ULのPC用ベンチマークアプリ「3DMark」「VRMark」「PCMark 10」「PCMark 8」がアップデート

　フィンランド時間2018年6月20日，ULは，同社製ベンチマークアプリケーション「3DMark」「VRMark」「PCMark 10」「PCMark 8」の新バージョンを公開した。
　いずれも基本的にはマイナーアップデートで，3DMarkとVRMark，PCMark 10では，実行ログの記録に関する問題でベンチマークが実行されないことのある問題が解決したという。結果表示時にRyzenプロセッサの仕様を正しく表示できるようにもなっているという。一方のPCMark 8では，OpenCLに関する改善が入っているようだ。
　いずれも，アップデートによるスコアへの影響がない点は共通している。

　また，2018年4月にFuturemarkがULに統合されたことを受けて，ブランドロゴやアプリケーション内のテキスト，規定のファイルパスに変更が加えられた。
　ロゴの変更はとくにユーザーが気にする必要のない要素だが，ファイルパスの変更によって，インストール時のデフォルトとなるフォルダが従来までの「¥Program Files¥Futuremark」から，「¥Program Files¥UL」に変わった点は，気に留めておくべきかもしれない。
　なお4Gamerで確認した限り，旧バージョンをインストール済みのPCに，これらの新バージョンをインストールすると，Futuremarkフォルダにインストールした旧バージョンは自動で削除された。旧バージョンがそのまま残って，ストレージ容量を無駄に消費する心配はなさそうだ。
　ただし，PCMark 8の新バージョンだけは規定のインストール先フォルダが新しくなっておらず，「¥Program Files¥Futuremark」のままとなっていた。

　各アプリケーションの変更点とダウンロードリンクは，以下の記事ページで確認してほしい。

3DMarkの記事ページ Version 2.5.5029

VRMarkの記事ページ Version 1.3.2020

PCMark 10の記事ページ Version 1.1.1722

PCMark 8の記事ページ Version 2.10.901