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[COMPUTEX]Sandy Bridge-E対応のX79にLlano対応のA75などがズラリ。マザーボードベンダー各社が次期チップセット搭載製品を展示【画像追加】
Intel X79 Express
LGA2011対応のCPUソケット。リテンションの外観がLGA1366から変わっている |
5月3日の記事でお伝えしているとおり,シングルチップ構成のPCB(Platform Controller Hub)となり,CPUとチップセット間の接続も,LGA1366プラットフォームのQPI(Quick Path Interconnect)からDMI(Direct Media Interface) 2.0へと変更されている。
ASUSTeK Computer製「C1X79 EVO」 |
ECS製「X79R-A」 |
ASUSTeK Computer製「C1X79 EVO」より。2連のDIMMスロットがCPUソケットを挟み込むようなデザインになっている |
X79チップセット。さすがにエンジニアリングサンプルのようで,「ES」の刻印がある |
展示されたマザーボードで目を引くのは,CPU側の4チャネルDDR3-1600コントローラをサポートすべく,DIMMスロットが2本ずつ,CPUソケットを挟み込むような配置で実装されていることと,Serial ATA 6Gbpsポートが多いこと。一方,USB 3.0は依然としてサードパーティ製コントローラによる対応となっているのも見て取れよう。
●会場に展示されていたそのほかのX79搭載マザーボード
ASRock製「X79 Extreme4」 |
ASUSTeK Computer製「C1X79 Deluxe」 |
ASUSTeK Computer製「C1X79 LE」 |
ASUSTeK Computer製「C1X79 PLUS」 |
ASUSTeK Computer製「C1X79 PRO」 |
GIGA-BYTE TECHNOLOGY製「GA-X79A-UD3」 |
MSI製「X79A-GD80」 |
MSI製「X79A-GD65」 |
MSI製のX79搭載マザーボード |
Sapphire Technology製「PB-CI7X79N」 |
AMD A75
2011年前半中の市場投入予定となっている,AMDのメインストリーム市場向けFusion APU「AMD A-Series」。開発コードネーム「Llano」(ラノ)こと同Fusion APUに対応したマザーボードは,「AMD A75」と呼ばれるFCH(Fusion Controller Hub)チップセットを搭載したモデルが展示されている。
面白いのは,マザーボードベンダー関係者が,「通常のCrossFireXとは別に,AMD A-Seriesの統合型Radeonコアと単体グラフィックスカードを組み合わせた『AMD Dual Graphics Technology』もサポートされている」と述べていること。ASRockの「A75 Extreme6」だと,PCI Expres x16スロットが3本用意されていたりするので,グラフィックス周りの選択肢はかなり豊富になりそうだ。
ASUSTeK ComputerのAMD A75搭載マザーボード「F1A75」 |
ASRock製「A75M-ITX」。AMD A75搭載でMini-ITXフォームファクタを採用 |
なお,マザーボードベンダーが公開した製品スペックと基板デザインを比較してみると,AMD A75では,6ポートのSerial ATA 6Gbpsと4ポートのUSB 3.0をチップセット側でサポートしているのが分かる。なお,AMD A75では,RAID 0/1/10に対応するほか,PCI ExpressおよびPCIインタフェースもサポートされるようだ。
●会場に展示されていたそのほかのAMD A75搭載マザーボード
ASRock製「A75 Extreme6」 |
ASRock製「A75 Pro4」 |
ASRock製「A75M」 |
ASRock製「A75M-HVS」 |
ASUSTeK Computer製Mini-ITXフォームファクタのマザーボード「F1A75-I DELUXE」 |
ASUSTeK Computer製「F1A75-I」 |
ASUSTeK Computer製「F1A75-M」 |
BIOSTAR MICROTECH製「TA75A+」 |
BIOSTAR MICROTECH製「TA75M+」 |
ECS製「A75F-A」 |
FOXCONN製「AHD3M」 |
FOXCONN製のAMD A75搭載マザーボード |
GIGA-BYTE TECHNOLOGY製「A75M-UD2H」 |
MSI製「A75A-G35」 |
MSI製「A75A-G55」 |
AMD 9
一方,COMPUTEX TAIPEI 2011の開幕直前に急遽公開され,海外のPC系メディアなどで報じられた「AMD 9」シリーズ搭載マザーボードも,会場では各社から公開されている。
ASUSTeK Computer製「R.O.G. Crosshair V Formula」 |
ASRock製「990FX Extreme4」 |
AMD 9シリーズチップセットと組み合わされるサウスブリッジは「SB950」。その仕様は現行の「SB850」と変わらないものの,Serial ATA 6Gbpsのストレージ性能向上が図られているとのことだ。なお,当初計画されていた「USB 3.0対応のSB900シリーズサウスブリッジ」が,今後,AMD 9シリーズのランナップに追加されるかどうかは,現時点では確認できていない。
マザーボードベンダー関係者は,「AMD 9とAMD 8とで仕様的に変わったところはほとんどないが,8コアCPUへ対応すべく,CPU電源周りなどを中心に強化している」と述べている。
8コアCPUに関して続けると,AMDはSocket AM3+搭載のAMD 8シリーズ搭載マザーボードおける次世代8コアCPUのサポートを行わない意向とのこと。要するに,AMD 8世代では従来同様,6コア以下のサポートに留まる見込みということになるが,現行製品で次世代の8コアCPUに対応できるかどうか動作検証していく姿勢を見せるマザーボードベンダーがあったことは付記しておきたい。
●会場に展示されていたそのほかのAMD 9シリーズ搭載マザーボード
ASRock製「Fatal1ty 990FX Professional」 |
ASUSTeK Computer製「M5A97 EVO」 |
ASUSTeK Computer製「M5A97 PRO」 |
ASUSTeK Computer製「M5A97」 |
ASUSTeK Computer製「M5A99X EVO」 |
ASUSTeK Computer製「TUF SABORTOOTH 990FX」 |
BIOSTAR MICROTECH製「TA970FXE」 |
BIOSTAR MICROTECH製「TA970XE」 |
ECS製「A990FXM-A」 |
FOXCONN製「A97A」 |
GIGA-BYTE TECHNOLOGY製「GA-990XA-UD3」 |
GIGA-BYTE TECHNOLOGY製「GA-990FXA-UD5」 |
GIGA-BYTE TECHNOLOGY製「GA-990FXA-UD7」 |
Jetway Information「JHA16」 |
MSI製「970A-G45」 |
MSI製「990FXA-GD80」 |
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