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アメリカン・マギー氏の最新作「Alice: Otherlands」の制作がいよいよ始動。7月頃にKickstarterで開発資金募集を開始
Facebook「Alice: Otherlands」公式ページ
2013年3月15日に掲載した記事でお伝えしたように,マギー氏はAliceシリーズの最新作開発に意欲を燃やしており,IP使用についてのElectronic Artsとの交渉は,現在も継続中だ。Facebook内の公式ページによると,交渉がうまくまとまれば,7月頃にKickstarterで開発資金の募集を開始するという。ゲームの概要についてもある程度記載されており,それによると,DRMフリーのシングルプレイキャンペーンが15ドルで販売される予定とのこと。また,マルチプレイモードはオプションで用意され,基本料金無料のアイテム課金制が採用されるようだ。
マルチプレイ画面らしきイメージも公開されているが,チャットウインドウなど,MMORPGを思わせるユーザーインタフェースが興味深い。ゲームの背景となるのはビクトリア朝時代のロンドンで,切り裂きジャックなど,マギー氏が取り上げたくなりそうな題材も多い。ただ,公式ページのコメントでは「何も決まっていない」と繰り返されており,開発が始まれば,ファンの要望を聞きつつ,具体的な内容を煮詰めていくことになるのだろう。パブリッシャの意向にとらわれることなくゲーム開発を行うことになれば,マギー氏らしい個性的な作品になりそうだ。
また,北米ゲーム情報サイトJoystiqの記事によると,「オズの魔法使い」を題材にした新作に着手していることも明らかにされている。Spicy Horseのコミュニティマネージャー,ケリー・ヘックマン(Kelly Heckman)氏のコメントによると,ライマン・フランク・ボーム氏の小説シリーズ14冊をフルに使った作品になるとのことで,1939年の映画「オズの魔法使い」以上の内容が描かれることになりそうだ。こちらの続報も入り次第,お伝えしたい。
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Alice: Otherlands
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