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開発陣によるデモプレイで,新モンスターの特徴が続々と明らかに。「Dragon's Dogma: Dark Arisen」プレミアム体験会をレポート
本イベントには,PlayStationのコミュニティサイト「プレコミュ」から事前に応募し,当選した人のみが参加。イベント名どおり,「Dragon's Dogma: Dark Arisen」の体験会が行われたほか,エグゼクティブプロデューサーの小林裕幸氏,プロデューサーの松川美苗氏,ディレクターの木下研人氏が,解説を交えながらデモプレイを披露した。
さらに,歌手のRaychellさんが登場して開発陣とのトークを繰り広げ,本作のテーマソング「Coils of Light」を熱唱。盛りだくさんの内容となった。本稿では,デモプレイの模様を中心にレポートしよう。
エグゼクティブプロデューサー 小林裕幸氏 |
ディレクター 木下研人氏(左),プロデューサー 松川美苗氏 |
デモプレイでは,本作から追加された新ステージ「黒呪島」が紹介された。パーティはアサシン,メイジ,ファイター,ウォリアーという構成で,プレイヤーレベルはそれぞれ75だった。
自らコントローラを取ってプレイした木下氏は,黒呪島について「『ドラゴンズドグマ』をプレイした人がより楽しんでもらえるように作った」とコメント。歯ごたえのある難度を基本としつつ,初めてプレイする人でも十分に楽しめるものになるよう心がけているという。
黒呪島は深く深く潜っていくプレイスタイルのため,ダンジョンのあちらこちらに,仲間となる「ポーン」の雇用などができる「リムストーン」が設置されている。冒険を長く続けていくためには,このリムストーンをうまく使うことが必要不可欠になるとのことだ。
また,前作では装備品を強化させる「竜覚醒」というシステムがあったが,黒呪島では,新キャラクター「バロック」の力を借りることによって,竜覚醒した装備品をさらに強化できるという。
デモプレイには,黒呪島を象徴する新モンスター「デス」と遭遇する場面があった。デスは非常に危険な敵であるため,木下氏もかなり苦戦したとのコメント。松川氏の説明では,何回も戦って攻略法を見い出すことが快感になるモンスターらしい。またここでは,アンデッド系の新モンスター「バンシー」も登場した。単体ならどうということないのだが,叫び声を使ってプレイヤーキャラクターを卒倒させてくるため,ほかの敵と同時に登場したときは注意が必要になるそうだ。
さらに,スケルトンの上位モンスターとも言うべき「スケルトンブルート」の存在も確認できた。強さと堅さを兼ね備える手ごわい敵だが,爆弾等の攻撃系アイテムを駆使すれば有利に戦えるため,アクションが苦手な人でも十分対応できるとのことだ。
デモプレイが中盤に差し掛かると,全身が炎に包まれたトカゲのようなモンスター「サラマンダー」が登場。リザードマンタイプのモンスターは尻尾が弱点であるため,背後に回りながら戦うというのが基本だったが,サラマンダーは炎が邪魔をして近距離攻撃とは相性が悪いとのこと。
そこで役立つのが遠距離攻撃や水瓶を駆使した戦法だ。水をかけると炎は消えるので,そのときが狙い目になるという。ただし,サラマンダーが火のある場所に近づくと,炎が復活してしまうようだ。
黒呪島を代表するモンスター,「カースドラゴン」も確認 |
ちなみに,本作に登場する新モンスターのムービーが公開されているので,こちらも確認してほしい。
Raychellさんは,テーマソングを歌うのが自分に決まった時の心境を「以前からドラゴンズドグマは知っていたので,とても嬉しかった」とコメント。作詞では,事前に渡された資料を見つつ黒呪島をイメージしたと,思い入れの強さを語っていた。
また,バイオリンパートの収録にも立ち会い「より世界観を理解しながらレコーディングできました」とのことだ。
体験版を事前にプレイしたというRaychellさんは,「デスが怖かったです」と苦笑い。「アクションはいける口ですか?」との質問が飛び出すと「いける口です」と意外(?)な答えを返す一幕もあった。
そんなゲーム好きのRaychellさんに感じ入ったのか,松川氏が「Raychellさんのポーンを配信させていただきたいのですが」と直訴。これに対しRaychellさんは「私もドラゴンズドグマの世界に入りたいです」と即答した。Raychellさんのポーンはこれから制作に入るとのことなので,どんなものになるのかは不明だが,これまでのポーンの完成度を見るに,期待せずにはいられないところだ。
トークショウもが終わると,Raychellさんのライブがスタート。大勢のプレイヤーが見守る中,「Coils of Light」を見事に歌いあげた。
イベントはその後,告知を挟みつつ終了。最後に出演者のコメントを掲載して本稿の締めとしたい。
Raychellさん:
私も「Dragon's Dogma: Dark Arisen」の発売を楽しみにしている一人なので,皆さんもぜひゲームと楽曲をチェックして冒険に出ていただけたらと思います。
木下氏:
「Dragon's Dogma」は皆さんの応援のおかげで新展開を作ることができました。「Dragon's Dogma: Dark Arisen」は,「Dragon's Dogma」の世界をもっと広げていきたいという想いから生まれたものです。発売日まで頑張って調整しますので,ぜひご期待下さい。
松下氏:
オリジナルタイトルが続いていくというのは,支えてくださるユーザーさんやメディアの方のおかげだと思っています。この後もどんどん情報を出していきますので,どうぞよろしくお願いします。
小林氏:
皆さんのおかげで「Dragon's Dogma」は成功し,2作目を作ることができました。日本のゲームは元気がないと言われていますが,日本の会社であるカプコンが世界に向けて「Dragon's Dogma: Dark Arisen」を発信していきます。皆さんのご協力で盛り上がるか盛り上がらないか決まると思いますので,ぜひご協力いただけたらと思います。本日はありがとうございました。
プレス向け体験会の様子。約1時間,じっくりと「Dragon's Dogma: Dark Arisen」をプレイできた |
映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」とのタイアップも決定。ガッツとグリフィスの装備が「Dragon's Dogma: Dark Arisen」でも使える。前作で入手した人はそのままデータを引き継げる |
アクセサリブランドのbizarreとコラボしたリングやペンダントが販売予定 |
「Dragon's Dogma: Dark Arisen」公式サイト
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Dragon's Dogma: Dark Arisen
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(C)CAPCOM CO., LTD. 2012, 2013 ALL RIGHTS RESERVED.
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