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[E3 2019]魔法もドラゴンも存在しないRPG「キングダムカム・デリバランス」。最終DLCをリリースしたばかりの開発スタッフに話を聞いた
日本語版は7月18日に発売予定の「キングダムカム・デリバランス」だが,海外においては5月23日に第4のDLCにして最終章となる「A Woman's Lot」がリリースされたばかり。
このDLCでは,スカリッツの殺戮を生き延びたヘンリーの幼な友達ジョハンカが,逃れた先のササウ修道院で奇妙な夢ばかりを見ていることから,彼女が夢で見た場所を訪問して真相を突き止めていくことになる。スカリッツの襲撃事件の際,気絶したヘンリーが見つかる前に何が起こっていたのかなど,物語の全てがつながっていく内容で,10〜15時間プレイできるという過去最大級のキャンペーンDLCとのことだ。
そのストーリーをしっかりと見届けたいのはもちろんだが,気になるのがコンパニオンとなる忠犬「ティンカー」の存在だ。匂いを辿ることで名探偵の役目を担ってくるだけでなく,襲われた際には敵の脚に噛みついて援護してくれる。
どれだけ言うことを聞くかが変化する要素も用意されているとのことで,プレイヤーを飽きさせない旅のお供になるだろう。
4Gamerの記事をチェックしていた人ならご存じのように,「キングダムカム・デリバランス」は魔法もドラゴンも登場しない,リアルな中世を表現するRPGとして2014年にクラウドファンディングのキャンペーンに成功して,本格的な開発がスタート。壮大な物語やこだわりのゲームシステムゆえに何度も開発が頓挫しそうになるなど,Warhorse Studiosは苦労を重ねながら,2018年3月にリリースに漕ぎ付けた。その後も1年にわたってDLCや無料アップデートを提供し,足掛け5年でようやく一息つくことになった。
「もちろん,不具合の報告などもあるでしょうから,今後もしっかりとサポートは続けていきます」と語るスタルツ=ツヴィリング氏。特にこれから立ち上がる日本版については,しっかりと状況を確認していくという。また,クラウドファンディング時に約束されていたことではないが,MODツールの公式リリースを熱望するファンが多く,どのような対応をすべきか,チーム内で議論している状況であるという。
とは言え,「Kingdom Come」の知的財産権は保持しており,チームの主要メンバーも引き続き在籍しているとのことで,その毎日に大きな変化はないようだ。次回作の企画をじっくり練る余裕も生まれそうで,THQ Nordicの傘下入りはポジティブに捉えるべきだろう。
まずは,日本語版「キングダムカム・デリバランス」の発売を楽しみにしつつ,彼らの今後に期待したい。
「キングダムカム・デリバランス」公式サイト
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Published by EXNOA LLC,(C)2019 and developed by Warhorse Studios s.r.o., Kingdom Come: Deliverance(R)is a trademark of Warhorse Studios s.r.o. Co-published by Koch Media GmbH, Austria. Deep Silver is a division of Koch Media GmbH, Austria. Deep Silver and its respective logos are trademarks of Koch Media GmbH. Co-published in Japan by ZOO Corporation. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners. All rights reserved.
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