連載
依頼者の記憶に潜入し,「鍵」を探せ。スタイリッシュなiOS向け脱出ゲーム「潜入ゲーム 1st」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第280回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「潜入ゲーム 1st」は,これまでにない新しい要素がいくつも取り入れられた脱出ゲーム。「アイテムを入手して謎を解く」という点は同じだが,タイトルにもある通り,本作には“潜入”という設定があるのだ。
「潜入ゲーム 1st」ダウンロードページ(App Store)
プレイヤーは「依頼者の夢に潜入し,記憶を見つける」という不思議な仕事を請け負う会社の一員として,さまざまな依頼をこなすことになる。本作は謎解きだけでなく,若干ではあるがストーリーも楽しめるのだ。パートナーとなる「サキチ」や「ピナ」といったキャラクターたちとのちょっとした会話イベントもあるため,物語の背景をアレコレ考えるのも楽しい。
まずは最初の依頼となる「MISSION 1」のクリアを目指そう。依頼に挑むときに,サキチとピナのどちらかをパートナーに選ぶことになる。彼らはゲーム中にヒントをくれる存在だが,どちらを選んでも大きな違いはないので,単純に気に入ったほうを選ぶといいだろう。
各ミッションは10個のステージ(部屋)からなっている。各ステージをクリアするには,それぞれの部屋に設置された「黒金庫」を開ければいい。10ステージすべての黒金庫を開けば,見事ミッションクリアとなる。
黒金庫を開くには基本的に鍵を使うことがほとんどだが,ときには暗号を入力したり,特定のボタンを決められた法則で押したりといったことが必要になるので,部屋を調査して黒金庫を開くためのアイテムやヒントを探していこう。
部屋の調査は,一般的な脱出ゲームと同様に,画面タップで行う。何かある場所では情報が表示されたり,アイテムが入手できたりするのだ。
画面下部には各種情報が表示される。「ITEM」は,所持アイテムをより詳しく確認でき,「COMBINE」は,アイテムとアイテムを組み合わせるときに利用する。「TALK」はパートナーと会話でき,ときにはヒントを聞くことができるので,詰まったときに使うといいだろう。
その下はアイテム欄となっており,現在の所持アイテムが確認できる。アイテムをタップすればそのアイテムが青く光り,この状態で画面をタップすればそのアイテムを「使う」ことになる。アイテムを使わないと反応しない仕掛けもあるので,怪しいと感じた場所は持っているアイテムを総動員して調べていこう。
仕掛けの難度はそれほど高くないため,脱出ゲームが初めて,という人でも十分楽しめるはず。中にはスマホらしい,端末を傾けたり振ったりすることで解ける仕掛けも存在する。
どうしても分からないときは,右上の「電球」ボタンをタップしよう。直接的な回答が書かれている「攻略ページ」を案内してくれる。
2013年6月現在で,無料でプレイできるMISSIONは3つ。それに加えて課金によって開放されるものが2つと,ステージ数はやや寂しいが,アップデートによってどんどん追加されるとのことなので,それを期待してのんびり待つのがいいだろう。
毎週更新される公式サイトの4コマ漫画や,実在商品とのタイアップ,ライトノベルコンテストなど,この手のジャンルとしてはかつてないメディアミックス展開を見せている本作。今後も多彩な展開が予想されるので,今のうちに一度プレイしておくといいかもしれない。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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