連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第529回「スチームまみれの部屋で遊ぶサイバーパンクなリハビリオタク道」
ただ,ひとくちに加湿器と言っても色々なタイプがありますよね。超音波式とか,空気清浄機と一体になっている奴とか。しかし,断然オススメしたいのは「スチーム式」の加湿器です。
自分の使っている象印の場合,水を沸騰させて蒸気を放出する以外に特別な機能は無く,ずっと部屋でヤカンの水を沸かしているようなものですが,その加湿力たるや,今まで使ってきたどんな加湿器よりも強力。なんなら蒸気だけで部屋が暖まるので,暖房を使う頻度も減りました。
難点としては湯沸かし音が少し大きいのと,他の方式と比べて電気代が高くなるらしいのですが,背に腹はかえられませんわな。煮沸消毒されるので放出される蒸気も清潔ですし,スチーム式の加湿器を使用するようになってからは乾燥による喉の痛みとも無縁になりました。とても気に入っていて,一日中シュンシュンとお湯を沸かし続けております。色々と厳しい状況になりそうなこの冬,せめて空気くらいは潤して乗り切りましょう。
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第157回では,CD PROJEKT REDから12月10日に発売されたオープンワールドアクションRPG「サイバーパンク2077」(PC / PS4 / Xbox One)を特集。今回はゲストなし,いつメンでゆったりとゲームを楽しんできました。
マフィア梶田もPC版をガッツリ遊んでいる本作。番組ではPS4版をPS5でプレイしました。現状,バグやクラッシュによる返金騒ぎなどネガティブな部分ばかり目立ってしまっておりますが,今回のプレイ動画を観ても分かるように「ちゃんと遊べさえすれば」オープンワールドゲームとしては決して悪くない出来栄えかと思います。実際,自分はバグにもめげずにしっかりハマって60時間ほどプレイしていますからね……。
とはいえ,問題あることが確実な以上,本作(※とくにコンシューマ版)を気軽にオススメすることができません。アップデートで諸々の問題が一刻も早く改善されることを祈っております!
フリー“なんでも”ライター・マフィア梶田と,声優・中村悠一がお届けするYouTubeチャンネル「わしゃがなTV」。直近の更新では,中村さんの私物から「聖闘士星矢」のアクションフィギュアを紹介しました。
「聖闘士星矢」に限らず,好きな物に関しては積極的に収集し,プレミアが付いている商品でも躊躇なく開封してしまう中村さん。オタクとして大正義すぎるその姿勢には,ただただ尊敬の念しかありません。
それに比べてマフィア梶田。実はここ数年で急速に物欲が薄れてしまっており,アニメやゲーム関係のグッズはほとんど買わなくなっていました。
契機となったのはおそらく,以前の部屋から現在の部屋への引っ越しだったと思います。仕事の忙しさも相まって日々に余裕がなく,思い切って大半のフィギュアなどを処分してしまったあの経験。あの時はやむにやまれずのことでしたが,なにより大切にしてきた数々のコレクションを失っても普段どおりの生活を送れてしまっている自分に気付いた時……何もかも虚しくなってしまったのです。自分にとっては一大決心であり,もっとショックが大きいものだと思っていたんですよ。それなのに,無ければ無いでまったく平気だということを知ってしまった。
それ以降,興味をひくものがあっても即座にその時の虚しさが頭をよぎり,スッと冷めてしまうようになりました。ただ,これはフィギュアや雑貨に限った話であり,アニメの円盤やゲームソフトは相変わらず買いまくっているあたり,オタク趣味そのものが消えてしまったわけではないのです。どちらかと言えば,形ある物に対する「所有欲」と「いつか失う恐怖」を天秤にかけた際,後者が勝ってしまった……という感じでしょうか。
そこを割り切れてしまえれば楽なのですが,いざとなれば何より大切なオタク趣味さえ切り捨ててしまえる自分を認めてしまうのがたまらなく嫌で,目を逸らし続けてきた結果が「そもそも所有しない」という思考に繋がってしまったんだと思います。
言ってしまえば,昨今ではダウンロード販売やオンデマンド配信も当然になり,極論を言えば,ほとんどの物を目に見える形で所有していなくても,オタク趣味が楽しめる時代です。そんな環境もまた,自分が「所有すること」から目を逸らすのに都合が良かったんですよね。
不思議なもので,アニメやゲームに関わるグッズじゃなければ雑に買い集めるのも平気なんですよ。酷い言い方ですが,いざ手放すとなっても心が傷まないからなんだと思います。変な話,自らがオタクであるというアイデンティティを守りたいがために拗らせて,本末転倒なことになっている……。
そこで話は戻るのですが,実は昨今「わしゃがなTV」の私物紹介を通じてリハビリというか,オタクグッズに関する購買欲求が再燃しつつあるんです。ブレない中村さんの熱量に当てられたというのも大きいんでしょうけれども,番組を通して皆さんと楽しさを共有できるという理由が生まれたおかげで,「所有すること」への臆病さが薄れつつあるんですよね。小綺麗だけど伽藍堂な部屋で死ぬか,汚部屋でオタクグッズに埋もれて死ぬか。極端な考え方ですが,俺は絶対に後者の方が幸せだと思うのですよ。
最後に実体験から言いたいのですが,たとえ足の踏み場が無くなろうとも,オタクはグッズの処分を考えちゃダメです。一時的にはスッキリした気になっても,確実にそれを上回る虚しさが心を蝕みます。オタクとして生涯を瑞々しく過ごしたければ,所有することに執着し続けねばいかんのです。
というわけで皆さん,合言葉は「買ってから考える」です。今後とも我々と一緒に自らの所有欲を肯定し,保管スペースという現実から目を逸らしながらオタク道を邁進していきましょう!
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Cyberpunk 2077 is a trademark of CD Projekt RED S. A. Cyberpunk 2077 CD Projekt RED S. A. All rights reserved. Cyberpunk 2077 is based on a Pen & Paper Cyberpunk system created by Mike Pondsmith. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
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