このゲームの読者の評価
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シナリオ良し、システムは・・・ 55 - 投稿者:panda(男性/30代)
- 投稿日:2014/09/23
- 良い点
- ・3D化によりキャラの表情やしぐさの幅が広がった
・ストーリーが過去作から変わらず緊張感と絶望感をしっかり保っている
・ヘッドホンでプレイすることを想定した臨場感のある音響
・声優のメッセージなどファンに向けたおまけ要素 - 悪い点
- ・ロードが随所にありひとつひとつが積み重なってイライラしがちに
・亡霊の動きに問題がありそのせいで多くのシステムが死に要素になっている
・自動送りや既読スキップなど便利なシステムが実装されていない
・vitaとの相性にもよりけりなのかもしれないがフリーズが割りと頻発 - 総評
- CPはPSP版スピンオフ含め3作とPC版の2をプレイしています。
天神小編完結ということで一連の物語にひとまず区切りを付ける形となった本作ですが、プレイしてみた感想としては「良いけど惜しい」といったところでした。
前作で「幸せのサチコさん」というおまじないを行ったせいで、時間軸が曖昧になっている天神小に迷い込んだ主人公たちのひとり「篠崎あゆみ」を中心として物語は始まります。新キャラも交えた新たなストーリーは天神小のさらなる闇の部分を描きつつ進行してゆく…といった内容です。
シナリオライターである祁答院氏独特の狂気、悲壮、絶望感の表現はやはりこの作品だからこそといえる、前作から変わらない安心のクオリティ。しっかり過去の話やキャラを補完しつつ新キャラも含めたさらなる混沌を描いています。ストーリーは間違いなく既存のプレイヤーを満足されられるであろう出来だと思います。ボリュームに関しても問題ありません。
良い所は本当に他のゲームには真似できない良さであるがゆえに、悪い所も多かったのが非常に残念。ロードはアクションパートに移ってから特に気になりました。画面が暗転(メニューを開く、エリア切り替え)するたびに5〜10秒ほどのロードがこまめに挟まれるのが苦痛。マップを頭で覚える以外確認する方法が無いのでこのロードのせいで集中力が途切れがちです。また、随所に現れる亡霊は動きが早く基本的に棚に隠れても、視界から逃げてもとんでもない感知スキルで追い詰められます。退けられるアイテムもあるのですが、それを使わないとほぼ延々と鬼ごっこというのはさすがに辟易します。システム周りも自動送りなし、スキップ機能もボタン長押ししている間だけと、半分ADVのようなゲームのわりには少ないな、といった印象。
全体的にシステム周りの仕事が疎かになっていることで折角のストーリーの魅力が損なわれている印象。良ゲーといいたいところですが、個人的にはストーリーが気になるファン以外でも率先して薦められるかといわれるとNOな感じです。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 1 5 4
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