プレイレポート
[TGS 2012]ファン待望の成歩堂龍一の勇姿再び! 新システム「ココロスコープ」も体験できる「逆転裁判5」プレイレポート
今回のプレイアブルバージョンでは,ゲームの法廷パートを約15分間プレイできる。8年ぶりに弁護士として法廷に立つ成歩堂の姿を確認できるほか,新システム「ココロスコープ」を体験できたので,その内容を紹介しよう。
逆転裁判シリーズの法廷パートは,成歩堂が証人の証言を「ゆさぶる」で問いつめ,事実と矛盾が生じている証言に証拠品を「つきつける」ことで真実を暴いていくのだが,本作ではココロスコープで判明した感情も,推理を進める重要ポイントになる。
また,操作はすべてタッチペンでできるが,従来シリーズ同様,ボタン操作も可能だ。
ココネが聞き取る証人の感情は,「喜」「怒」「哀」「驚」の4つに分類されて画面に表示される。証言の進行中,その内容に応じて次々にその感情が表示されていくのだが,ときどき,不釣り合いな感情──例えば,死に直面するようなシーンで「喜」が表示されることもある。その“ココロの不協和音”を指摘することで,「ゆさぶる」もしくは「つきつける」と同じような効果を得られるのである。
このプレイアブルバージョンでは,成歩堂と新キャラのココネのほか,サイバンチョとアウチの2人も登場し,法廷パートのストーリーが進行していく。またキャラクターや背景は3Dグラフィックスで表現されており,証人の特徴的なアクションや,法廷を見回すように動くカメラなど,映像的な演出も見どころだ。無論,シリーズおなじみの「待った!」「意義あり!」などの吹き出し演出も健在。
またストーリーの中で,チュートリアル的にゲームの進行/操作を説明してくれるので,これまでシリーズを遊んだことがないという人でも,迷うことなくプレイできることも大きなポイントとなる。
プレイアブルバージョンは全体的に,逆転裁判シリーズの特徴である,証人とのシンプルかつ熱い駆け引きを前面に打ち出し,かつ,それを阻害しないよう新要素のココロスコープを上手に組み込んだという印象を持った。シリーズのファンは成歩堂の久しぶりかつ新たな勇姿を,未体験の人は人気シリーズの魅力を,短い時間ながらも体験できるだろう。
「逆転裁判5」公式サイト
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