映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がエピソード形式のアドベンチャーゲームに。リリースは，2010年12月の予定

　1985年に公開されたロバート・ゼメキス監督の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は世界中を熱狂させたが，公開から25年を迎えた今年（2010年），そんなエンターテイメント映画の名作がアドベンチャーゲームとして復活することになった。「Sam & Max」シリーズで知られる北米のデベロッパ，Telltale Gamesが「Back to the Future: The Game」（PC/Mac）を2010年12月中にリリースすると公式サイトなどで発表したのだ。

「Back to the Future: The Game」公式サイト

　それによれば，Back to the Future: The Gameは「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3」の直後から始まる。西部開拓時代から帰った主人公マーティ・マクフライとドク・ブラウンが，再び冒険の旅に出るというストーリーを，Telltale Gamesらしく5つのエピソードに分けて順次リリースしていく予定だ。
　公式サイトのムービーを見ると，ドク役を演じた名優クリストファー・ロイド氏自身が，ドク役として声優に挑戦。オレンジ色のベストがトレードマークだったマーティ役のマイケル・J・フォックス氏は，12年におよぶパーキンソン病との闘いのため参加はできないが，彼に代わって「これまでプロとして仕事をしたことがない」という新人A.J.ロカシオ氏が，例の，若々しくもどこかくたびれた感じもするマーティの声を見事に演じている。


　PC版とMac版のダウンロード販売価格は24.95ドル（全エピソード分）が予定されており，時期は未定ながら，PlayStation 3版とiPad版も計画中であるという。PC版とMac版は公式サイトから予約が可能で，早期購入者にはTelltale Gamesのタイトル，「Puzzle Agent」が無料で付いてくるとのこと。
　さらに，販売されたゲーム1本あたり1ドルが，マイケル・J・フォックス氏が設立したパーキンソン病の研究助成基金，Foundation for Parkinson's Researchに贈られる予定である。