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スタンダードに再び活気を。「マジック:ザ・ギャザリング」のスタンダード・ローテーションが3年周期に変更
【お知らせ】スタンダード・フォーマットに対する取り組みのひとつとして、以降セット・ローテーションの期間を「2年」から「3年」へと変更いたします。これに伴い、今年に限り『エルドレインの森』発売時のローテーションはありません。詳細は記事をご確認ください。 https://t.co/rzDLSrFNut #mtgjp
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 7, 2023
「マジック:ザ・ギャザリング」公式ブログ
スタンダードに再び活気を
新カードセット「エルドレインの森」の発売に合わせて実施される予定だったスタンダード・ローテーションは見送られ,2024年の同時期にローテーションが行われる。つまり,「イニストラード:真夜中の狩り」「イニストラード:真紅の契り」「神河:輝ける世界」「ニューカペナの街角」の4セットは,スタンダードで使用できる期間が1年間伸びた形となる。
M:TGの構築フォーマットは,プレイヤーが自分のプレイスタイルに合わせてゲームを遊ぶために存在するものだ。スピーディに変化する環境を楽しむスタンダードや,1つのデッキで長期間楽しめるモダンなど,フォーマットによって楽しみ方が異なる。
昨今のテーブルトップでは,パイオニアやモダンといった,スタンダード環境よりも使えるカードが多い“下環境”の人気が高まっている。モダンフォーマット向けのカードセットが発売され,参入障壁が大幅に下がったのもその一因と言えるだろう。
しかし,記事内で触れられている通り,テーブルトップでのスタンダードはやや苦戦している印象がある。その対策として,今回のローテーション変更が行われたというわけだ。
発表によると,スタンダードのカードを長く使用できる環境を活かし,ブロック制の廃止によって失われたという“セット内のメカニズムやテーマの構築力”を取り戻し,色やメカニズムに注目したデッキを中心とした環境を作り上げることが,大きな目標になるという。
なお,この施策は“今後数か月をかけて展開される多面的な計画”の第一歩であり,単にローテーション期間を変更するだけではないとのことだ。想定されていないかったカード群がフォーマット内に同居してしまいかねない点や,強力なデッキが生まれた際のリスクが高まる点などが気になるところだが,そういった部分についても今後の発表に期待したい。
この変更は,デジタル版にあたる「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」でも反映される予定だ。ただし,アルケミーでは2年ごとのローテーションが継続されるとのこと。調整の意図については,公式ブログ記事「MTGアリーナにおけるスタンダードとアルケミーの更新」(外部リンク)に詳しいので,気になる人はそちらも合わせてチェックしてみよう。
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「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」公式サイト
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