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Webラジオ「コラムゲームPresents 伊藤賢治のトライアングル・セッション」で番組アシスタントを務める紅波柚香さんと上原すずさんに,番組とブラウザゲーム「三国千軍伝」の話を聞いてみた
これは,作曲家の伊藤賢治さんをメインパーソナリティに,音楽の話をはじめ,ゲーム業界で体験した興味深い話や業界トーク,ゲームクリエイターを目指す人に向けた人生相談など,さまざまなトークを展開するという番組だ。
タイトルにあるように,本番組は崑崙日本が運営するゲームポータルサイト「コラムゲーム」の提供で,2011年7月22日に正式サービスが開始されたブラウザゲーム「三国千軍伝」のコーナーも設けられる。
今回は,同番組でアシスタントを務める上原すずさんと紅波柚香さんが編集部を訪れ,「三国千軍伝」の魅力や「トライアングル・セッション」の見どころを語ってくれた。
「三国千軍伝」公式サイト
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
紅波さんと上原さんは,「三国千軍伝」のクローズドβテストに参加してプレイしているとお聞きしました。まずは,お二人から見た「三国千軍伝」の魅力を教えてもらえますか?
中国の三国志にまつわる英雄達が繰り広げた歴史をテーマにしたタイトルなんですけど,そこに自分がプレイヤーとして加わることで,実際とは異なった歴史を作っていけるのが魅力だと思います。
クローズドβテストの段階では,有名な武将はまだあまりいないんですけど,今後のアップデートで,誰もが知っているような有名な武将が入ってきます。武将を自分の配下における感覚は面白いですし,やり込んでいくと世界が広がっていくので,すごく奥が深いんですよ。本当にキリがなくなってしまうくらい,やり込み甲斐があるゲームだと思っているので。
紅波さん:
「三国千軍伝」は,俯瞰で物事や戦況を見てユニットを配置したり,陣形を組んだりというのを考えていくといった,完全に戦略と頭脳プレイのゲームなんです。あと,戦いだけじゃなくて「荘園」という自分の街の育成も楽しめるので,いろいろと楽しめるのがいいかなと思っています。自分が遊びたいところだけ遊ぶこともできるので,10〜20分でもちゃんと楽しめるんですよ。
キャラクターも,イケメンだったり可愛い女の子だったり,アニメ調の可愛らしい絵なので,とっつきやすいかなと思います。
4Gamer:
「三国千軍伝」では,劉備/曹操/孫権/袁紹といった武将達が率いる16勢力のいずれかに,プレイヤーが“加勢”してプレイしていくんですよね。
紅波さん:
プレイしていて,三国志を勉強しようって気になりましたね。三国志を知らないと,聞いたことがない人名だったり地名だったりがけっこう出てくるので,何だろうっていう興味がわいて,歴史を知りたくなるのも魅力の一つかなと思います。
私も,本当に三国志をぜんぜん知らない状態だったんですけど,ゲームをプレイして,少し詳しくなったんですよ。学生の時は歴史が本当に苦手だったんですけど,ゲームをプレイして知識が増えるともっと知りたくなるので,本当に歴史のことを知らない人でも楽しめると思います。
4Gamer:
歴史の知識もそうですけど,シミュレーションゲームって,覚えなきゃいけないことがたくさんあって大変じゃないですか?
紅波さん:
覚えるまでは確かに大変かもしれないですけど,このゲームだと,初めのチュートリアルでルールを一つずつ教えてくれるので,無理なく覚えていけると思います。忘れちゃっても「三国千軍伝クイズ」で復習できますし,クイズに参加すればアイテムがもらえるので。
4Gamer:
クローズドβテストでは,プレイヤーが多い時間帯はいつ頃ですか?
紅波さん:
夜の10時頃から12時頃くらいが人が多いという感じですね。
4Gamer:
お二人がプレイしているのも,そのくらいの時間帯なんですか?
上原さん:
ログインするのが12時過ぎとか遅い時間なので,そのあとですね。
むしろそのあとの時間帯がメインですね。始めるのが遅い時間なので,毎日コツコツと短い時間で楽しんでいます。毎日,4:00のメンテンナンスまで遊んだら終わりにして寝るという感じです。
4Gamer:
えーと,それは短い時間じゃないですよね?
紅波さん:
2〜3時間なんて短いですよ!
4Gamer:
ツワモノがいた……。では,上原さんはどうですか?
上原さん:
今は,0時過ぎにログインして4:00のメンテンナンスまでプレイして,それが終わる4:30になったらまたプレイして,という感じです。気づくともう朝ですね。
4Gamer:
……え? メンテンナンスが終わったらまた始めるんですか?
お風呂タイムみたいな,休憩の時間です。30分しかないから,お風呂から上がるのも大変なんですよ。オンラインゲームだと,メンテンナンスに数時間かかることもあるじゃないですか。それが30分しかなくて,これは休みを与えないつもりだなって。
4Gamer:
もっとツワモノがいた……。
お二人とも,かなりハマっているようですが,「三国千軍伝」のどこが面白いと感じているんでしょうか?
紅波さん:
戦闘が面白いですね。
私はアクションゲームが本当に苦手なんですけど,シミュレーションゲームは一度覚えたらそのあとはすごく遊びやすかったので,ハマったきっかけはそこだと思います。
敵をなかなか倒せなかったりすると,「なんで勝てないんだ」ってテンションが上がっていくじゃないですか。マップを見ながら「この配置だったらこうなる」「この相手だったらこういう戦い方がいい」みたいなことを考えたり,「この戦法はダメだったから,今度はあの戦法を試してみよう」とか試したりするのが楽しくて,どんどん時間が過ぎていく感じですね。好きな人は,本当にハマると思います。
上原さん:
私は柚香さんとは逆で,こまごましたところなんですけど,クイズに正解するとアイテムをもらえたり,ミニゲームが面白かったり,荘園を育成できたり,そういうものがすごい凝っていて魅力的だなと。
毎回ログインするたびに,ミニゲームや荘園でアイテムを手に入れないと始まらないというか,それが日課になっていますね。
本当は仲間同士で強い武将を倒しにいったりチャットしたりできたら,もっと楽しいんでしょうけど,今はまだ荘園とか武将を見つけるので精一杯で,まだほかの人とはあまり絡めて絡むことができていないんです。
4Gamer:
他プレイヤーとの交流が,正式サービス以降の目標という感じですか。
上原さん:
そうですね。まだ交流が十分にできてないってことは,もっと面白くなるっていうワクワクがあることの裏返しだと思います。「トライアングル・セッション」やニコニコ動画の番組配信が始まったら,もっと多くの方と触れ合って,武将を一緒に倒しにいきたいですね。
紅波さん:
7月20日からオープンβテスト,7月22日からは正式サービスが始まるので,そこからが本番だと思います。
「トライアングル・セッション」では伊藤賢治さんの脱線トークが見どころ?
4Gamer:
ではここからは,「トライアングル・セッション」の話を聞かせてください。番組の配信が8月4日にスタートしますが,もう第1回の収録は済んでいるんですか?
紅波さん:
実はまだなんです。
4Gamer:
え,大丈夫なんですか? 配信まであと2週間ちょっと(※)ですけど。
※インタビューを実施したのは2011年7月15日
打ち合わせはちゃんと済ませています(笑)。この番組では,新しい情報,新鮮な内容をお届けしたいと思っているので,毎週収録して毎週更新する,というスタイルなんです。
4Gamer:
ああ,それだから収録はまだなんですね。毎週収録というのは大変そうですが。
紅波さん:
まだ収録をしていないので不安な部分もあるんですけど,伊藤さんはトークが上手な方なので,頼りにしているんです。
4Gamer:
どういった内容の番組になる予定なんですか?
紅波さん:
打ち合わせでの話なんですけど,伊藤さんは音楽畑の方なので,音楽の話や業界の話はもちろん,ゲームクリエイターを目指している方に対してアドバイスなどを語ってもらいたい,というのがコンセプトです。ただ,それだけじゃつまらないので,脱線もしつつという感じではありますね。
4Gamer:
そういえば,伊藤さんがパーソナリティをやる経緯ってどういうものだったのか,聞いていますか?
紅波さん:
コラムゲームの御手洗さんが,もともと伊藤さんと親交があって,ライブを見に行ったときに,「伊藤さんにラジオでしゃべってもらったらきっとすごく面白い。リスナーさんが本当に聴きたいことを,いろいろしゃべってくれるだろう」って思ったのがきっかけだと聞いています。
伊藤さんはライブでのMCがすごく長くて,「巻き」の指示が入らないと,いつも1時間くらい平気でしゃべっちゃうらしいんです。
4Gamer:
それはもう,音楽のライブかトークライブか分からないレベルですね(笑)。
紅波さん:
なので,私達アシスタントは,主に伊藤さんの脱線トークを軌道修正するのが役割だと考えています。
4Gamer:
伊藤さんのトークが脱線する前提で話が進んでいますが……。
紅波さん:
だって,ライブのMCで1時間しゃべるって相当ですよ。途中で脱線するのは間違いないと思います(笑)。
4Gamer:
お二人の役割が重要になりそうですね。役割分担とかは決まっているんですか?
上原さん:
伊藤さんがメインパーソナリティなので,柚香さんと私でそのお手伝いをします。
紅波さん:
リスナーさんからいただいたお題だったりとか,質問だったりとか,伊藤さんにどんどんぶつけていこうと。
上原さん:
あとは,「三国千軍伝」を紹介するゲームコーナーがあって,そこは私と柚香さんの二人がメインです。
4Gamer:
そのコーナーはどういった内容になるんですか?
まだサービスが始まったばかりのゲームなので,知らない人にも分かりやすく魅力を伝えながら,これからどんどん展開していくにあたって,みんなで一緒にやっていけたらなあというのが目標です。
あと,アップデート情報とかゲームのイベントとか,お知らせしていくこともできると思うので,5分程度の枠ですけど,「三国千軍伝」で遊んでいる方も,番組を聴いていただければと思います。
4Gamer:
意外と短いコーナーなんですね。
紅波さん:
コラムゲームの方には,ゲームのラジオ番組という形だと,ゲームの紹介が前面に出る番組になっちゃうので,伊藤さんのトークをメインにして,ゲームの紹介は本当にちょっとでいいという考えなんだそうです。
実は,<音泉>以外にも,ニコニコ動画でもオマケ番組を配信する予定があって,そちらでは,ゲームプレイがメインになるんです。メインはすずちゃんにやってもらって,私は後ろで支える感じです。伊藤さんは見切れるくらいの感じで(笑)。
4Gamer:
見切れちゃうんですか(笑)
紅波さん:
本編はもちろん伊藤さんがメインですけど,ニコニコ動画のほうはオマケなので。
上原さん:
やっぱり映像がなくちゃ,ゲームは分かりにくいので,ニコニコ動画のほうでフォローするといった感じです。今後どうなるか未定の部分も多いんですけど,映像は映像なりの面白さがあると思うので,絶対観てほしいです。
4Gamer:
「トライアングル・セッション」の配信に向けて,今後の抱負を聞かせてもらえますか。
上原さん:
番組の内容としては,伊藤さんのトークが当然メインですから,ゲームの話であったり,ゲームクリエイターを目指す若者達に向けた話であったり,いろいろな話題が出ると思います。私達はそれを,初めて聴く人にも分かりやすく,面白さを伝えていきたいというのが目標です。
紅波さん:
基本的には,伊藤さんの話をあまり脱線しすぎないように軌道修正しながら,面白い方向に盛り上げていけたら,と思っています。
いただいたメールやお便りをどんどん伊藤さんにぶつけていって,リスナーさんとも絡んでいける参加型を目指していますので,ぜひ8月4日から番組を聞いてください。よろしくお願いします。
4Gamer:
では最後に,「三国千軍伝」をこれから遊ぼうと思っている人に,メッセージをお願いします。
上原さん:
初めてプレイするときは,最初に説明をしてくれるNPCがいますけど,プレイしているうちに,分からないことって出てくると思うんですね。私もプレイヤーとして,そういった方達を手助けしてあげたいです。そして,そういった方々がいずれ私を超えたら,今度は私が分からないところを教えてもらえるような,持ちつ持たれつ関係を作っていけたらいいなと思います。一緒に戦いにも行きたいですし,ゲームの世界でお待ちしています。
紅波さん:
「三国千軍伝」は,“IF”の要素もあるんですが,史実に基づいた内容になっているので,本当に三国志の勉強にもなります。実際にいる武将を使ってプレイできるのも面白いです。
正式サービスに合わせていろいろイベントやキャンペーンも始まって,プレゼントがもらえてお得なので,ぜひ遊んでいただきたいと思います。
4Gamer:
運営の人みたいに,うまくまとめましたね(笑)。
本日はありがとうございました。
「三国千軍伝」は,2011年7月20日からオープンβテストが始まり,本日(7月22日)から正式サービスに移行した(関連記事)。
今回のインタビューでは,紅波さんと上原さん以外にも崑崙日本のスタッフが同席していたのだが,彼らの助言が必要ないほど,2人とも「三国千軍伝」をやり込んでいたのが印象的だった。
紅波さんと上原さんは,2人ともプライベートのアカウントでプレイしているので,どの勢力に加勢しているかは分からないが,やり込み度合いからいっても,今後もゲーム中で一緒にプレイできる可能性は十分ありそうだ。
また,紅波さんと上原さんの掛け合いは息がぴったりで,「音泉」で8月4日から配信が始まるWebラジオ番組「伊藤賢治のトライアングル・セッション」のトークも盛り上がりそうな予感だ。お二人のファンは,配信を期待して待っていてほしい。
「三国千軍伝」公式サイト
(2011年7月15日収録)
- 関連タイトル:
三国千軍伝
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