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[TGS 2013]「戦国BASARA4」プレイレポート。新武将の「井伊直虎」「柴田勝家」「島 左近」の使い心地や,“バサラ感”満載の武田軍ステージを体験してきた
試遊台では「伊達政宗」「真田幸村」「石田三成」「柴田勝家」「島 左近」「井伊直虎」という6人の武将の体験が可能だった。本稿では,本作で初登場となる「井伊直虎」「柴田勝家」「島 左近」のプレイレポートをお伝えしよう。
本作の操作方法は,前作の「戦国BASARA3」(および「戦国BASARA3 宴」)を踏襲している。攻撃は通常技が□ボタンで,固有技が△ボタン,アナログスティック+△ボタン,□ボタン長押し,R1ボタンの4種類だ。ただし,R1ボタンの固有技は,合戦開始後にキャラクターのレベルが上がるまで使えないのでご注意を。
バサラ技はバサラゲージが溜まった状態で○ボタンを押し,ガードはL1ボタンで行う。過去作をプレイしたことがある人なら,すんなりと馴染めるはずだ。
なお,キャラクターの技自体は異なるものの,個別のコマンド入力はほとんどないので,基本操作さえ覚えれば,新キャラクターでもすぐに使いこなせるようになるはずだ。
本作の新要素で一番大事なのが,L2ボタンの「戦友指令」だ。これは,ともに戦う「戦友」の武将に,攻撃の指示を出すというもの。L2ボタンを押すと,白い円がプレイヤーキャラクターの前から前方へと進んでいくので,敵武将が円内に入った状態でL2ボタンを離すと,戦友はその敵を攻撃するのだ。
後述する「戯画バサラ技」は,プレイヤーキャラクターと戦友,両方のバサラゲージが溜まっていないと出せない。試遊バージョンでは,戦友指令を出さないと戦友のバサラゲージはぜんぜん溜まらなかったので,戯画バサラ技を出すには,戦友指令の活用は必須となるだろう。
また,体力ゲージの下にある,青い「粋ゲージ」が溜まった状態でL1ボタンとL2ボタンを同時押しすると,「粋の至り」が発動する。これは,周囲の時間の流れが遅くなって,一方的に攻撃できるというものだ。使用感は「戦国BASARA3」の戦刻ブーストに近い。
戯画バサラ技は,通常のバサラ技より範囲が広く,ヒット数もかなり大きい。また,発動すると世界が水墨画のような色調に変化し,武将それぞれの墨絵が演出として挿入される。試遊バージョンでの組み合わせは固定だったが,製品版では武将の組み合わせによってフィニッシュが異なるというわけだ。
熱血女大将で“巨剣”使いの井伊直虎
試遊バージョンでは敵武将としても登場するのだが,男性に好意を向けられる(と思い込む)と恥じらうなど,乙女チックな一面も持っている。
使用する武器は,身の丈ほどはあろうかという“巨剣”で,一撃一撃が重いので,雑兵なら通常技だけでなぎ倒していける。移動速度も鈍重というほどではないので,初心者でも使いやすいキャラクターといえる。
直虎を操作していて面白いのが,豊富な技派生だ。その剣さばきは,巨剣を力任せに振り回すのではなく,新体操の選手のような身のこなしで体の重心を移動させ,巨剣を流れるように操る。重心移動中にどのタイミングでどの固有技を出すかによって,20種類以上もの派生技につながるのだ。会場で試遊する計画の人は,ぜひいろいろな組み合わせを試してみてほしい。
「逆刃薙」の使い方がキモになる柴田勝家
勝家は,実力はあるものの,かつて起こした謀反が原因で低い地位に甘んじているという設定のためか,感情の起伏があまりない(ように見える),シリアスなキャラクターとなっている。
双刀と蹴りの使い分けが面白い島 左近
左近の使用する武器は双刀だが,蹴り技も多用する。4つの固有技のうち3つに,アクションの異なる,双刀と蹴りの2バージョンが用意されている。それらを使い分けて戦うので非常に独特だ。
R1ボタンの固有技は,双刀と蹴りのスタイルを切り替えるもので,基本的にはこの固有技を起点に使い分けることになる。また,通常技などでは双刀と蹴りの両方を使うので,いずれかを出したタイミングで出したい固有技につなげる,といったコンボも可能だ。
“バサラ感”満載の武田軍ステージはファン必見
井伊直虎のステージでは,男性兵士より強い女性兵士が出てくるというもので,途中には石田三成と伊達政宗も敵武将として出現する。三成と政宗の掛け合いが見たい人は,ぜひこちらのステージを選択してほしい。
もう一つの武田軍ステージに登場する敵武将は,武田信玄,真田幸村,猿飛佐助の3人。シリーズファンなら想像がつくと思うが,“バサラ感”が満載で安心(?)できるステージだ。佐助はいつものノリだし,信玄と幸村のかけ合いは暑苦しいしと,まったくブレていないのが確認できる。
また,ステージギミックには「お館様が転んだ」というものがある。これは,雑兵達が「お・や・か・た・さ・ま・が・こ・ろ・ん・だ!」と言うタイミングに合わせて,巨大な武田信玄の胸像が振り返って攻撃してくるというもの。信玄像が後ろを向いている間に攻撃し,振り返る瞬間にガードすればいいのだが,「お館様が転んだ」のテンポは不規則なので,ガードが意外と難しい。気になる人は,ぜひTGS会場で体験してみてほしい。
今回プレイしたのは,新武将3人だけだったのだが,会場でほかの来場者がプレイしているのを見ていると,石田三成,伊達政宗,真田幸村のアクションもけっこう変わっていそうな印象だった。人気シリーズの最新作のため,一般公開日はかなりの行列ができることが予想されるが,来場予定のバサラ者は,ぜひカプコンブースに足を運んでみてほしい。
「戦国BASARA4」公式サイト
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