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マーク・サーニー氏の新作,「Knack」の制作が「PlayStation Meeting 2013」で発表
日本時間の2013年2月21日にニューヨークで開催されたイベント「PlayStation Meeting 2013」において,新作タイトル「Knack」の制作が発表された。プレゼンテーションを行ったのは,「マーブルマッドネス」や「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」,そして「クラッシュ・バンディクー」シリーズなど,数々の傑作を作ってきた伝説的ゲーム開発者,マーク・サーニー(Mark Cerny)氏で,そんな彼がSCE Worldwide Studios JAPANスタジオで制作するPlayStation 4向けの最新作が,Knackというわけだ。
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突然現れたゴブリン軍に生存を脅かされる人類。それを救う主人公のKnackは,とある博士が,失われた古代文明の遺物を組み合わせて作り上げたというロボット(?)だ。一見するとあまり強そうではないが,彼は自分の見つけた多数の遺物を身につける力があり,それを使って巨大な戦闘マシンに変身できる。まあ,このへんは,文章で説明するより,掲載したムービーを見てもらうのが早そうだ。
サーニー氏によれば,本作はクラッシュ・バンディクーや「ジャック×ダクスター」「ラチェット&クランク」のようなキャラクターベースのアクションゲームだが,PlayStation 4の高度なグラフィックスや物理効果を使った,ユニークな作品になるという。確かに,Knackが遺物を集めて身にまとう様子は,物理効果が巧みに使われている印象だ。これについてサーニー氏は,ちょっと「塊魂」シリーズに似ているとも語っている。
また,水や金属などを集める能力も持っており,それによってさまざまな力を発揮できるとのこと。
ポップな色づかいやアメコミ調のキャラクターなど,ファミリー向けのタイトルであることは間違いないが,多数の名作タイトルの制作に携わってきたサーニー氏の新作と言うことで,コアなファンでも楽しめることに期待したい。なお,発売時期や価格などについては,現在のところ発表されていない。
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