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2Dマリオのフィーチャーが3Dでパワーアップ! マリオシリーズ最新作,「スーパーマリオ 3Dランド」プレイレポート
今回のNintendo 3DS Conference 2011の体験会でも,とくに注目度の高かった本作を試遊台でガッツリプレイしてきたので,そのプレイフィールなどをお伝えしよう。
今年6月のE3でも体験版が出展された本作だが,そのときのものから比べると今回はかなり製品版に近いと思われる状態まで進化していた。具体的にいうと,今回はワールド1-1から1-4,そして最後にクッパの城を自由に選んでプレイできるという内容で,プレイはNGだったがコース選択画面ではワールド2も選べるようだった。
マリオ自体の操作は「スーパーマリオ64」などをはじめとする,「3Dマリオ」のそれと似てはいるが,あまりチョコマカと動き回れるハイレスポンスな操作感ではない。足場を気にしながら慎重な操作もできるようにするためか,マリオ自身が歩くスピードは若干抑えられている。
歴代の2Dマリオのコースを彷彿とさせる足場ギリギリのところを歩いたり,そこに着地するといったストイックなアクションが必要になる場所などもいくつか見られ,これまでの3Dマリオとは意識的に差別化が図られているように感じられる。もちろん,XまたはYボタンでのダッシュもあるので,腕が上がれば軽快に進んでいくこともできるだろう。
逆に,クッパの城にいたハンマーブロスは,遭遇した瞬間はドキッとしたが(初代マリオファンの誰もが持っているトラウマ),正面から対峙したことでハンマーを容易に避けることができてちょっと拍子抜けしてしまった。ゲームの視点が2Dから3Dになったことで,コースや敵などの対処方法がまるで変わる点が実に新鮮だった。
コースの端から落っこちたと思ったら隠し土管があったり,コースにある双眼鏡でジャイロ操作を使って見回してみると山の上にキノピオがいてビッグコインを投げてくれたり,ファイアマリオのファイアーで燭台に火をつけるとコインが出てきたりと,ちょっと遊んだだけでもかなり多くのギミックを体験できた。コース選択の画面を見る限りは今回もワールド8まではあるようなので,いろいろと楽しめそうだ。
ちなみに今回遊べたワールド1最終面のクッパの城は,回転するファイアーバーやバブルが飛び出してくるマグマ,ドッスンなどのトラップによって,ほかのコースよりもかなり難度が高くなっていた。なお,クッパ自体は,彼の背後にあるスイッチを踏んで足場を消して落とすという,初代マリオを思わせるギミックで倒すことができたが,もしかするとこれも初代マリオ同様に,ファイアマリオなどで直接倒せるのかもしれない。
そこここに3DSらしい演出やギミックがちりばめられた本作。発売日も11月3日に決定し,マリオファンならずとも,3DSユーザーなら楽しみにその日を待つばかりである。秋の夜長にじっくりと楽しめる1本となることは間違いないなさそうだ。
- 関連タイトル:
スーパーマリオ 3Dランド
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(C)2011 Nintendo