連載
ドミノを並べて棒人間を走らせろ。スマートフォン向けリズムゲーム「ドミノランナー」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第144回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」は,倒れていくドミノの上を棒人間が走るという,ゆるいノリのアクションゲーム「ドミノランナー」(iOS / Android)を紹介しよう。年末で忙しい日々を過ごしている人の心境に何となく似ているような,そうでもないような……。
ゲームの主人公は黒い棒人間。画面は左から右へ自動的にスクロールしていき,棒人間は等間隔で並べられたドミノの上をひたすら飛び移りながら進んでいく。ただし,ところどころドミノがない場所があるので,プレイヤーはそこにドミノを置き,棒人間のドミノランをサポートしてあげる,というのがざっくりとした内容だ。
ドミノの設置は,画面下に表示される「DROP」というボタンで行う。ボタン上部には三角形の突起がついており,タップするとその部分にドミノが落ちてくる。ドミノが置かれていない場所の床には,薄く発光するマークがついているので,これを目安にしよう。
ドミノを置いた場所がマークから離れてしまうとミスになり,ゲームオーバー。それまで進んだドミノの数が自分のスコアとして表示される。
本作がユニークなのは,プレイがすべてマッチング機能を利用したネット対戦となっているところで,ゲーム初回起動時にアバターの名前と外見を設定する。
対戦は基本的に,後述する「レベル」が同じくらいの人たちと当たるので,大差で終わることはそれほど多くない。対戦中,相手のプレイは一切見えず,プレイ終了時に結果が表示されるのみなのだが,競う相手がいるだけで,ゲームの面白はグンと上がっている印象だ。
連勝数や過去の対戦成績なども見られるなど,勝負へのモチベーションを上げてくれる要素もしっかり入っている。
お見せするのも恥ずかしい戦歴だが,このように過去の対戦成績も見られる |
ゲーム中,正確なタイミングでドミノを置いたときに出る「COOL」判定で経験値のようなものが入手でき,それが一定値を超えると「レベル」が上昇する。レベルに応じて称号がもらえるほか,ゲームオーバーになっても1度だけ復活できる「MIRACLE」が起こりやすくなるので,がんがんレベルを上げていこう。
これ以外にも,特定の条件を満たすと獲得できる「トロフィー」などが存在し,やり込み要素もばっちり。
友人とIDを交換すれば,友人同士でのランキングを作れたり,対戦相手に友人が出やすくなったりと,なかなかの親切設計。ぜひともたくさんの人を誘って盛り上がろう。
ゲーム自体は極めて単純ながら,ソーシャル性を盛り込むことで良作ゲームになっている本作。次はもっといいスコアを,もっと連勝を,と目標を立てやすい作りも非常によくできている。タイミングよくタップするだけの内容なので,アクションゲームが苦手という方でもまったく問題ない。自信を持って幅広い人にオススメできるゲームといえる。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C)URARA-WORKS Co., Ltd.
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