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スマートフォンならではの操作で謎を解く。Android向け脱出ゲーム「100ゲイツ」を取り上げる「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第54回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
今回の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,「100ゲイツ」という,何となく意味深なタイトルのAndroid向けゲームを紹介しよう。筆者はこのタイトルを見たとき,マイクロソフトポイントを連想してしまったが,もちろんまったく関係はない。本作は,100の扉(ゲート)を突破していくのが目的となる,ステージクリア型の脱出ゲームだ。
ちなみに,100マイクロソフトポイントは約150円に相当するが,本作は無料でプレイできるタイトルとなっている。
「100ゲイツ」ダウンロードページ
100ゲイツでは,謎を解いていくにあたり,タップやスワイプ,そしてジャイロセンサーを利用するなど,スマートフォンならではの操作か機能を使う必要がある。第46回の(ほぼ)日刊スマホゲーム通信で紹介した「The 宝箱」と似ているゲーム性というと分かりやすいだろう。
最初に挑戦するステージこそ,画面内の扉をタップするだけでクリアできるが,レベルが進むにつれて謎は難解になっていく。タップやホールドで画面内をくまなく調べていくのがクリアのコツとなるので,怪しいと思った場所は徹底的にチェックしてみよう。
ステージによっては,落ちているアイテムを拾い,それを謎解きに利用するシチュエーションも用意されている。ほかにも,暗号めいたメッセージを解読したり,オブジェクトの向きに着目したりと,ステージクリアには発想の転換が必要になってくるのだ。
ジャイロセンサーを使った謎解きは,ステージ4から登場する。初出なため,露骨に分かりやすいヒントが描かれている |
メインの謎は思考型パズルだが,なかにはアクション性が付加されたものも。このステージでは,端末を傾けて2つの球体を重ねるとクリアできる |
実のところ脱出ゲームは,フィーチャーフォン向けのゲームアプリとしても一定の人気を得ていたゲームジャンルなのだ。本作は,その単純な延長線上ではなく,スマートフォンならではの謎解き要素が盛り込まれているところがポイントとなる。また,独特のセンスで描かれるグラフィックスは,思わず引き込まれてしまいそうな不思議な雰囲気を持っている。
いまのところ,ステージ数は30となっており,“100ゲイツ”にはほど遠いが,今後のアップデートでステージが増えていくそうなので,期待しておきたい。頭の体操にもピッタリな本作。無料なのでひとまず試してみてほしい。
「100ゲイツ」ダウンロードページ
著者紹介:トリスター/慈空宇砂利
ゲームやアニメなどの書籍や解説書,そして広告制作などを行う編集プロダクション「トリスター」のライター。1プレイで完結するアーケードスタイルのゲームが好み。フィーチャーフォンからスマートフォンへ移行が進み,そういったタイトルが増えてきたことに喜んでいる。
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