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懐かしきあのハードも擬人化×萌え×変身! PS3「神次元ゲイム ネプテューヌV」は“キセイ”と戦い,過去のゲイムギョウ界へと旅立つ物語
2010年発売の「超次元ゲイム ネプテューヌ」,2011年発売の「超次元ゲイム ネプテューヌmk2」に続くシリーズ3作目となる本作では,犯罪神“マジェコンヌ”が倒れたあとの,平和になったゲイムギョウ界で物語が幕を開ける。すっかり平和ぼけして,のんびりだらだら過ごしている女神達だが,実はその裏であらゆる表現を規制しようとする者達が,ひそかに活動を始めていた。
「擬人化!×萌え!×変身!」のコンセプトを元に,三度立ち上がれ,ネプテューヌ!
舞台はちょっと戻って過去のゲイムギョウ界
さて,主人公のネプテューヌは物語の序盤にとある事情で別の世界へと飛ばされてしまう。そこは古き時代のゲイムギョウ界で,「七賢人」と呼ばれる謎の組織が暗躍する世界でもある。
1980年代(を彷彿とさせる時代)から現代にかけてのゲイムギョウ界が舞台となるため,これまでに登場しなかった旧世代のハードが続々と現れるわけだ。時代が現代に近づいていくにつれて,ほかの女神も全員登場するとのことだが,中にはちょっと外見に変化のある女神もいるという。
ブラックハート |
グリーンハート |
ホワイトハート |
物語の鍵を握るのは,過去のゲイムギョウ界におけるプラネテューヌの女神「プルルート」。見た目どおり,普段はほわほわした性格の少女なのだが,女神化すると一転,超ドSな女王様「アイリスハート」になるらしい。……プルルートが何のハードの擬人化か気になる人は,女神化後の衣装をよく見てみよう。
なお,「ネプテューヌ」といえば豪華キャスト陣も大きな魅力。プルルート役は花澤香菜さんで,これまた“旬”のキャスティングだ。ほわほわした状態のプルルートと花澤さんの声はうまくマッチしそうだが,逆に,女神化後のドSなアイリスハートがどのように演じられるのかも気になるところ。
ゲームシステムを全面的に見直し「遊びやすさ」を向上
ネプテューヌVのゲームシステムは,mk2を踏襲しつつも,さまざまな部分でバージョンアップが図られている。力が入っているのはキャラクターモデルで,新女神だけでなくネプテューヌなど既存のキャラクターもすべてモデル段階から作り直しているとのことで,過去の作品と比べると大幅にブラッシュアップされている。さらに,モンスターとエンカウントした際のロード時間の短縮,戦闘中のテンポ上昇と,細かなレスポンスも改善されているようだ。
また,ダンジョンにある「フラグポイント」のフラグを“折る”か“立てる”かにより,見聞者が持ち帰ってくる情報が変化し,ダンジョンを徘徊するモンスターや採取するアイテムも変化するという。本来はゲーム内部の処理であるフラグが,目に見えるかたちで存在しているというのは,なんとも「ネプテューヌ」らしい。
シリーズ伝統のコラボはより過激に
さて,コンセプトからして割とぶっとんでいるネプテューヌシリーズでは,ユーザーの想像の斜め上を行く多彩なコラボレーション企画も大きな特徴となっている。前作「mk2」では,稲船敬二氏がゲーム内の武器や技として実写出演するという,まさに「どんな判断だ」と言わざるを得ないコラボレーションをやってのけたが,今作ではそれがさらにエスカレートしているようだ。
ネプテューヌシリーズはそのコンセプトやコラボ企画から,「話題性が先行しているタイトル」というイメージを抱く人も多いだろう。しかし,シリーズを重ねるにつれてゲームとしてもどんどん磨きがかかっており,グラフィックスや戦闘システムも進化を続けている。とくに,開発陣も自信ありげだったグラフィックスに関していえば,アイデアファクトリーの得意とする,美麗な2Dグラフィックスの世界を,3DCGでも見事に描き出しているといった印象だった。
世界観そのものは前作mk2に続くものとなっているが,舞台となる時間軸は過去のゲイムギョウ界なので,これまでのシリーズに触れたことのない人でも気軽に楽しめるはず。シリーズ未経験者もこの機会に,ゲイムギョウ界へと足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
「神次元ゲイム ネプテューヌV」公式サイト
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神次元ゲイム ネプテューヌV
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