連載
斬って跳ねて漢字を書け。スマートフォン向けアクションゲーム「漢字侍」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第389回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,横スクロール型のアクションゲーム「漢字侍」(iPhone / Android)を紹介しよう。その名の通り,ゲーム内の至る所で「漢字」がフィーチャーされているのが特徴となっている作品だ。暖かみのあるグラフィックスと,和テイストのクールなBGMも魅力となっている。
iOS版「漢字侍」ダウンロードページ
Android版「漢字侍」ダウンロードページ
本作でプレイヤーが操作するのは,刀を持って走るサムライ。サムライは画面の右方向へと自動で進んでいくので,画面右側のタップによる「切り払い」と,左側タップによる「ジャンプ」を駆使して,忍者や鳥,動物といったお邪魔キャラを倒したり,避けたりしていこう。彼らに接触したり,攻撃を受けたりすると画面左上のハートマークが減少し,ゼロになるとゲームオーバーだ。
また,ステージにはいくつもの小判が点在しているので,これらを集めるのもお忘れなく。
ジャンプ中にも切り払いは繰り出せる。空中の敵を倒すときに活用しよう |
小判を集めると,GameCenterの実績やステージクリア時のスコアにつながる |
本作には4つのレベルがあり,各レベルに5つのステージが用意されている。各レベルの最終ステージではボスが登場するのだが,ここでは操作方法が一変。指示された方向にスワイプして攻撃を避け,ボスをこすって反撃,そして必殺技でフィニッシュ……となる。そして,この必殺技を繰り出すには,「画面上に表示された漢字(「封印漢字」と呼ぶ)を指示されたとおりの書き順で制限時間以内になぞる」という操作が必要になるのだ。
ボス戦は反射神経が重要。素早くスワイプして攻撃を避けよう。攻撃をくらうとハートが1個減少する |
反撃パートでは,ボスをこすると漢字侍が凄まじい勢いで斬撃を繰り出す。コンボ数が高いほど,必殺技を出すために漢字を書くときの制限時間が延びる |
トドメは必殺技で華麗に決めるべし。画面上の漢字をなぞり,ボスを一閃! |
なお,各ステージで入手できる重箱から「漢字」を集めていくと,新たな種類の封印漢字が使えるようになる。ただし,入手すれば即使えるようになるわけではなく,一定数の漢字を集めることで封印が解ける…という仕組みだ。
封印漢字はレベルによってさまざまな種類があるので,コンプリートを目指すのもいいだろう。一度に2体の敵を倒したり,良い成績でステージをクリアしたりすると,持っていない漢字が出やすいようだ。
ボスが登場するステージでは,事前にどの封印漢字を使うかを選択可能。まだ使っていない封印漢字でフィニッシュすると,新たな漢字が出るようだ |
本作には,エンドレスでスコアを稼ぎ続ける「EXTRA MODE」もある。こちらのスコアをGameCenterで全国の漢字侍たちと競うことができるので,通常ステージの息抜きに楽しむのもいいだろう。
カジュアルアクションゲームとしてはなかなかの完成度となっているうえ,漢字集めやボスとのバトルなど,一風変わった要素を盛り込んだアイデアが光る作品。若干操作を受け付けないときがあったのは不満点だが,ついついプレイしてしまう面白さだ。気になった人はぜひ一度プレイしてもらいたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C) Denyusha Co., Ltd.
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