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「Prototype 2」の制作が正式に発表。2012年発売予定の続編は,アレックス・マーサーを食い止めるべく立ち上がった男が主人公に
2010年12月6日の記事でもお伝えしたように,Activisionがオープンした謎のティザーサイトに意味深なムービーが掲載され,合わせて「12月11に開催されるSpike TV Video Game Awardsで何かを発表する」とされていた正体不明のタイトルが,やはり2009年にリリースされた過激なアクションゲーム,「Prototype」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)の続編となる「Prototype 2」であることが明らかになった。とはいえ,タイトルとプロモーションムービー,そして発売予定が2012年であることが公開された程度で,詳しいゲームの内容はおろか,対応機種も不明という状況だ。
2009年にリリースされた前作Prototypeは,ニューヨークを舞台に,人間兵器として改造された男,アレックス・マーサーを主人公として,彼を阻止しようとする軍と,マーサーを改造したDNA培養液が漏れたことによってミュータントとなった市民らとの3つ巴の戦いを描く,三人称視点のアクションゲームだ。
高層ビルの壁面を駆け上ったり,ジャンプしてヘリコプターに飛び乗ったりなどの人間には無理なスーパーアクションばかりでなく,敵の肉体を吸収したり,自分の体を武器に変化させて戦ったりする,迫力のあるアクションが魅力。バイオレンス度もきわめて高く,主人公の行くところ,あたり一面が血の海となる。
今回リリースされたムービーを見る限り,続編でもそのコンセプトは変わっていないようだ。
「Prototype 2」公式サイト(要年齢認証)
面白いのは,続編で主人公を演じるのがアレックスではなく,彼を殺すべく立ち上がった男だという設定だろう。下に要約した,ムービーのセリフ部分を読んでいただければ分かると思うが,海外から帰ってきたジェームス・ヘレン軍曹が,ニューヨークに住む自分の家族がアレックスによって皆殺しにされたことを知り,復讐のために立ちあがるというストーリーが描かれるようだ。
■ムービー中のセリフ要約
ようやく海外での勤務から解放されたってのに,帰ってみればすべてを失っていた。Red Zoneの中心地まで,俺は必死で戦い抜いていったさ。何百ものミュータント達を殺した。本当のところ,もう死ぬのは怖くないんだ。
しかし,誰かが,とある計画を持っていた。そして,俺は真実を知ったのだ。
俺の名は,ジェームス・ヘレン軍曹(キャプション:モンスターを殺すためには,自分もモンスターになるしかない)。……俺は,あのアレックス・マーサーを破壊してやるのだ。
ムービーには,アレックス・マーサーから抽出されたと思われるウィルスを自らの体内に注入し,アレックス以上に強力そうなミュータントになるジェームスの姿が映し出されている。途中,巨大なマシンガンを抱えて進むという,映画「アイアンマン」の戦闘機械を思わせる姿も見られるが,あれはいったいなんなのだろう? 興味は尽きない。
※記事掲載の都合上,「Prototype 2」の対応機種をPCとしていますが,対応機種は発表されていません
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PROTOTYPE 2
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