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[G-Star 2011]Unityの技術を駆使したブラウザ/スマートフォン対応3D MMORPG「三国志を抱く」は,1年前からどれほど進化したのか
これまで「君主 online」や「アトランティカ」などを手がけているNdoorsのCEOキム・テゴン氏は,MMORPGに政治や経済の要素を取り入れることを得意とするクリエイターで,本作にもそうしたシステムや,都市育成の要素がたっぷりと盛り込まれている。
本作最大の特徴は,そんなゲームシステムもさることながら,ブラウザでプレイできるように開発されていることかもしれない。昨年(2010年)の「G-Star 2010」の時点で,iPadで動いているのを見て驚いたが,今回はそれに加え,iPhone版をプレイアブル出展。ゲーム内容もアップグレードしており,モバイル系に力を入れる韓国Nexonを代表する一作になりそうだ。
昨年のバージョンに比べてゲームの基本コンセプトやストーリーなどは変わっていなかったが,グラフィックスやUIなどは,この1年でほぼ作り替えられており,さらに磨きがかかっている印象だ。最新バージョンのプロモーションムービーを2本紹介するので,G-Star 2010の記事とぜひ見比べてほしい。
これらのムービーを普通に見ても,一般の3D MMORPGと勘違いされてしまいそうなのだが,ブースではこれらが,iPhoneなどで動いていたのだ。
進化がとくに著しいのが,イベントシーン。昨年の出展バージョンでは,関羽などのキャラクターが描かれた一枚絵に音声を加えて臨場感を出していたが,今回は3Dモデルをレンダリングした映像になっており,ストリーミングでムービーが流れてくる。そのため,ブースのスマートフォンはWi-Fiで接続されていた。
日本国内でも最近,ブラウザゲームのクオリティが劇的に上昇しているが,それでも,本作がローカライズされれば,大きなインパクトを与えるかもしれない。
4Gamerでは,Ndoorsで本作の開発総指揮を務める,キム・テゴン氏へのインタビューを行っており,こちらも急ぎの掲載を予定している。興味深い話が聞けたので,ぜひ楽しみにしてほしい。
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三国志を抱く
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