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新たな可能性を秘めたパズドラの新展開。ニンテンドー3DS「パズドラZ」体験版のプレイレポートをお届け
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印刷2013/07/27 00:00

プレイレポート

新たな可能性を秘めたパズドラの新展開。ニンテンドー3DS「パズドラZ」体験版のプレイレポートをお届け

画像集#002のサムネイル/新たな可能性を秘めたパズドラの新展開。ニンテンドー3DS「パズドラZ」体験版のプレイレポートをお届け
 スマートフォン向けパズルRPGとして今なおトップの人気を誇る,ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」iOS / Android 以下,パズドラ)。その初めての携帯ゲーム機向け移植タイトルとして注目されているのが,2013年冬に同社より発売予定のニンテンドー3DSタイトル「パズドラZ」だ。

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「パズドラZ」公式サイト


 本作はスマホ版のゲーム内容とルールをベースに,ストーリーを楽しめるモードなどを盛り込んだ新タイトルで,基本プレイ無料のオンラインゲームとして展開されてる本家とは違い,パッケージソフトとしてリリースされる。
 今年6月末に開催された,次世代ワールドホビーフェア2013夏では,本作の体験版ソフトが中学生以下の来場者を対象に配布されたため,早朝より多くのファンがガンホーブースに駆けつけた(関連記事)。
 今回ガンホーの厚意により,イベント当日に配布されたソフトを借りることができたので,本稿ではそのプレイレポートをお届けしよう。

画像集#006のサムネイル/新たな可能性を秘めたパズドラの新展開。ニンテンドー3DS「パズドラZ」体験版のプレイレポートをお届け
 今回の体験版は低年齢層向けに配布されたこともあって,物語や一部の設定にも,その層を対象とした味付けがなされていた。通信要素やモンスターの進化要素などは実装されていなかったが,セーブも可能な本格的な内容で,平均プレイ時間は1〜2時間程度と予想される。筆者は2時間程度で体験版をクリアできた。

 本作でのプレイヤーは,ドラゴンと人間が共存する世界「ドラクメシア大陸」で,「ドロップ」と呼ばれる精霊の力を操り,ドラゴン達と心を通わせる「ドラゴンテイマー」を目指す少年/少女だ。
 体験版では,「ドラゴン研究所」というエリアの2Dマップがプレイ可能だった。2DグラフィックスのRPGのように,ドット絵で構成されたマップを移動したり,キャラクターと会話したりしながらゲームを進めていく仕様となっている。

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 味方モンスターは,今回の体験版では5体×2チームに固定されていて,モンスターを入れ替えたり,進化させたりすることはできなかった。最初は炎属性モンスター「メラゴン」をリーダーとしたチームが使用でき,ゲームを進めていくと,メラゴンが進化したものと思われる「メラバーン」をリーダーとする,より強いチームも使えるようになっていた。
 味方モンスター5体のほかに,助っ人モンスター1体加えられる仕様はスマホ版と同様だ。スマホ版では,フレンド登録をしている人のリーダーモンスターから,助っ人を選べるようになっているが,本作の製品版ではどのような助っ人システムが採用されるのか,今から気になるところである。ちなみにこの体験版では,ダンジョンごとに固定のモンスターの中から選べるようになっていた。

 ドラゴン研究所では,チュートリアル用の「訓練用ダンジョン」のほか,「近所の森」「オドロケの墓地」「覇王の城」といったマップに挑戦でき,それぞれに複数のダンジョンが存在していている。ダンジョンの最奥部にいるボスを倒せば,次のダンジョンへと進めるようになる。ダンジョン内の移動はオートで,特定の場所まで進むと敵と遭遇し,戦闘開始だ。

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 ダンジョン内で敵モンスターと遭遇すると,3DSの下画面を使ったパズルバトルがスタートする。横6マス×縦5マスに並べられた7色のドロップを,3個以上縦/横に並べて消すと,ドロップの色に対応した属性の味方モンスターが攻撃してくれる。パズドラ独自の「制限時間内ならドロップを自由に好きな場所に動かせる」というルールももちろん継承されているが,本作の場合,タッチスクリーンを指ではなく,タッチペンで操作するのが基本となる。

 スマホ版と大きく異なるのはスキル周りの仕様だ。本作では,下画面右側にあるタブをタッチしたときに使用可能なスキルが表示され,使用時には上画面右下にある「スキルポイント」が消費される。スキルポイントは味方モンスターで共有されているため,必要なポイントさえあれば,同じスキルを連続使用することも可能である。スマホ版と比べ,スキル使用の自由度が大きく向上したため,戦略性もさらに高まったといえるだろう。

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 戦闘時の敵モンスターは,多関節表現によってヌルヌルと動き,攻撃時にはそれぞれ独自のアニメーションをする。スキル発動時はカットインが挿入されるなど,全体的に演出面が凝っており,見ているだけでも楽しくなる。
 ただし,こういった演出が盛り込まれていることで,サクサク進むスマホ版とは違う,3DS版独特の「間」のようなものが生まれており,スマホ版に慣れている人にとっては,若干テンポが悪いように感じられるかもしれない。このあたりは最初にどちらを触るかで,印象が変わってきそうだ(1600万ダウンロードを突破したスマホ版を未経験だという人は少ないかもしれないが……)。

 さらに本作の戦闘では,「Zドロップ」を使った特別な攻撃も用意されている。プレイ中ときおり現れる,光り輝くZドロップを同色のドロップと揃えて消すと,画面にエフェクトが走り,通常時の数倍のダメージを与えられるのだ。スキルとは違い,ある程度のプレイヤースキルが問われることになるが,これを上手く活用できれば,ボスの攻略などを有利に展開できるだろう。

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 なおパズドラZには,戦闘時以外にも,パズルをプレイするシーンがある。ダンジョンの移動時,下画面にマップが表示されるのだが,ときおりルートの分岐点や宝箱などが現れる。ルート分岐では,進みたい方向に表示されたアイコンと同じ色のドロップを揃えて消すとその方向へと進め,もしその先が障害物で塞がれていた場合は,ドロップを揃えて障害物を攻撃/破壊することになるのだ。
 また宝箱は,「コンボ(連鎖)3を決めろ」「●(特定の色のドロップ)を5個消せ」など一定の条件を満たすことで開けられる。これらのギミックには,それぞれ制限ターン数が設けられているため,ゲームの攻略には,ある程度のパズル力が求められる。筆者はあまりパズドラ慣れしていなかったため,これらのギミックを上手く攻略できず,一部のダンジョンでかなりもどかしい思いをしてしまった。
 なお各ダンジョンは,クリア後に何度でも再挑戦が可能なので,初回プレイでは通らなかったルートを選んだり,取り逃した宝箱を回収したりすることもできる。

 ストーリー展開や2Dマップ上の冒険,戦闘時の派手な演出など,パッケージタイトルらしい新要素がふんだんに盛り込まれる本作。戦闘システムこそパズルだが,実際に遊んでみた印象はまさにRPGといった感じで,思いのほか腰を据えて楽しめた。何より“スタミナ”を気にせず,いつでも好きなだけゲームを楽しめるというのが,パズドラZ最大の魅力と言えるだろう。
 2Dマップでの移動や会話シーンなど,ちょっと淡白で荒削りな部分も見られたものの,今回プレイしたのはあくまで体験版。発売予定時期はしばらく先なので,今後どんどんブラッシュアップされていくのだろう。また体験版の配信が行われることに期待したいところだ。

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