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[TGS 2011]思い出話や中島 愛さんの生ライブで盛り上がった「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」の“超時空STAGE”をレポート
出演者
・広野 啓氏(バンダイナムコゲームス プロデューサー)
・中村悠一さん(声優 早乙女アルト役)
・遠藤 綾さん(声優 シェリル・ノーム役)
・中島 愛さん(声優 ランカ・リー役)
・小西克幸さん(声優 オズマ・リー役)
各出演者がキメ台詞と共に登場して始まった本ステージは,トークショウ形式で進行した。すべての発言を紹介することはできないが,とくに面白かった部分を抜粋して紹介していこう。
――「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」の収録を振り返って
中村さん:
「劇場版の収録は前編は夜中まで押したんですけど,完結編のほうは慣れていたのか,夜の10:00くらいには終わったんですよ。そうなると,じゃあ飲みに行こうぜってなるじゃないですか。そこで,中島さんがお酒を飲んでいるのを見て,月日が経つのを感じました。めっちゃビールやん……って」
広野氏:
ビールを飲むの!? イメージではカルーアミルクとか……。
中島さん:
ビール……いいかなって(笑)
広野氏:
お酒と言えば遠藤さんですよね。
遠藤さん:
私はたしなむ程度ですよ。
広野氏:
そういえば,劇場版はTV版とはまったく違う結末らしく,中村さん(アルト)の一言が話題を呼びました。
メインの3人は分かりませんが,当時の台本には一番最後の3人のシーンには,台詞が何も書いてなかったんですよ。で,3人だけ当日にラストシーンの原稿をもらって,あとの出演者は公開まで何も知らなかったんですよ。
遠藤さん:
台詞が台本にも書かれていなくて,想像することもできなかったんですけど,実際にそれを見て聞いて,「そっか」って思いました。意外と普通の気持ちでした(笑)。
広野氏:
オズマは死にかけましたね。
小西さん:
僕は死にかけますけど,何度でも甦ります。劇場版は2度ほど死にかけますけど,死亡フラグは全部払拭しますから,今は死ぬ気がしませんね。
――来年はマクロスアニバーサリーイヤー
広野氏:
皆さんご存じかもしれませんが,来年でマクロスは30周年なんですよ。それに先駆けて今年の10月からアニバーサリーイヤーがスタートするんです。
小西さん:
最初にマクロスを見たのは小学校2年生のときでした。あの頃はまさか,自分がその作品に出るとは思っていませんでしたよ。もう30年ですか,いや〜年取りますね(笑)。
中島さん:
マクロスFは25周年記念作品で,仮題がクォーター(25)でしたよね。それから数えても,もう5年も経ったんですね……。
遠藤さん:
私もめぐみちゃんと同じ気持ちで,25周年からもう5年経ったということにびっくりですね。
小西さん:
マクロスFをやる前からマクロスは知っていたの?
遠藤さん:
(中村さんを見て)マクロス7が多分,中学……?
中村さん:
なんで俺に聞くの(笑)。あなたの中学生の頃は知らないですよ! まぁ,同じ歳ですけど。そうですね,中学生のときに,日曜の朝にやってましたね。
広野氏:
中島さんはリン・ミンメイに憧れて?
中島さん:
一番最初にオーディションのお話を頂いたときに見たのが,「愛・覚えていますか」だったので,その印象は強いです。
広野氏:
実際,超時空シンデレラとして楽曲もカバーしていますね。
中島さん:
やらせていただきました。オーディションの課題曲も「愛・覚えていますか」だったんですよ。
広野氏:
中村さんは?
中村さん:
僕は,初代の劇場版を小学生の夏休みに観ました。なんか,緑色の変なスキンヘッド達が攻めてくる気持ち悪い映画だなって,ざっくりと思いましたね。いや,子供心に怖かったんですよ,ゼントラーディって。緑だし,声にエコーかかっていて,何をしゃべっているかも分かりませんし。
小西さん:
昔は,ゼントラーディ語を日本語に対応させたスタンプが売っていたんですよ。それを使うと,ゼントラーディ語を書けるという。
中村さん:
アニメのときにゼントラーディ語でやってと言われて……「なっ,知らねえし!」と,大変なことがありましたね。とりあえず「デ」をつけると「すごい」って意味らしいので,「デ」を使いまくった記憶があります。
さて,ここまで和気藹々と進行してきたところで,10月20日に発売される予定の「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 Hybrid Pack」の見どころが紹介されることに。これは,映画とゲームが一つのソフトで楽しめて,さらに全68分の映像特典や設定資料集などが同梱するという豪華過ぎる仕様のため,ここではすべてをお伝えし尽くせない。文末に,パッケージ構成をあらためて一覧掲載するので,詳しくはそちらを参照してほしい。
トークショウは,Hybrid Packの特典の一つである「生フィルムコマ」に話題を移して続いた。初回限定生産版のみに封入されている生フィルムコマは,実際に上映に使われたフィルムをカットして封入したもの。前作「イツワリノウタヒメ」の特典としても用意されて,評判が良かったという。
中村さんが「逆襲のなんちゃらっていう映画のBlu-rayを購入したときに,ついてきたんですよ,こういうの(生フィルムコマ)が。でも何も写ってなかったんです。最初はびっくりしましたよ,黒いな―って。それでよく見たら,宇宙空間でした」と,面白くも切ないエピソードを披露しつつ,トークを盛り上げた。
――メインキャスト陣が選ぶ,大好きなワンシーン
中村さん:
僕はクライマックスのワンシーンですね。本当は,アルトが最後に突っ込んでいくときに「ふわっ」となっているところが良かったのですが,そこは駄目らしいので,その直前にしました。
遠藤さん:
私はオープニングのシーンを。ただでさえ可愛いシェリルが,一度にたくさん味わえるシーンです。何度も劇場版を見て,このシーンのシェリルをすべて見たいなと思っていたので,フィルムをもらえて嬉しいです。
中島さん:
オープンランカ(魔法少女)のシーンです。もうこれは,演出があまりに可愛すぎて,劇場版で見たときの迫力にびっくりしました。本当にライブにいったような臨場感のあるステージのシーンですよ。
小西さん:
僕もオープンランカです。やっぱりお兄ちゃんだから!
中村さん:
同じシーンじゃないですか……。
小西さん:
だって20枚くらいから選べって言われて……。
広野氏:
そ,そういうことは言わないでください!
中村さん:
俺もさっき濁していったのに!
小西さん:
というわけでもう一つ。オズマが蜂の巣にされるところです。とにかくかっこいいので(笑)。
このように,トークショウはノリ良く進んで行き,集まったファンからも歓声と笑いが絶えなかった。そして,ステージの締めに中島さんが「星間飛行」と「放課後オーバーフロウ」を生で披露する。超時空シンデレラよろしく歓声を喝采へと変えて,本ステージは終了となった。
小西さん:
今日はマクロスステージに来てくれてありがとう。マクロスFは25周年記念作として始まって,もう5年が経ちました。とても気になる終わり方をしているので,30周年で何かあるんじゃないかなと,個人的に思っています。期待しつつ一緒に待ちましょう。ゲームをしながら!
中島さん:
歴史のある作品に参加できたことをあらためて感謝します。マクロスFは完結しましたが,30周年でまだまだ何かあるのでは? と私も期待しています。これからも応援してください。
遠藤さん:
今日は暑い中来てくれてありがとうございました! マクロスFの一員としてゲームの発売も楽しみだし,30周年になってもフロンティアは終わってないと思っているので,引き続き一緒に盛り上げていきましょう。
中村さん:
皆さんとまったく同じ気持ちで,もう何も言うことはありません。業界内外を問わず,知り合いから「マクロスFでマクロスシリーズにはまった。続編はいつやるんだ」と良く聞かれます。そういう要望は各所に送っていただければ,きっと実現すると思いますので,応援してください。このあともゲームショウを楽しんで!」
広野氏:
マクロス30周年アニバーサリーイヤーのスタートを飾るのが,このゲーム(Hybrid Pack)です。お得なスペシャルエディションも用意しましたので,発売まであと1か月,お待ちいただきたいと思います。アニメに負けず,ゲームも頑張っていくので応援してください。これからもバンダイナムコゲームスをよろしくお願いします。
「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 Hybrid Pack」収録内容(予定)
Blu-ray 通常版
メーカー希望小売価格:7140円(税込)
「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」
Hybrid Pack(映像+ゲーム)
“PlayStation 3” 専用ゲーム「マクロスラストフロンティア」も収録!
DVD版
メーカー希望小売価格:6,090円(税込)
「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」DVDディスク2枚組
※PS3専用ゲーム「マクロスラストフロンティア」は収録されておらず、ディスクが2枚組になっている点がBluray版との違いになります。その他仕様や特典は、同じものです。
全版共通仕様
<収録内容>
☆「劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜」本編【約115分】
●撮り下ろしスペシャル座談会(河森正治、中村悠一、遠藤綾、中島愛)
●劇場特報
●劇場予告編
●公開記念イベント「魂込式」(河森正治、中村悠一、遠藤綾、中島愛、May’n)
●マクロスF情報局「ナンジャタウンロングバージョン」(遠藤綾、中島愛) などを予定
<装丁>
●江端里沙描き下しイラスト豪華三方背ボックス仕様
●オールカラー48ページブックレット(設定資料、劇場公開時アーカイブ等)
初回生産限定封入特典
劇場上映生フィルムコマ
※数に限りがございます。数量がなくなり次第終了させていただきます
なお、実際に上映に使ったフィルムを使用しておりますので、傷や染み等がございます。あらかじめご了承ください。ランダムに封入されておりますので、交換はお受けできません。
Blu-ray 豪華版
メーカー希望小売価格:10,500円(税込)
劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 Hybrid Pack
超時空スペシャルエディション
※BOXのイラストは仮のものです
※「超時空スペシャルエディション」は2012年10月までの期間限定商品となります。
上記仕様に加え、「超時空スペシャルエディション」だけの特製アイテム付!
★天神英貴描き下し特製収納BOX(Blu-ray「イツワリノウタヒメ」&「サヨナラノツバサ」一挙収納可能!)
★Blu-rayジャケットサイズポスター集(商品宣伝やキャンペーンで作成された貴重なポスター・コレクション)
★ミニサイズ劇場版パンフレット(「イツワリノウタヒメ」&「サヨナラノツバサ」)
★ミニ複製原画集(「イツワリノウタヒメ」&「サヨナラノツバサ」)
★劇場版アフレコ台本(「イツワリノウタヒメ」&「サヨナラノツバサ」)
★“PS3”カスタムテーマがダウンロードできるプロダクトコード
※プロダクトコードをご利用頂くには“PS3”本体はインターネットに接続する環境が必要になります。
「劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 Hybrid Pack」公式サイト
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劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 Hybrid Pack
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キーワード
(C)2009, 2011 ビックウエスト/劇場版マクロスF製作委員会
(C)2011 NBGI
- 劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~ Blu-ray Disk Hybrid Pack (通常版) (PS3専用ソフト収録) (初回封入特典 生フィルム同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2011/10/20
- 価格:¥7,300円(Amazon) / 8125円(Yahoo)