イベント
ゲームシリーズ累計出荷1000万本突破記念「NARUTO-ナルト- ワールドツアー日本大会」開催。ナルト役の竹内順子さんやFLOWなど豪華ゲストが出演
ナルト役の竹内順子さんが登場し記念メッセージを紹介
FLOWによるアニメ主題歌ライブも行われた
これまでバンダイナムコゲームスからリリースされたNARUTOのゲームシリーズは,全15タイトルにも及ぶ。とくにサイバーコネクトツーが開発を手がける「ナルティメット」シリーズは人気が高く,中でもシリーズ初のPS3向けタイトルとなった「ナルティメットストーム」について佐々木氏は,「アニメとゲームの融合という,今までにないゲームを出すことができた」と振り返った。
続いて,ナルト役の竹内順子さんもステージに登場。竹内さんはNARUTOのゲームシリーズについて,ゲームが開発されるたびに作中の名シーンを収録し直すことになるため,「復習できて良いなと思う反面,またこの辛いシーンをやらなくちゃいけないんだ……とも感じる」と苦労を語った。
1000万本突破を記念して,NARUTOに縁のある人々からの記念メッセージも紹介された。原作者の岸本斉史さんからは,ナルトが手と目を使って「1000」の数字を表現している記念イラストが到着。イラストに添えられたメッセージは,ナルト(竹内さん)の声によって読み上げられた。
さらに,原作コミックの担当編集者である集英社 週刊少年ジャンプ編集部の大西恒平氏,TVアニメシリーズの監督を務める伊達勇登氏,サイバーコネクトツーの開発スタッフからのビデオメッセージが続けて上映された。伊達監督はゲーム版の監修も担当しているらしく,劇場版1本分よりも分厚い台本を毎回チェックすることになるため,「かなりハードです」と苦笑い。「ナルティメット」シリーズでは,奥義の演出についても伊達監督が絵コンテをチェックしているそうで,これには竹内さんも感嘆の声をあげていた。
今回のイベントはゲーム関連のものだが,実はアニメ版NARUTOも,今年で放送10周年。アニメ版主題歌を数多く担当しているFLOWがステージに登場し,生ライブを行った。TVアニメ版「NARUTO-ナルト-」のオープニングテーマ「Re:member」と,「NARUTO-ナルト- 少年篇」の「SUMMER FREAK」の2曲でスタートし,ファンにはおなじみの楽曲で一気に客席を盛り上げる。
アニメ版NARUTOと同じく,今年でメジャーデビュー10周年を迎えるというFLOW。メンバーのKEIGOさんによると,NARUTOの主題歌を手がけたことが,バンドを知られる大きなきっかけになっているらしく,ライブでは“額当て”を付けた子どもが観に来ることもあるそうだ。
2月22日に発売の新曲「ロッククライマーズ」も特別に披露され,さらに「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のOP曲「Sign」が披露され,最後はFLOWが初めて担当したNARUTOの主題歌,「GO!!!」で幕を閉じた。
サイバーコネクトツー松山氏も登場し新作
「ナルティメットストームジェネレーション」トーナメントを実施
NARUTOのゲームシリーズは海外でも人気があるらしく,先日も松山氏と佐々木氏とでフランスへ行き,海外のファンの熱気を目の当たりにしたそうだ。なんと松山氏は4月15日に開催されるパリマラソンにも出場し,1000万本突破を記念して,ナルトの格好で42.195kmの完走を目指すのだという。
今作「ナルティメットストームジェネレーション」には,スタジオぴえろ制作による65分以上の新作アニメーションが収録されている。松山氏は,ここ10年間でアニメーション技術が大幅に向上しているため,「最新の技術でゼロから作られた“波の国”編や“中忍試験”を観るとびっくりする」と,その魅力をアピール。今回のストーリーモードは原作の追体験ができるだけでなく,これまでのエピソードが別視点からも描かれているため,「対戦に特化しているように思われるかもしれないけど,物語のクオリティにもこだわっている」とアピールした。
また,今回はシリーズ最多となる総勢70名以上のキャラクターが登場するが,戦闘のバランスについても大幅な調整が加えられているそうだ。松山氏によると,これまでは原作におけるキャラクターの力関係を反映させたバランス調整を行っていたという。「ナルティメットストーム2」のオンライン対戦では強力なキャラクターしか選ばれなかったため,今作では全キャラクターのバランスを見直し,少年時代のナルトでも,戦い方によってはペインなどの強敵に勝てるように調整したそうだ。松山氏は「自分の好きなキャラクターを選んで,忍道を貫き通してほしい」と述べた。
なお,今作の開発にあたって,サイバーコネクトツーの公式サイト上にファンからの要望を受け付けるフォームも設置したところ,なんと1万7000件ものメッセージが世界中から届いたという。ただし,日本人からの意見はそのうちわずか100件しかなかったそうで,松山氏は「日本人は奥ゆかしすぎですよ!」と指摘。ただし,欧米からは「このシステムを入れなかったら許さない」というニュアンスの,思い入れの強すぎるメッセージも届いていたそうだ。ともあれ,こうした数多くの意見を元に,今作ではバトルシステムも抜本的に変更されているとのことである。
その後,会場では「ナルティメットストームジェネレーション」のトーナメント試合が行われた。実は,今回のイベント開演直前に予選大会が行われており,その上位4名がステージでの決勝トーナメントに出場。出場者の年齢層は13〜26歳と幅広く,ソフト発売前の大会にもかかわらず,全員が体験版でしっかりと腕を磨いている様子であった。
準決勝1回戦は,ナルト(仙人モード)とミナトの親子対決。ナルトが変わり身を駆使した無駄のない動きでミナトを圧倒し,瞬く間に勝利を飾った。
続く2回戦は,今作で初登場となる土影・オオノキと,イタチによる対戦。土影を選択したプレイヤーは,なんと本作のプロモーションビデオを観ただけで土影の特徴を掴んだらしく,松山氏も「写輪眼!?」と驚いていた。勝負は接戦となったが,イタチの須佐能乎(すさのお)が決まり,決勝にはイタチが進出した。
ナルトとイタチによる決勝戦では,互いにスピーディな立ち回りによる戦いが展開。激しい攻防が続く中,ナルトが連携奥義で螺旋手裏剣をクリーンヒット! 客席を沸かせる見事なプレイで,ナルトのプレイヤーが優勝トロフィーを手にした。優勝者は前作「ナルティメットストーム2」のオンライン対戦を1万勝するほどやり込んでいるらしく,日頃のプレイの積み重ねあっての今回の優勝となったようだ。
最後に,今回の出演者が揃ってステージに登場。FLOWのKEIGOさんは,「NARUTOのアニメが10周年,僕らもデビュー10年目で,お互いに刺激しあっていける仲でありたい」と,メンバーを代表してコメントを述べた。
竹内さんは,アニメ10周年にあたり「ロック・リーを主役にしたSDのアニメがスタートする」と明かす。さらに,今年公開の映画についても「詳しいことは言えないけど,なんか“すごい人”が関わってくるらしい」と意味深なコメントを残した。
松山氏は,漫画やアニメで10年間愛され続ける作品が非常に少ない中において,NARUTOが長く愛されている理由として「オモロイからですよね」と断言。そうした原作への思い入れの強さゆえに面白いゲームを作り続けているのだと述べ,「これから1500万本,2000万本に向けて良い作品づくりを続けたい」と意気込みを語った。
最後に,佐々木氏が「これからもNARUTOというコンテンツを支え続けて,今後も皆さんに感動を提供し続けたい」と挨拶し,今回のイベントを締めくくった。
「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション」公式サイト
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NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション
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(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C)2012 NBGI
(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C)2012 NBGI
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