマを呼び覚ますというサイコな破壊工作を行なってしまいました。
まぁね,これはラブコメですから。主人公の小鷹君,「友達いない友達ほしい」と言いつつも個性豊かな美少女達に囲まれて,キャッキャウフフしてますから。友達を作るために結成した“隣人部”で青春してますから。こちらが勝手にネガティブな記憶に苦しめられてしまっただけで,実際はぜーんぜん俺の学生時代とカブるところなんかない。あるわけがな……あっあるにはあった!
こやつら,第2話で友達を作る練習と称して,ギャルゲーをプレイするんです。俺,以前も書いたと思いますけど,これをリアルにやっていました(関連記事)。薄暗い汚部屋で,ギャルゲーの主人公にアテレコしながら会話の練習していました。
じゃあ,親近感を覚えたんじゃないかって? とんでもない。なぜなら,俺はそれを親父に見られて,お医者さんに連れて行かれそうになったというのに(実話),小鷹君ときたら,美少女2人と一緒にゲームを楽しんでいるんですよ。画面内にも画面外にも美少女がいるという,超欲張りシチュエーションなんですよ。
もうね,色々とこみ上げてきて俺は,モニターの前でギリギリと唇を噛むばかり。下手に共通点を見出し,膨れ上がった俺の“Shit力”(「羨ましいぞクソが!」と嫉妬する気持ちをワクワクの100倍にした無限のPower。読み方は“オーラ力”と同じ)はスパーキング寸前でした。
というわけで,冒頭に羅列した呪いの言葉へと至るのです。しかし哀しきはアニオタの性よ。こんなに恨み辛みを書き連ねたところで,「はがない」の視聴はやめられないとまらない……だって夜空も肉も可愛いんだもん……。なんか今後も俺好みの娘がどんどん増えていくみたいだし,仕方ないからリアルタイム視聴しつつ録画したうえでBlu-rayも買わなきゃならないじゃん……。
あ,小鷹君。君,髪の色がコンプレックスなら剃髪をオススメするよ。きっと似合うって。つーか……俺が剃り上げてやんよ!
- 関連タイトル:
ラチェット&クランク オールフォーワン
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