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「NAVYFIELD2」CBTのプレイレポートを掲載。艦船ならではの独特な操作をマスターして艦隊戦に挑め
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印刷2012/07/28 00:00

プレイレポート

「NAVYFIELD2」CBTのプレイレポートを掲載。艦船ならではの独特な操作をマスターして艦隊戦に挑め

 ネクソンが2012年夏に正式サービスを予定しているオンライン海戦アクション「NAVYFIELD2」。「NAVYFIELD」の続編として,そのエッセンスを受け継ぎつつも,グラフィックスや対戦の戦略性を強化したタイトルだということは,以前インタビューでお伝えしたとおりだ。
 本作では,8月1日から誰もが参加可能なオープンβテストが実施されるが,今回はそれに先駆けてプレイフィールをお伝えすべく,クローズドβテストのレポートをお届けしよう。

NAVYFIELD2の開発を行なっているのは,前作と同じく韓国SDEnterNET。ゲーム内容からも伝わると思うが,かなり“濃い”スタッフ達が作っているのだという
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ドックで自分だけの艦隊をカスタマイズ


 NAVYFIELD2においてプレイヤーは“艦隊の指揮官”として,第一次/第二次世界大戦で活躍した艦船を率いて,大海原へ出撃することになる。指揮できる艦隊は,日本,アメリカ,イギリス,ドイツの4か国。キャラクター作成時に,いずれかの海軍を選ぶことになるが,国によってプレイヤーの所属が分かれるといったことはないので,自分の好きな国,あるいは好きな艦船のある国を,自由に選んでしまっても問題はない。

日本,アメリカ,イギリス,ドイツの中から海軍を選ぶ。第一次/第二次世界大戦において,各国で活躍した艦船などを存分に指揮できるのだ
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 ゲームの大まかな流れは,シングルプレイのミッションと,マルチプレイでの艦隊戦を通じてクレジットを貯め,新たな艦船を購入し,自分の艦隊を強化していくといった感じだ。
 指揮できる艦船は,駆逐艦,軽巡洋艦,重巡洋艦,装甲艦,巡洋戦艦,戦艦,護衛空母,正規空母,潜水艦,揚陸艦の10タイプに分類され,それぞれ得意な役割が異なる。たとえば,駆逐艦は機動力が高い反面,耐久力と火力が低い。逆に戦艦は,高い火力と耐久力を誇るが機動力は低いので,潜水艦の強力な魚雷攻撃などを回避しづらいといった具合だ。
 どのような状況にも対応できる艦船は存在しないので,その種類によって戦い方も大きく変わってくるというわけである。

 艦船のタイプによって搭載兵器も異なっており,艦隊戦ではこれらを使いこなすことも重要となる。装甲が厚い艦船を相手にするのであれば徹甲弾(AP弾)を使い,装甲の薄い相手を見つけたら榴弾(HE弾)に切り替えるなどすれば,より効果的にダメージを与えられるだろう。

 手持ちの艦船をカスタマイズすることも可能で,装甲の強化や,戦闘機や爆撃機などの艦載機の搭載,さらには兵器担当,航空担当,指揮担当といった艦船の乗組員を強化,変更することで,より強力な艦船を作り上げられる。
 以上のように艦船の種類,武装,カスタマイズを吟味して,自分だけの艦隊を編成し,戦場へと赴くのだ。

ドックで艦船をカスタマイズ。手塩にかけて育てた艦船をじっくり眺められる
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第一次/第二次世界大戦に登場した艦船が10種類に大別されている。もちろん,各ラインナップはキャラクター作成時に選んだ国によって異なる
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艦船に搭乗する将校もそれぞれ用意されている。艦隊戦を通じてレベルアップするとポイントを獲得し,このポイントでアビリティを強化できる

艦隊戦で操作できる艦船は1隻だが,3隻を持ち込んでゲームに参加できるので,敵味方の編成に応じて使い分けられる。ゲームに慣れると,艦船の役割分担や,ほかのプレイヤーとの連携要素も大きな醍醐味となるだろう
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艦船ならではの独特な操作をモノにして敵艦を撃沈せよ


本作でプレイヤーが操作する艦船。ほかのオンラインゲームではなかなか味わえない操作感だ
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 次は自慢の艦船の晴れ舞台といえる,艦隊戦を見ていこう。クローズドβテストでプレイできたのは,32 VS. 32,最大64名のプレイヤーで戦う対戦モードだ。先に述べたとおり,選択した国でチームが決まるわけではないので,連合国と枢軸国の入り交じった混成艦隊でのバトルを,手軽に楽しめる仕様だ。

 本作では,当然,プレイヤーは艦船を操るのだが,その操作や動きは独特だ。右クリックで移動場所を指示した後,[F]キーで加速,[V]キーで減速を行い,それにより「後進/停止/低速/中速/高速/最高速」の段階で速度が切り替わるといった具合で,ただ移動地点を決定すればいいというわけではない。最高速の状態でもう一度Fキーを押すと,一時的にスピードアップする「急加速」を行えるが,効果時間は短く,再使用までのインターバルが生じる。
 また,旋回を行うときは,大きく緩やかなカーブを描くような動きになり,突然方向を変えるようなことはできないのも艦船らしいところだろう。
 以上のような操作になっているので,全体的に移動はのんびりとしており,最初はもどかしく感じられるのだが,この「不自由な動き」は戦闘のキモでもある。例えば,敵艦と交戦するときに側面を向けていると,そのぶん被弾もしやすいので,うまく位置取りをしてから戦闘を開始したり,味方の艦船と連携するために速度や向きを合わせておいたりと,いかに艦船の動きを制御するかで,対戦時の有利不利も変わってくるのだ。

交戦時は艦船の向きが大切。敵に対して側面を向けていると,そのぶん被弾する面積も広がってしまう
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 攻撃の操作は,搭載されている武器を数字キーで指定してから目標地点を左クリックし,自動的に発射してくれるセミオート射撃か,攻撃地点を指定したあとに[Space]キーを押して,任意のタイミングで発射できるマニュアル射撃の2種類がある。操作そのものはお手軽だが,だからといってプレイの底が浅いというわけではない。
 敵味方の艦船は常に動いており,発射から着弾までに数秒の時間を要する。そのため敵艦を直接クリックしてもまず命中させることはできず,艦船の速度や針路,こちらの弾速,射程距離などを考慮して,敵の行く先をうまく狙う必要があるのだ。また,主砲を発射したあとは一定時間のクールダウンが発生するので,その合間に性能の異なる副砲を使うなど,頻繁な武器の切り替えも必要になる。それと同時に移動もしなければならないので,なかなか操作は忙しい。
 動き自体はゆったりとした本作だが,戦闘はスリリングなのである。

 また,手持ちの艦船の中から3隻を持ち込み,そのうち1隻を選択して出撃するという艦隊戦の仕様も,ゲームの戦略性を高めている。マルチプレイでは,ほかのプレイヤーの艦船も数多く出撃することになるわけだが,友軍が戦艦や駆逐艦を多く選んでいたら,自分は敵拠点の占領を得意とする揚陸艦に変えてみるなど,戦局に応じた選択が求められるのである。
 ちなみに,艦隊戦で自分の艦船が撃沈されてしまった場合は,残りの2隻で再出撃することになる。やられてもすぐにゲームオーバーにはならないのは嬉しいところだ。

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手持ちの艦船が3隻用意されているのは大きなポイント。撃沈されてしまっても,マップ内にある拠点から別の艦船で再出撃できる
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敵拠点に近づいて右クリックすると,揚陸部隊を送り込んで占領できる。リスポーンポイントとして活用できるが,占領が完了するまで時間がかかるので,敵の動きをよく確認しておこう


艦船というテーマをオンラインゲームに落とし込んだ一作


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 本作の見どころは,艦隊戦というほかのタイトルではなかなか見られないテーマを,オンラインゲームとして落とし込んできたところにある。艦船の操作は独特で,うまく攻撃を命中させようと思えば想像以上に頭を使うし,移動や攻撃にばかり注力していると,いつのまにか別方向からやってきた敵艦隊から集中砲火を受けてしまう。パっと見の戦闘画面は若干地味かもしれないが,勝つためにプレイヤーがすべきことは多く,なかなかアツい戦闘が楽しめるのである。

 筆者は,今回のプレイでは駆逐艦で動き回ってプレイすることが多かったが,ほかの艦船での戦術を研究してみるのも面白そうだと感じた。戦艦の火力で敵艦を粉砕する,空母で艦載機を駆使する,神出鬼没の潜水艦を使って魚雷攻撃を行うなど,艦船によってプレイスタイルもまったく変わってくるだろう。そう考えると,どんどん新しい艦船が欲しくなってしまうので,対戦を続けてクレジットを獲得し,ドック内のコレクションを増やしていくモチベーションも,長く保たれそうである。

 クローズドβテストでは一部のみの実装だったが,今後のオープンβテストや正式サービスでは,シングルプレイ用のミッションも追加されていくという。第一次/第二次世界大戦の有名な海戦だけでなく,史実とは異なる“if”を描いたミッションも準備しているとのことで,こちらにも期待したい。

 なお,先日発表されたとおり,本作のオープンβテストが8月1日から実施される。艦船やミリタリーモノのファン,対戦ゲーム好きは,この夏は艦隊指揮官として大海原を駆け巡ってみよう。

ネクソンによれば,戦艦プラモデルやミリタリー系雑誌とのタイアップ企画も計画しているとのことだ
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