プレイレポート
「エルダー・スクロールズ・オンライン」日本語版の正式サービスに先駆けたメディア向け体験会をレポート
サービス形態については,すでにサービスが行われている英語版と同様のBuy-to-Play方式で,ゲームを購入すれば月額無料で遊ぶことができる。オプションとして,各種アイテムを購入できる「クラウン」をDMMポイントを使って購入したり,入手経験値のアップやDLCが常時遊べるようになるといった特典がある「ESO Plusメンバーシップ」への加入も行える。自動継続のある「ESO Plusメンバーシップ」だけはクレジットカード決済のみとなるとのこと。
実際にゲームを始めるまでの手順についても,松本氏より説明された。日本語版をプレイするには,DMMに会員登録したうえで,専用のランチャー「DMM GAME PLAYER」をダウンロードし,ここからインストール/起動を行う必要がある。また,DMM GAMESのほかのタイトル同様,プロフィール登録も必須のようだ。ちなみに英語版のときは海外からダウンロードするため結構な時間が掛かったわけだが,日本語版はダウンロード時間を短縮できるようにするとのことだ。
ゲーム内容に関しては,きちんと日本語になっていることを確認してもらいつつ,ボイスについても注目してほしいとのこと。フルボイスということは以前から発表されていたが,実際にプレイしてみると,クエストなどはもちろんのこと,街を歩くNPCも独り言のように日本語を話していることを確認できた。
なお,インタフェースなどを使いやすくしてくれるADDONについても,日本語に対応させているとのこと。ADDON自体は公式のものではないため,使用に対しての保障はないものだが,便利なADDONも数多くあるので冒険の手助けになってくれるだろう。
また,X-input方式のゲームパットにも正式対応しているので,コンシューマゲームの感覚でプレイしてみるのもよいだろう。
マルチプレイは,やはり本作の醍醐味であり,きちんとコミュニケーションを取れる環境が整えられたことはプレイヤーにとってありがたいことだろう。
体験会中に短い時間ではあったが松本氏と話す機会があったので,いろいろと質問をぶつけてみた。
ESO日本語版は,グローバルなメガサーバーに接続されるとあらかじめ発表されていたが,NA(北米)とEU(欧州)のうちNAのほうに強制的に接続されるという。これはPing値で有利かつ人数が多いことが理由のようだ。JPもしくはアジアサーバーを新しく立てることも考えたそうだが,「Alliance War(同盟戦争)」などのエンドコンテンツは,やはり人数が多いほうがよいだろうということになったようだ。
「ソロで遊べるタイトルではありますが,いずれ育って外に出ていきたくなる方もいると思います。そのとき,日本だけの少ない人数よりもワールドワイドな大人数のサーバーで遊んだほうがお客様にもメリットがあると思います」(松本氏)。
ゲームを盛り上げ,雰囲気作りにも一役かっているボイスはすべて日本語になっているが,一部例外があるという。それが吟遊詩人の歌だ。中南米の方が歌っているのが個人的に印象に残っていて,日本語版ではどうなっているのか気になっていたのだが,あえてそのまま残したようだ。ちなみに,日本語の歌として収録したのは,立木文彦さん演じるサー・キャドウェルのみとのこと。
先行して英語版をプレイしている人にとって気になるのが,チャットなどの日本語を従来のバージョンで読むことが可能かどうかだろう。実はZenimaxの協力もあって,英語版に日本語のフォントを入れることになっているようで,普通にチャットでコミュニケーションが取れるのだとか。
「正式サービスも決まり,ローカライズの作業もほぼ終わって今はホッとしています。ローンチ後はお客様からさまざまな声をいただけると思いますので,その声に一つずつお応えしていきたいなと思います。DMMがお送りするESO日本語版を今後ともよろしくお願いします」。
2014年4月4日に英語版のESOが発売されてから2年の年月が経過してしまったが,待望の日本語版の発売はもう目前だ。「The Elder Scrolls IV: Oblivion」や「The Elder Scrolls V: Skyrim」からの流れでESOにも期待していたが,英語なので敬遠していた……という人も多くいると思う。6月23日から始まる正式サービス開始以降は,タムリエルでの冒険を存分に楽しめるだろう。
発売前の6月20日には都内にてイベントなどの予定もあるとのことなので,今後発表される情報にも目を向けつつ,来るべき正式サービスの開始に期待しよう。
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Published by EXNOA LLC (C)2020 ZeniMax Media Inc. The Elder Scrolls(R)Online: Greymoor developed by ZeniMax Online Studios LLC, a ZeniMax Media company. ZeniMax, The Elder Scrolls, Greymoor, ESO, ESO Plus, Bethesda, Bethesda Softworks and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the US and/or other countries. All Rights Reserved.
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