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KDDI,2019年夏モデルスマートフォン計8機種を発表。「Galaxy S10」や「AQUOS R3」,「Xperia 1」などハイエンド端末を揃える
発売時期の順に並べたラインナップは以下のとおり。
- Galaxy S10 SCV41:5月23日
- Galaxy S10+ SCV42:5月23日
- AQUOS R3 SHV44:5月下旬
- Galaxy A30 SCV43:5月下旬
- HUAWEI P30 lite Premium HWV33:5月下旬
- Xperia 1 SOV40:6月中旬
- AQUOS sense2 かんたん:6月中旬
- TORQUE G04:8月下旬
Galaxy S10 SCV41,Galaxy S10+ SCV42
Galaxy S10 SCV41(以下,Galaxy S10)および,Galaxy S10+ SCV42(以下,Galaxy S10+)は,Samsungが2019年2月に世界市場へ向けて発表したGalaxyブランドのフラグシップスマートフォンである。前面を覆う有機ELパネルの右上に開けた孔(パンチホール)にインカメラを搭載するデザインが特徴だ。
両製品の主な違いはサイズで,Galaxy S10が6.1インチサイズ,Galaxy S10+は6.4インチサイズとなっている。
Qualcomm製のハイエンドSoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 855」を採用し,容量8GBのメインメモリと容量128GBの内蔵ストレージを備える点も見どころと言えよう。
Galaxy S10 |
Galaxy S10+ |
●Galaxy S10,Galaxy S10+の主なスペック
- メーカー:Samsung Electronics
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:有機ELパネル
・Galaxy S10:6.1インチサイズ,解像度1440×3040ドット,アスペクト比 9:19
・Galaxy S10+:6.4インチサイズ,解像度1440×3040ドット,アスペクト比 9:19 - プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 855」
・CPUコア:Kryo 485(最大2.8GHz)×1+Kryo 485 (最大2.4GHz) ×3 +Kryo 485 (最大1.7GHz) ×4
・GPUコア:Adreno 640
・モデム:Snapdragon X24 LTE - メインメモリ容量:8GB
- ストレージ:内蔵128GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:3眼式
・望遠:約1200万画素,F2.4,視野角45度
・広角:約1200万画素,F1.5/2.2,視野角77度
・超広角:約1600万画素,F2.2,視野角123度 - インカメラ:
・Galaxy S10:単眼式,約1000万画素,F1.9,視野角80度
・Galaxy S10+:2眼式,標準:約1000万画素,F1.9,視野角80度,深度計測用: 約800万画素,F2.2,視野角90度 - 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大1Gbps,アップロード 最大75Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:約390時間
- 連続通話時間:約1930分
- バッテリー容量:3300mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:
・Galaxy S10:70(W)×150(D)×7.8(H)mm
・Galaxy S10+:74(W)×158(D)×7.8(H)mm - 公称本体重量:
・Galaxy S10:約158g
・Galaxy S10+:約175g - 本体カラー:プリズムブラック,プリズムホワイト,プリズムブルー(Galaxy S10のみ)
AQUOS R3 SHV44
AQUOS R3 SHV44(以下,AQUOS R3)は,シャープが5月8日に発表したばかりのAQUOSブランドスマートフォンにおけるフラグシップモデルだ。
搭載する液晶パネル「ProIGZO」は,解像度1440×3120ドットでアスペクト比9:19.5という縦長高解像度でありながら,リフレッシュレート120Hzに対応してなめらかな映像表示を可能としたのが大きな特徴である。また,搭載SoCにSnapdragon 855を採用する点や,アウトカメラに静止画用と動画用という2種類のカメラを採用している点もポイントである。
●AQUOS R3の主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:6.2インチPro IGZO液晶,解像度1440×3120ドット,アスペクト比 9:19.5,最大リフレッシュレート120Hz
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 855」
・CPUコア:Kryo 485(最大2.8GHz)×1+Kryo 485 (最大2.4GHz) ×3 +Kryo 485 (最大1.7GHz) ×4
・GPUコア:Adreno 640
・モデム:Snapdragon X24 LTE - メインメモリ容量:6GB
- ストレージ:内蔵128GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:
・静止画用:有効画素数約1220万画素,F1.7,画角約78度(35mm換算26mm相当),光学式手ぶれ補正機能搭載
・動画用:有効画素数約2010万画素,F2.4,画角約125度(35mm換算18mm相当) - インカメラ:有効画素数約1630万画素,F2.4,画角約80度(35mm換算25mm相当)
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大1Gbps,アップロード 最大112.5Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:約630時間
- 連続通話時間:約1970分
- バッテリー容量:3200mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:74(W)×156(D)×8.9(H)mm
- 公称本体重量:約185g
- 本体カラー:プレミアムブラック,プレミアムホワイト,ピンクアメジスト
Galaxy A30 SCV43
Galaxy A30 SCV43(以下,Galaxy A30)は,同名のSamsung製スマートフォンをベースとしつつ,国内向けに防水防塵仕様やおサイフケータイに対応したカスタマイズモデルである。ディスプレイに6.4インチサイズで解像度1080×2340ドットの有機ELパネルを採用しているのもポイントだ。
搭載SoCはSamsung製のミドルクラス市場向け「Exynos 7904」で,メインメモリ容量は4GB,内蔵ストレージ容量は64GBとなっている。
●Galaxy A30の主なスペック
- メーカー:Samsung Electronics
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:6.4インチ有機EL,解像度1080×2340ドット,アスペクト比 9:19.5
- プロセッサ:Samsung製「Exynos 7904」
・CPUコア:Cortex-A73(最大1.8GHz)×2+Cortex-A53 (最大1.6GHz) ×4
・GPUコア:Mali-G71 MP2
・モデム:未公開 - メインメモリ容量:6GB
- ストレージ:内蔵64GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:2眼式,メイン:約1300万画素,サブ:約500万画素
- インカメラ:約800万画素
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大260Mbps,アップロード 最大50Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:約670時間
- 連続通話時間:約1990分
- バッテリー容量:3900mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:75(W)×160(D)×8(H)mm
- 公称本体重量:約176g
- 本体カラー:ブルー,ブラック,ホワイト,レッド
HUAWEI P30 lite Premium HWV33
Huawei Technologies製のHUAWEI P30 lite Premium HWV33(以下,P30 lite)は,HUAWEI P30シリーズのミドルクラス市場向けスマートフォンである。ミドルクラス市場向けでありながら,トリプルレンズ式のアウトカメラを採用しているのが特徴だ。
ディスプレイは6.1インチサイズで,解像度1080×2312ドット,アスペクト比9:約19.3という変則的な縦長アスペクトの液晶パネルを採用している。搭載SoCは,HiSilicon Technologies(以下,HiSilicon)製のミドルクラス市場向け「Kirin 710」となっているので,ゲーマーが積極的に選ぶべき製品ではなさそうだ。
●P30 liteの主なスペック
- メーカー:Huawei Technologies
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:6.1インチ液晶,解像度1080×2312ドット,アスペクト比 9:19.3
- プロセッサ:HiSilicon製「Kirin 710」
・CPUコア:Cortex-A73(最大2.2GHz)×4+Cortex-A53 (最大1.7GHz) ×4
・GPUコア:Mali-G51
・モデム:未公開 - メインメモリ容量:4GB
- ストレージ:内蔵128GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:3眼式,メイン:約2400万画素,サブ:約800万画素,
約200万画素 - インカメラ:約2400万画素
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大279Mbps,アップロード 最大75Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:4.2
- おサイフケータイ対応:非対応
- 防水防塵:非対応
- 待受時間:約390時間
- 連続通話時間:約1180分
- バッテリー容量:3340mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:73(W)×153(D)×7.5(H)mm
- 公称本体重量:約159g
- 本体カラー:ピーコックブルー,ミッドナイトブラック,パールホワイト
Xperia 1 SOV40
ソニーモバイルコミュニケーションズが展開するXperiaブランドのフラグシップスマートフォンがXperia 1 SOV40(以下,Xperia 1)だ。
解像度1644×3840ドットでアスペクト比9:21という非常に縦長の6.5インチ有機ELパネルを採用するのが最大の特徴で,チューニングを加えた有機ELパネルの発色が良好であることや,トリプルレンズ式アウトカメラの採用も見どころである。
搭載SoCはSnapdragon 855で,メインメモリ容量は6GB,内蔵ストレージ容量は64GB。端末の詳細は,2019年4月に行われた体験会の記事を参照してもらいたい。
●Xperia 1の主なスペック
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:6.5インチ有機EL,解像度1644×3840ドット,アスペクト比 9:21
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 855」
・CPUコア:Kryo 485(最大2.8GHz)×1+Kryo 485 (最大2.4GHz) ×3 +Kryo 485 (最大1.7GHz) ×4
・GPUコア:Adreno 640
・モデム:Snapdragon X24 LTE - メインメモリ容量:6GB
- ストレージ:内蔵64GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:3眼式
・メイン:約1200万画素,F1.6,35mm換算26mm相当,
光学式手ぶれ補正
・望遠:約1200万画素,F2.4,35mm換算52mm相当,光学式手ぶれ補正
・超広角:約1200万画素,F2.4,35mm換算16mm相当 - インカメラ:約800万画素,F2.0,35mm換算23mm相当
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大1Gbps,アップロード 最大112.5Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:約470時間
- 連続通話時間:約1930分
- バッテリー容量:3200mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:72(W)×167(D)×8.2(H)mm
- 公称本体重量:約178g
- 本体カラー:ブラック,ホワイト,グレー,パープル
AQUOS sense2 かんたん
AQUOS sense2 かんたんは,シャープ製のエントリー市場向け端末「AQUOS sense2」をベースとしたスマートフォン初心者やシニア世代向けの製品だ。Qualcomm製のエントリー市場向けSoC「Snapdragon 450」を採用しており,ゲーマーに適した製品ではない。
●AQUOS sense2 かんたんの主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:5.5インチIGZO液晶,解像度1080×2160ドット,アスペクト比 9:18
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 450」
・CPUコア:Cortex-A53(最大1.6GHz) ×8
・GPUコア:Adreno 506
・モデム:Snapdragon X9 LTE - メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵32GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:約1200万画素
- インカメラ:約800万画素
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大150Mbps,アップロード 最大50Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:4.2
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:約650時間
- 連続通話時間:約1910分
- バッテリー容量:2700mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:71(W)×148(D)×8.4(H)mm
- 公称本体重量:約155g
- 本体カラー:ブライトシルバー,クリアホワイト,ミントグリーン
TORQUE G04
TORQUE G04は,堅牢性を重視した京セラ製スマートフォンである。約2mの高さから鉄板やコンクリート上に落としたり,重さ約100gの鋼球をディスプレイ中央に落下させる試験をクリアしているというタフさが魅力の製品だ。
Qualcomm製のミドルクラス市場向けSoC「Snapdragon 660」を採用しているので,高性能というわけではないが,相応にゲームにも対応できるスペックを有すると言えよう。
●TORQUE G04の主なスペック
- メーカー:京セラ
- OS:Android 9.0(Pie)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット,アスペクト比 9:16
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 660」
・CPUコア:Kryo 260(最大2.2GHz)×4 Kryo 260 (最大1.8GHz) ×4
・GPUコア:Adreno 512
・モデム:Snapdragon X12 LTE - メインメモリ容量:4GB
- ストレージ:内蔵64GB+microSDカード(最大容量512GB)
- アウトカメラ:2眼式,メイン:約2400万画素,サブ:約800万画素
- インカメラ:約800万画素
- 対応LTEバンド:確認中
- 対応3Gバンド:確認中
- 最大通信速度:ダウンロード 最大400Mbps,アップロード 最大75Mbps
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- おサイフケータイ対応:○
- 防水防塵:○
- 待受時間:未公開
- 連続通話時間:未公開
- バッテリー容量:2940mAh
- USBポート:USB Type-C
- 公称本体サイズ:73(W)×150(D)×13.4(H)mm
- 公称本体重量:約203g
- 本体カラー:ブルー,レッド,ブラック