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エミリアとルミアの水着衣装,デューマンとキャストの「PSPo2i」衣装/パーツなど注目の新情報も飛び出した,「ファンタシースター感謝祭2013」札幌会場のレポートを掲載
本稿では,シリーズプロデューサーの酒井智史氏をはじめとした開発陣によるステージイベント,北海道地区代表が決定した「アークスグランプリ」地区予選を中心に,最後の地方開催となった札幌会場の模様をレポートしていこう。
なお8月3日には,「PSO2」のアークス最速No.1を決める公式全国大会「アークスグランプリ」の決勝やコスプレコンテストなどが行われる,決勝大会の開催が予定されている。すでに決勝大会観覧の締め切りは過ぎているが,決勝大会の模様は,アークスグランプリ決勝大会を含め,すべてのプログラムがニコニコ生放送で放送される予定だ。当日会場に行けないという人は,番組をチェックしてほしい。
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「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
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チームメンバー全員で“お揃い”を身に付けられる「チームアクセサリー」や「PSPo2インフィニティ」などの衣装追加が発表された,ステージイベント第1部
オープニングでは,「PSO2」シリーズプロデューサーの酒井智史氏,「PSO2」シリーズディレクターの木村裕也氏,PS Vita版ディレクターの菅沼 裕氏が登壇して,来場者に向けて挨拶。酒井氏をはじめとした開発陣は,札幌での開催は約3年ぶりとなるイベントを楽しんでいってほしいと,来場者に向けてコメントしていた。
続けて実施されたステージイベントでは,8月以降に実装される,EPISODE2の追加アップデート最新情報が公開された。ここでは,会場で公開された新情報を中心にお伝えしていこう。
なお,東京/名古屋/福岡/大阪会場で公開された情報と内容が重複する部分は,詳細を割愛している。詳しく知りたい人は,以下の記事にも目を通してほしい。
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この数字は“同時”接続者数の数であり,一日あたりのユニークユーザー数はもっと高い数字となっているそうだ。酒井氏は,サービス開始以来の目標だったという10万人超の同時接続者数を達成できて,喜びもひとしおだと話していた。
ちなみに,公式ブログのエントリーによれば,「PSO2」で一時期問題となっていたRMT業者のBotはほぼ活動を停止しているため,今回の記録は純粋なプレイヤー数で達成した数字なのだという。
続いては,現在一部の地域で放映されている「PSO2」の新CMと,EPISODE2の最新PVが上映された。
「ワイルドオーシャンパイレーツ」は8月上旬実装予定のACスクラッチで,海賊モチーフや中華風の衣装,キャストの新パーツなどが用意されている。
新ビンゴカードは,海岸フィールドが対象となっているものが多く,緊急クエスト「サマーウォーズ」と一緒にプレイすると攻略がしやすいとのこと。
ちなみに,ムービー中で紹介された「フォトンチェア」は全10色が用意されており,FUNショップで入手できる。ロビーアクションなので,チャットコマンドで使うことも可能だ。酒井氏によれば,フォトンチェアの色指定コマンドは,懐かしのセクションIDにちなんだものになっているそうである。
ちなみに,新しいレアエネミー「メセタン」の名前は,もともと開発コードネーム(仮の名前のようなもの)だったのだとか。木村氏曰く,酒井氏がちゃんとした名前を付けたものの,メセタンのほうが分かりやすいだろうという理由で,今回は開発コードネームが正式名称として採用されたのだという。
「チームアクセサリー」は,同じチームに所属するメンバー全員で“お揃い”のアクセサリーを身に付けられるというもの。「チームマント」「チームベレー」のいずれかを装備可能で,色も自由に設定可能。リーダーかマネージャーが設定をオンにすると,チームメンバー全員の「アクセサリー3」が,チームアクセサリーに強制的に変更される。
合わせて,チームルームに「海岸拠点」が追加されることも明らかにされた。こちらは,海岸フィールド同様,時間の経過がビジュアルで表現されているのが特徴だ。
中でも,エミリアとルミアの水着衣装,デューマンとキャストのデフォルト衣装/パーツ,“目隠し”のアクセサリーなどが,とくに来場者達に注目されていたという印象だ。
EPISODE2の第2章となる「これまでと,これから」には,新たなキーパーソンである「シャオ」が登場する。ちなみにシャオの声はシオンと同じで,緒方恵美さんが担当している。
なお8月8日からは,PS Vita本体を購入すると「キャプテンハット」※のアイテムコードカードがプレゼントされるというキャンペーンが開始される。アイテムコードがなくなり次第終了となるので,これからPS Vitaで「PSO2」を始めるという人は,キャンペーン開始日を覚えておこう。
※PS Vita版「PSO2」のクローズドβテスト参加特典アイテムと同じもの(関連記事)
最後に開発陣は,「PSO2」におけるロードマップを紹介。
木村氏は,9月と11月に実装される新フィールドなどは,公式サイトで公開しているロードマップに記載されている今後のアップデート名から推測できるので,ぜひチェックしてほしいとし,ステージイベントの第1部を締めくくった。
スノウバンシー&スノウバンサー対ダーク・アグラニの「怪獣大決戦」,来場者の質問に答えるQ&Aコーナーで盛り上がったステージイベント第2部
ステージイベント第2部は,エネミー同士による対決企画「怪獣大決戦」でスタート。札幌会場では,スノウバンサー&スノウバンシーのペアと,ダーク・アグラニの対決が披露された。なお,スノウバンサー&スノウバンシーは,2体とも出現した状態でのスタートだった。
ちなみに,会場が北海道ということで,フィールドはスノウバンサー&スノウバンシーの“ホーム”となる「凍土」が選ばれている。
今回の対決は“早送り”なしの戦いとなり,序盤から激しい攻防が繰り広げられた。ダーク・アグラニは雷攻撃やスラッシュでダメージを蓄積させていき,2分20秒ほど経過したところで,スノウバンシーを沈める。
その後も,ダーク・アグラニの攻撃がスノウバンサーにヒットするシーンが多く見受けられたため,ダーク・アグラニ有利かと思われた。しかし,4分20秒を過ぎたあたりでダーク・アグラニが力尽き,対決はスノウバンサー(&スノウバンシー)に軍配が上がった。
ちなみに酒井氏によれば,本来,バンサ・オラン&バンサ・エレナ対ダーク・アグラニというレアエネミー同士の対決にする予定だったが,担当者が間違えてスノウバンサー&スノウバンシーを選んでしまったとのこと。結果として,均衡したいい勝負になったのでそのまま会場での披露に至ったと,今回の裏話を披露していた。
なお,8月3日に開催される決勝大会でも,「怪獣大決戦」の新しい対決カードを用意しているそうだ。決勝大会の観覧に当選した人は,楽しみにしていてほしい。
続いては,来場者から寄せられた質問や要望に「PSO2」開発陣が答えるというQ&Aコーナーの時間に。ここでは,会場で取り上げられた話題のうち,一部をピックアップして紹介していこう。
最初に取り上げられたのは,プレイするキャラクターを切り替える際,ログアウトしなくてもキャラクター選択画面に戻れるようにならないかという要望だ。
これは木村氏が回答し,8月上旬のアップデート以降,ログアウト時にシップ選択画面に戻るという選択肢が追加されるので,キャラクターを切り替えやすくなるとコメントした。
サポートパートナーの育成では,しばらくは変更の予定はなく,現行のシステムを継続する予定とのこと。パートナーコンソールについては今後バリエーションを増やし,サポートパートナーが椅子に座るようなタイプも追加していきたいと,木村氏は話していた。
ルームグッズ関連では,楽器のバリエーションに和楽器を追加してほしいという要望が上がっていた。木村氏はこれに「予定にはありませんでしたが,考えてみます」と回答していたので,今後,実装される可能性もありそうだ。
ちなみに,マイルームに入れる人数が12人までというのは,マルチパーティーエリアに入場できる人数が最大12人までというのと同じで,システムの深い部分に関わるものなのだとか。そのため,マイルームの最大入場人数を増やすことはかなり難しいそうである。
6月中旬に「ステージライブ機能」が実装されたことに合わせ,アークスロビーでクーナのライブを鑑賞できるイベントが実施された。しかし,クーナのライブはEPISODE2実装以降実施されていないため,次はいつ開催されるのかという質問が上がっていた。
これは木村氏が,7月31日から8月7日までの期間にクーナのライブイベントを実施すると明言していた。
ちなみにクーナのライブは,緊急クエストと似た形のイベントで,ゲーム内で告知されるのは開始15分前となる。まだ見たことがない人は,イベントを見逃さないように注意してほしい。
なお酒井氏によれば,「PSO2」のサントラCDが10月と11月に発売予定で,クーナがライブで歌っている曲も収録されるとのことだ。
ストーリー/設定関連では,「キャストは生体をベースにした種族なのか,それとも完全にロボットなのか」という質問や,「シオンの話を翻訳してくれる人はいませんか」という要望が上がった。
どちらの質問もストーリーに深く関わるためか,明確な回答は出なかったが,前者については「サポートパートナーはロボットだが,キャストはそれとは違う存在」,後者については「EPISODE2の第2章でシャオが出てくることで,シオンの話していたことの意味が徐々に分かってくるようになる」と回答していた。
なお,シオンとシャオの両方を緒方恵美さんが演じているのも,ちゃんとした意味があるとのこと。
武器パレットを増やしてほしいという要望と,空の武器パレットをスキップできるようにできないかという要望に対しては,木村氏が実現を匂わせる発言をしていた。ただ,武器パレットを増やすと“1周”させるのに時間がかかるようになること,空の武器パレットを飛ばせるのかはシステム的に可能か検証してみないと分からないため,慎重に検討したいと付け加えていた。
そのほか会場では,マルチパーティーエリアでの「PSEバースト」に関する話題も上がった。
一部プレイヤーが効率を求めて行っている手法は,やり方を知らない人がキックされるといったこともあり,「PSO2」チームでは問題視しているという。その手法は想定された遊び方から外れた,いわば不具合に近いものだと認識しており,PSEバースト自体には影響しない形で,秋口をめどに修正を予定しているとのこと。
木村氏は,その修正に伴いプラスαの上方修正なども検討しているが,修正とまとめて一気に実施すると結果などが見えにくくなってしまうため,修正は段階的に行っていきたいと述べていた。
また,会場では「電脳戦機バーチャロン」シリーズとのコラボを希望する声が上がっていた。これに回答したのは酒井氏で,いろいろと事情があり,社内コラボであっても実現が難しいこともあると述べた。「ファンタシースターポータブル2」のときもコラボできないか検討したものの,そのときは残念ながら実現には至らなかったそうである。
なお,「PSO2」でも「バーチャロン」シリーズとのコラボを検討しているとのこと。現状は,「もしかしたら実現できるかもしれない」という段階らしいので,コラボが前向きに進むことに期待したいところである。
アークスグランプリ北海道地区代表が決定。PS Vita部門では再試合も行われる波乱の展開に
大会は,PS Vita部門は2人1組,PC部門は4人1組のチームで挑戦する。あらかじめ用意されたキャラクターを使用して,指定クエストのクリアタイムを競うという内容。クエストの制限時間は10分間で,クエスト出発前のカスタマイズは2分間に制限されている。
参加選手は,使用キャラクターの種族(※デューマンを除く)と性別を自由に選べ,クラスはファイター×ハンター,ガンナー×レンジャー,フォース×テクターのいずれかから選ぶ形になる。
クエストは浮遊大陸が舞台で,多数出現するダーカーと龍族を倒し,最終エリアのクローム・ドラゴンを倒すのが目的となる。
決勝ラウンドに進出したチームは以下のとおり。なお,7月17日にEPISODE2が実装されたが,大会で使用するクライアントは,他会場同様,EPISODE2実装以前の「ver1.0501.0」相当のものが使われている。
●PS Vita部門決勝ラウンド進出チーム
予選通過タイム1位(5分39秒96):床ペロだけは勘弁!!
予選通過タイム2位(6分09秒38):体型がリリーパ族
予選通過タイム3位(8分41秒27):ガラムマサラ
予選通過タイム4位(8分49秒25):ウーダンの肉
●PC版部門決勝ラウンド進出チーム
予選通過タイム1位(2分07秒61):いぬじる&ヴァニー
予選通過タイム2位(2分40秒32):一日一食クッキー3枚
予選通過タイム3位(3分02秒46):トリアーエズリジェネしとけよ
予選通過タイム4位(3分35秒13):Gift
トーナメント形式で対戦する決勝ラウンドは,セミファイナルでは予選1位と4位,2位と3位が直接対戦し,対戦相手より先にクリアしたチームが勝利となる。セミファイナルの結果は以下のとおりだ。
■PS Vita部門
準決勝第1試合 ×「ガラムマサラ」チーム(クリアタイム:8分21秒57) ○「体型がリリーパ族」チーム(クリアタイム:6分35秒92) |
準決勝第2試合 ×「ウーダンの肉」チーム(クリアタイム:−) ○「床ペロだけは勘弁!!」チーム(クリアタイム:6分02秒58) ※1回めは両チームが戦闘不能となったため再試合 |
■PC部門
準決勝第1試合 ×「トリアーエズリジェネしとけよ」チーム(クリアタイム:2分31秒03) ○「一日一食クッキー3枚」チーム(クリアタイム:2分08秒60) |
準決勝第2試合 ×「Gift」チーム(クリアタイム:3分44秒64) ○「いぬじる&ヴァニー」チーム(クリアタイム:2分07秒09) |
PS Vita部門の決勝戦は,「体型がリリーパ族」チームと「床ペロだけは勘弁!!」チームの対戦となった。両チームの構成は以下のとおりである。
「体型がリリーパ族」チーム
・ヒューキャシール(キャスト女のファイター×ハンター)
・ヒューキャシール(キャスト女のファイター×ハンター)
「床ペロだけは勘弁!!」チーム
・ヒューマール(ヒューマン女のファイター×ハンター)
・レイキャシール(キャスト女のガンナー×レンジャー)
PS Vita部門では,「床ペロだけは勘弁!!」チームが「体型がリリーパ族」より先にクエストをクリアし,地区大会での優勝の栄冠を勝ち取った。
・PS Vita部門札幌大会優勝:「床ペロだけは勘弁!!」チーム(クリアタイム:5分33秒81)
・PS Vita部門札幌大会準優勝:「体型がリリーパ族」チーム(クリアタイム:6分11秒72)
PC部門の決勝戦は「一日一食クッキー3枚」チームと「いぬじる&ヴァニー」チームの対戦となった。メンバー構成は以下のとおりで,「一日一食クッキー3枚」チームがファイター×ハンター3人とガンナー×レンジャー1人,「いぬじる&ヴァニー」チームがファイター×ハンター1人とガンナー×レンジャー3人という,対照的な構成だ。
「一日一食クッキー3枚」チーム
・ヒューキャシール(キャスト女のファイター×ハンター)
・ヒューキャシール(キャスト女のファイター×ハンター)
・ヒューキャシール(キャスト女のファイター×ハンター)
・レイキャシール(キャスト女のガンナー×レンジャー)
「いぬじる&ヴァニー」チーム
・レイマー(ヒューマン男のガンナー×レンジャー)
・ヒューマー(ヒューマン男のファイター×ハンター)
・レイキャシール(キャスト女のガンナー×レンジャー)
・レイキャシール(キャスト女のガンナー×レンジャー)
対戦を制したのは「いぬじる&ヴァニー」チームで,クリアタイムは2分05秒80。惜しくも地区大会優勝を逃した「一日一食クッキー3枚」チームも,2分31秒10という好記録を出していた。
・PC部門札幌大会優勝:「いぬじる&ヴァニー」チーム(クリアタイム:2分05秒80)
・PC部門札幌大会準優勝:「一日一食クッキー3枚」チーム(クリアタイム2分31秒10)
両部門の優勝チームには,記念メダル/2万5000AC/地区優勝記念ルームグッズが,準優勝チームには記念メダル/1万5000AC/地区準優勝記念ルームグッズがそれぞれ贈られ,8月3日にディファ有明で開催される決勝大会への出場権利が与えられた。
PS Vita部門札幌大会優勝:「床ペロだけは勘弁!!」チーム(写真左) PS Vita部門札幌大会準優勝:「体型がリリーパ族」チーム(写真右) |
PC部門札幌大会優勝:「いぬじる&ヴァニー」チーム(写真右) PC部門札幌大会準優勝:「一日一食クッキー3枚」チーム(写真左) |
札幌大会の開催が終了し,残すは8月3日に開催される決勝大会のみとなった。決勝大会には,東京会場/名古屋会場/福岡会場/大阪会場/ファミ通CUP/札幌会場におけるアークスグランプリ優勝/準優勝チームが集結し,アークス最速No.1の頂上決戦を行う。
決勝大会は事前応募制で,すでに応募は締め切られているため,当選者しか会場を訪れることはできないが,決勝大会の模様はニコニコ生放送で放送予定だ。「PSO2」プレイヤーはぜひ,グランドフィナーレとなるイベントを見届けてほしい。
東京,名古屋,福岡,大阪そして札幌と,5大都市を制覇したヴォル・ドラゴンさん |
SHIPコミュニケーションエリアでは,多くの来場者達が交流をしていた |
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