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レベルファイブの日野晃博氏が「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を受賞。「妖怪ウォッチ」の企画意図などが語られた授賞式の模様をレポート
「妖怪ウォッチ」公式サイト
ベスト・ファーザー イエローリボン賞は,「父の日」(6月の第3日曜日)を記念して設立された賞で,その年のベスト・ファーザーと認定された著名人に贈られる。日本メンズファッション協会と日本ファーザーズ・デイ委員会が主催しており,第1回の授賞式は1982年に行われている。
ベスト・ファーザーの選考基準は「明るい家庭づくりをしている父親」「父親学の実践者」「厳格なしつけをしている父親」「子ども達の良き理解者,良き教育者」「お母さんと,子どもから見た素敵なお父さん」「社会福祉に貢献し,素敵な父親像をアピールしている人」「ユニークな子育てをしている父親」となっており,さまざまな意味で「素敵なお父さん」と呼べる人を表彰しているという。
今回,ベスト・ファーザー イエローリボン賞各部門を受賞したのは以下の6名。
政治部門:石橋良治氏(島根県邑南町長)
経済部門:日野晃博氏(レベルファイブ 代表取締役社長/CEO)
学術・文化部門:若田光一氏(JAXA 宇宙飛行士)
芸能部門:照英さん(俳優)
芸能部門:ヒロミさん(タレント・実業家)
スポーツ部門:大竹秀之さん(元全日本男子バレーボールチーム代表)
日野氏が受賞した理由は,「妖怪ウォッチ」の生みの親として,日本中の子ども達を楽しませ,夢と元気を与えたことが,ベスト・ファーザーの理念にふさわしいと評価されたからだ。
日野氏はさらに,今の子ども達がそうした日常の中で,例えば,学校のトイレで“大”をすると,からかわれるので,なかなか行けなかったり,ちょっとエッチな深夜番組に興味を持ったり,あるいはゲームの発売日にどうやってズル休みするか考えたりなど,さまざまな悩みを抱えているという。
「妖怪ウォッチ」では,そうした悩みを等身大で描写し,かつそれらに「妖怪のせい」というエクスキューズを与えて笑ってもらうことにより,「子ども達の味方」であることに努めた。その結果,子ども達から大きな支持を受け,大ヒットにつながったと述べた。
また,テレビアニメ「妖怪ウォッチ」では,「3年Y組ニャンパチ先生」「太陽にほえるズラ」といった,子ども達の親にあたる世代にしか分からないようなオマージュを仕込んでいるが,日野氏によると,これは上記のように家族で楽しめることを意識しているからだという。そういったネタで親が笑ったとすると,子どもが「何で笑ったの?」と尋ねるようなシチュエーションを期待できる。日野氏は,「妖怪ウォッチ」のそうした部分が,ほかのコンテンツとの差別化につながっているのではないかとした。
授賞式終了後の囲み取材にて,日野氏は「子ども達を楽しませることは,僕の仕事であり,とても好きなこと。子ども達から手紙をもらったり,イベントで笑顔を見たりすると,幸せを感じます」とコメントし,改めて今回の受賞の喜びを語った。
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