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「City of Heroes」の精神的後継作,「City of Titans」の開発資金募集がKickstarterでスタート。開発を行うのは,すべてボランティアのファン
Kickstarter:The Phoenix Project「City of Titans」
City of Titansは,さまざまなヒーロー達が,闇の勢力を操るヴィランの野望を食い止めるために共闘していくというもの。ゲームの舞台となるのはTitan Cityで,プレイヤーはそこでミッションを選び,仲間と一緒に挑んでいくというスタイルになるという。
興味深いのは,Missing Worlds Mediaの100人ほどのスタッフがすべて,ゲーマーコミュニティのメンバーによるボランティアであることだ。同社の社長であるサラ・クイン(Sara Quinn)氏もスタッフの選挙によって選ばれたとのことで,インターネットを介した共同作業によって開発が進められることになっている。
もちろん,厚いゲーマー層を持つアメリカだけに,アマチュアとはいえ高度な知識や実力を持った人も多いはずだ。City of Titansの開発には「Unreal Development Kit」が使われる予定で,Kickstarterで集めた資金は,主にツールの使用料にあてられるという。
MMORPGという規模の大きなタイトルが,ほかに仕事を持っているはずのファン達の共同制作によって完成するのかという疑問もあり,まして成功するためには,相当な努力が必要になるはずだ。とはいえ,もともと“濃い”ファンの多かったCity of Heroesコミュニティだけに,企画掲載初日で目標額の3分の1ほどを集めるという好調な滑り出しを見せている。「失われた世界をファンの力で再生させる」を合言葉にしたCity of Titansは,今後どのような展開を見せるのだろうか。
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City of Titans
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