日本一ソフトウェアの新作「神様と運命革命のパラドクス」はPlayStation 3で12月20日に発売。「日本一RADIO」の公開録音にて主要キャストも明らかに

今回の公開録音のステージを見るために，開場1時間以上前からベルサール新宿グランドの外まで大きな列ができた

　日本一ソフトウェアのインターネットラジオ「日本一RADIO」の公開録音が，本日（2012年8月9日）ベルサール新宿グランドで開催された「秋葉原電気外祭り 2012 SUMMER in 新宿」のイベントステージにて行われた。

　日本一RADIOは，「響 - HiBiKi Radio Station -」にて隔週水曜日に配信されているインターネットラジオ番組で，日本一ソフトウェアがリリースしているタイトルに，キャストとして出演している声優の間島淳司さん，今井麻美さん，三森すずこさんがパーソナリティを担当している。

　今回の公開録音は同番組にて8月15日に配信予定の回で，司会を間島さんと三森さんの二人が務めた。今井さんはというと，残念ながらスケジュールの都合でお休み。代わりにオープニングのVTRで挨拶し，PS3「迷宮塔路レガシスタ」向けに本人が描き起こしたキャラクター“ミンゴス2012”のパネルが，ステージに代役（!?）として置かれることとなった。

　ラジオで恒例の「よっ，日本一！」というかけ声と共に始まった収録は，8月23日発売のPS Vita用ソフト「特殊報道部」と先日発表されたばかりの新作「神様と運命革命のパラドクス」（神パラ）の2タイトルを軸として進行した。順番は前後してしまうが，今回は神パラのコーナーの収録模様から，先にお伝えしていこう。

神パラはPS3向けRPGで発売日は12月20日に

　日本一ソフトウェアの看板タイトルである「魔界戦記ディスガイア」の開発チームが手掛けるという神パラは，これまでいとうのいぢ氏がデザインしたキャラクター数名といった，限られた情報しか明らかになっていなかった。

　しかし，今回の公開録音現場にて，ジャンルが“運命革命RPG”であることや，プラットフォームがPlayStation 3になること，そして発売日が12月20日に決定したことが発表された。同時に，価格や初回限定版の同梱内容なども明らかになり，いよいよ発売に向けて具体的な形が見えてきた。

こちらが神パラのポスター。これを見るかぎり，メインヒロインはリリエルで決定か？

タイトル：神様と運命革命のパラドクス
ジャンル：運命革命RPG
プラットフォーム：PlayStation 3
発売予定日：2012年12月20日
価格：通常版7140円，初回限定版9240円（共に税込）

初回限定版同梱内容
・新人神様向け 運命革命バイブル
　いとうのいぢ氏によるキャラクター設定資料集と書き下ろしノベルを収録した冊子
・サウンドCD 〜天界の調べ〜
　妖精帝國が手がける楽曲＋μ's（ミューズ）のメンバーが歌うキャラクターソングを収録予定
・初回限定版専用BOX

　また，今回のステージでは，同作の主要キャラクターのキャストも発表された。ここで，シークレットゲストとしてステージに登場したのは徳井青空さん，久保ユリカさん，飯田里穂さんの3名。神パラでは，この3名と司会の三森さんが主要キャラクターに声を吹き込むという。現在明かされている配役は，早乙女リリエル役の徳井さん，東條ネルエル役の久保さんの2名のみ。飯田さん，三森さんの2名が演じるキャラクターは，まだ秘密となっている。

　徳井さんは，リリエルについて「主人公の男の子と一緒に行動するすごく健気な天使。一生懸命神様の手助けをしようとがんばっています」と語る。ネルエルを演じる久保さんも「ネルエルは引きこもりの女の子で，彼女の部屋に入れるのは限られた人間だけなんです」と，自身の演じる役柄について説明した。

　ちなみに，初回限定特典「サウンドCD 〜天界の調べ〜」に収録されるキャラクターソングを歌うμ's（ミューズ）のメンバーとは，彼女達のことだったりする。

μ'sのメンバーが演じるキャラクターのうち，リリエルとネルエルの2人のみ，キャストが明らかとなった

特殊報道部の収録時，本当に超常現象に遭遇？

　8月23日にPS Vitaで発売予定のアドベンチャーゲーム「特殊報道部」の“宣伝コーナー”では，同作で度会 楓（わたらいかえで）を演じる瀬戸麻沙美さんと，村瀬知華役の藤田 咲さんがゲストとして登場し，特殊報道部についてのトークを行った。

　特殊報道部は超常現象を扱う検証番組「トクホウ」の番組制作が舞台となるアドベンチャーゲーム。瀬戸さんは自身が演じた楓を「特殊報道部のアシスタントとしてアルバイトをする女子高生。本人が特殊な出来事に遭遇したことがきっかけで，この番組に関わるようになるんです」と紹介した。同じように，藤田さんは知華について「PVにも登場しているトクホウの看板アナウンサーで，超常現象を番組で視聴者に伝える案内役的なキャラクターです」と説明した。

　瀬戸さんと藤田さんは，本作の音声収録時に本当に超常現象が起きたという裏話も披露した。いわく，鷲見 衛（すみまもる）役の細谷佳正さんが収録時にスタッフさんとは別の方向を見ていることがあり，スタッフが本人に「どうしたの？」と訪ねたところ，「見ていた方向に何か気配があり，自然に目がそちらに向いてしまった」と答えたという。細谷さんの直後に収録を行った藤田さんは，不幸にもその話を聞かされゾッとしたそうだ。

ゲストの瀬戸さん演じる度会 楓と，藤田さん演じる村瀬知華

　一通り2作品の紹介が終わったところで，ラジオ内のレギュラーコーナー“めざせ！日本一！”の収録に移る。これはパーソナリティが何かの“日本一”に挑戦するというコーナーで，今回は公録スペシャルとして特殊報道部と神パラに関係する何かしらの日本一に，出演者達が挑戦することになった。

　特殊報道部のお題は，最も手軽な超常現象ということで，ゲスト全員が“声優界スプーン曲げ日本一”にチャレンジすることに。30秒でスプーンをどれだけ曲げられるかという，真島さんのムチャ振りにゲストは当然困惑。ただ一人，徳井さんは「私，大学の頃にスプーンを曲げるというゼミを取っていました」と訳が分からないことを自信ありげに語って大きな期待を集めた。

　ただ，いざ始まってみると，もはやゼミがどうとかそういう話ではなく，ゲスト全員が“腕の筋が浮き上がるほどの超能力”を発揮して，真島さん以外はスプーンをグニャグニャに曲げてしまった。中でも，自信ありげだった徳井さんのスプーンは確かにほかの誰よりもねじ曲がっており，その曲線美はオブジェとして飾るに足るほどだったため，晴れて，声優界スプーン曲げ日本一の栄冠は彼女に捧げられることになった。

　一方の神パラのお題は，“声優界のくじ引き日本一”。全員でおみくじを引いて，一番いい結果を出した人が日本一になるというもので，ゲストの中で唯一大吉を引き当てた瀬戸さんが華麗にくじ引き日本一の座を手に入れていた。

　約1時間の収録はあっという間に過ぎ，番組はエンディングへと突入。番組はすでに3年目に突入しているものの，公開録音はまだ2回目とのことで，「今後もこういった機会があることを楽しみにしたい」という間島さんのメッセージで，今回の収録は幕を閉じた。

収録終了後に司会の2名とゲストがミンゴス2012を囲んで集合。前列左より真島さんと三森さん，後列左より徳井さん，久保さん，飯田さん，瀬戸さん，藤田さん

会場内の日本一ソフトウェアのブース。収録中に三森さんがかぶっていたプリニーになれるフードタオルや，集合写真で間島さんが抱えているプリニーリュックなども販売されていた

「神様と運命革命のパラドクス」公式サイト

「特殊報道部」公式サイト