アクアプラスは本日(9月30日),PlayStation 3用ソフトとして人気を博していたシミュレーションRPG
「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」のリメイク版,
「ティアーズ・トゥ・ティアラ−花冠の大地−PORTABLE」を,
PSP用ソフトとして11月25日に発売すると発表した。価格は,通常版が5040円,初回限定版が6825円(いずれも税込)。
本作は,2008年7月にPS3用ソフトとして発売され,その後TVアニメやコミックへも展開された「ティアーズ・トゥ・ティアラ−花冠の大地−」のPSPリメイク版だ。ゲームシステムは,2Dの立ちキャラやCGによるアドベンチャーパートでストーリーが進行し,戦闘が発生するとターン制のシミュレーションRPGパートに切り替わるというもの。難易度が選択できるためプレイのハードルが自由にコントロールできるほか,アイテムや装備品集めなどのやり込み要素が用意されている点も,大きな魅力のタイトルだ。
■世界観
主に人間族で占められています。
種族によっては大きさが違ったりしますが、身体的な差異はあまりありません。
人間に比べると、他の種族は技能に優れていたり、特殊な能力が使えたりします。
■ストーリー
−『青銅の時代』の終焉から1200年。
大陸では新たに勃興した『神聖帝国』がその勢力を広げ、あまねく辺境の地を、かつての『古代王国』の領域までをも呑み込みつつあった。
そんな中、帝国の侵攻を受けた『エリン島』では、ゲール族の少女「リアンノン」が、魔王「アロウン」復活の儀式の為、
今まさに、生贄にされようとしていた。
様々な要因が重なり、儀式自体は失敗してしまったかのように見えたが、結局、魔王「アロウン」は復活してしまう…。
キャラクターデザインや原画はPS3版と同様に
「ToHeart2」「うたわれるもの−散りゆく者への子守唄−」で人気のなかむらたけしさんと甘露樹(あまづゆ たつき)さん。STUDIO4℃が制作するオープニングアニメーションや,豪華声優陣の起用など,このあたりの押さえられるべきポイントもPS3版と同様の仕様である。
そしてもちろん,PSP版の追加・変更要素もある。一つは,ゲーム難易度が新たに追加されているという点。PS3版では「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階があったが,今回,「HARD」よりもさらに手応えのある
「DEVIL」モードが加わり,さらに高難度の冒険に挑戦できるようになった。
もう一つは
「戦闘評価」の追加だ。戦闘評価は「ティアーズ・トゥ・ティアラ外伝−アヴァロンの謎−」に実装されていた機能で,各ステージでの戦闘終了後,クリアまでにかかったターン数やアイテムの使用回数などによって評価が出るとういもの。戦闘評価が高ければ高いほど良いアイテムを手に入れることができるほか,ゲームクリア時には最終評価が表示される。これは高難度モードの追加と合わせて,本作のリプレイ性を高める機能といえるだろう。
またPSP版ということで,メモリースティックへのメディアインストールに対応しているほか,ゲームプレイ中に見られたイベントCGをメモリースティックに保存して,PSPの壁紙として使えるなどの機能も追加されている。こちらも,PS3版で一過性のイベント絵をしげしげ眺めたいと思っていた人には朗報だ。
なお,本作の発売に関しては,
初回限定版と予約特典が用意されているので,そちらにも注目してほしい。初回限定特典としてはゲームに登場するアルサルの剣
「ダーンウィン」をメタルで忠実に再現した“メタルリダクションモデル”が,予約特典では特殊なゲームパッケージのジャケットおよびPSPドレスアップ用のステッカーがそれぞれ用意されているので,ファンは早めの予約で,貴重なアイテムを取りこぼさないようにしよう。
「ダーンウィン」メタルリダクションモデル
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カスタムジャケットセット |
ドレスアップステッカー |
#####以下,リリースより引用#####
■キャラクター
○アロウン(CV:大川透)
この物語の主人公。
永きにわたる眠りから目覚めた魔王。
伝説上の存在であり、漆黒の衣の奥に、多くの謎を秘めている。
復活後、リアンノン達と行動を共にすることになる。
○リアンノン(CV:後藤邑子)
予言の力に秀でた、心優しき託宣の巫女。
ゲール族の前族長の娘であり、失われた古代王国の末裔。
両親をはやくに失ったため、小さい頃から兄アルサルに育てられる。
○アルサル(CV:石井真)
ゲール族の若き戦士。リアンノンの兄。
誓約を重んじる、熱く、真っ直ぐな男。
一の戦士として、ゲール族の戦士団を率いている。
○モルガン(CV:中原麻衣)
アルサル配下の、野性味あふれる弓使い。
おおざっぱな性格だが、戦士団の中ではアルサルに次いで強い。
アルサル、リアンノンとは幼なじみ。
○オクタヴィア(CV:田中理恵)
神聖帝国の女剣士。
今は零落したが、代々帝国騎士を輩出した貴族の出。
沈着冷静、正確無比な剣技が冴えわたる。
○スィール(CV:名塚佳織)
アザラシ妖精。水辺の妖精とも。
昔から運の悪いたちだったらしく、かなりの悲観主義者。
失敗もたえないので、さらに落ち込んでしまう。
○オガム(CV:秋元羊介)
辺境随一の賢者。
太古の叡智に通じ、あらゆる魔法に秀でる。
アロウンの守り刀を自認し、彼の参謀を務める。
○ラスティ(CV:植田佳奈)
小心な鉱山妖精。
かつての大戦では、勇壮な戦士として活躍した一族の出身。
鍛冶が得意だが、武器よりも金物を作る方を好む。
○エルミン(CV:清水愛)
幼い家付き妖精。
素直だが、おっちょこちょいのあわてんぼう。
妖精族にとっては伝説の英雄である、アロウンにあこがれている。
○リムリス(CV:小清水亜美)
家付き妖精。家事万端をそつなくこなす。
お茶会をするのが大好きで、ハーブティーにはとても詳しい。
アップルパイは自慢料理。エルミンを妹のように可愛がっている。
○エポナ(CV:浅井清己)
道具屋に従事する妖精。
アロウン達と出会う以前は、各地を行商してまわっていたらしい。
がめつい商売を信条とする。
○タリエシン(CV: 坪井智浩)
さすらいの吟遊詩人。
とぼけた言動のせいで、ヘボ詩人呼ばわりされることが多い。
戦いには向かない軟弱者に見られがちだが、実はかなりの使い手。
○ガイウス(CV: 浜田賢二)
神聖帝国、アルビオン方面遠征軍総司令官。
帝国元老院議員にして、準執政官。軍略の天才であり、野心家。
非情な武将ではあるが、部下の信望も厚く、どこか憎めない男。
○リディア(CV: 沢城みゆき)
神聖帝国治安維持部隊、ルブルム司令官。
名門の帝国貴族の出。高貴だが、残忍な性格。
帝国の秩序を乱す者には容赦しない。